摘要 近年、気象変動に伴うモモの果実成熟異常が生じ、果実品質の低下など影響を受けている。モモ産地では果肉障害が発生し、生産の不安定などで農家の収益低下が問題となっているため、障害の発生要因や機構を明...
摘要 1.成熟異常の原因究明 、「清水白桃」の成熟10日~20日前の最高気温が35℃以上になると果実のエチレン生成が著しく低下し、成熟が遅延した。また、35℃以上の積算時間の割合が高くても、25℃未満の積算時間が...
ポータブル型近赤外分光分析機によるかんきつの果実品質及び樹体生理の現地診断法の開発(165)
摘要 近赤外吸収の手法は果実の糖酸含量の非破壊測定・品質選果などに実用化されている。この手法が園地における果実成分の非破壊的なモニタリングに利用できれば、果樹栽培技術の改善に役立つと思われる。そこで...
ポータブル型近赤外分光分析機によるかんきつの果実品質及び樹体生理の現地診断法の開発(178)
摘要 6年は5年度に引き続き、ポータブル型近赤外分光分析機の性能の調査を行った。その結果、非ポータブル型(従来から販売されている実験室内に設置して使用するタイプ)に比較し、精度がかなり劣ることが明ら...
摘要 モモ‘あかつき’にカルシウム(8%濃度)と亜鉛(0.1%濃度)の混液(400倍希釈液)を4月下旬から5回散布したところ、熟期が促進され着色の向上が認められた。また、土壌被覆シートの使用により、葉...
摘要 モモ‘あかつき’の軟化に伴う細胞壁を構成するペクチンの変化について検討を行った。果肉の硬度は収穫後の貯蔵温度によって著しく影響され、25℃貯蔵では急激な硬度の低下がみられたが、0℃貯蔵では実験期間...
摘要 鉢植えの‘ロー19’を用い、7、8、9月の各中旬に行った袋掛け処理が果実品質及び果頂軟化に及ぼす影響について調査した。果実品質に及ぼす一定の影響は認められなかったが、果頂部の輪もんに対する影響は...
摘要 カルシウムは果実の成熟に関与すると考えられている。そこで、カルシウムの散布によってモモ‘あかつき’の日持ち等の熟期を調節できるかどうかの予備試験を実施した。0.4%ギ酸カルシウムを5月下旬から6...
摘要 カキの果頂軟化を抑制するため、果頂軟化が発生しやすい鉢植えの‘ロ-19’を用い、袋掛けによる効果を検討した。モモ用の袋を7~9月に被袋した結果、「りんもん」の発生程度が減少し、発生した「りんもん...