摘要 我国水田面積の3割を占めるグライ土湿田では、地耐力をつけるための中干し・溝切り作業や登熟期の早期落水が必要であり、また土壌の還元化による根腐れの懸念も大きい。そこで地耐力の低下が少なく、土壌が...
摘要 利根下流地域における水稲直播技術の導入を中心とした大規模低コスト水田農業技術体系と営農システムの確立を図るために、新利根村太田新田営農組合(規模38ha)を対象にして、現地の実態に即した技術体...
深耕後の土壌管理が土壌の物理性と作物生育に及ぼす影響(94)
摘要 細粒灰色低地土において、深耕後にpF2付近の土壌水分条件で車輪踏圧をかけると、全層にわたり粗孔隙量が減少して飽和透水係数が大きく低下し、排水性からみた深耕の効果は消滅した。また、深耕後の不耕起...
摘要 10年間にわたる省耕起栽培に関する試験から、だいず、とうもろこし、陸稲、らっかせい等の夏作物は、省耕起で初期生育が促進されることが明らかになった。この要因として、省耕起に伴う水分・地温・土壌硬...
深耕後の土壌管理が土壌の物理性と作物生育に及ぼす影響(109)
摘要 深耕(20cm)を行った跡の圃場で、機械走行を伴わない人力作業による不耕起播種で麦ー大豆を計4作を行った区では、粗孔隙の減少が少なく、畑作物の生育に必要な下限とされる10%程度を深さ15cmま...
摘要 環境保全・持続型稲作技術の開発を目指して、冬作緑肥と不耕起移植を組み合わせた条件下で水稲栽培を行った。冬期間の排水不良のため4種の緑肥とも生育が悪く、最多収のレンゲでも生草収量が615kg/1...
摘要 省力水稲不耕起栽培技術として、レンゲの空中窒素固定効果に加えて、レンゲ被覆による雑草抑制効果を利用し、除草剤と施肥の省略と作業の省力を図り、また、水稲の不耕起直播栽培における出芽・苗立の安定化...
摘要 不耕起栽培の水稲は慣行栽培に比べて茎数は少なく、葉色は淡く推移した。最も多収になった窒素成分8kg施肥区の収量は490kg/10aで、慣行栽培区の93%であった。これは、収量構成要素からみると...
摘要 本課題では、良食味米生産のための施肥・栽培管理技術の確立、良食味米の簡易検定法の開発、及び良食味米簡易検定法の品種選抜への応用の可能性について検討した。■コシヒカリ・キヌヒカリ等の中生品種は窒...
摘要 ブラジルの熱帯乾・雨期地帯の土壌型を異にする2圃場で大豆-小麦を不耕起栽培し、作物の生育・収量及び土壌理化学性の変化を調べ、同地帯における不耕起栽培の適応性、導入上の諸問題を検討した。不耕起栽...
摘要 輪換田3年、輪換畑3年の6年輪作体系を確立するため、後期3年の初年目の麦、水稲、大豆作の多収穫・省力技術体系を検討した。小麦作では、新品種バンドウワセを用いて土壌診断・栄養診断による良質多収化...
摘要 水田は湛水・落水の繰り返しが周年的に行われ、養分のフローとストックは畑に比較して著しく複雑である。この動態を明らかにするためには、養分の土壌中での可溶化、移動過程、および作物による吸収を定量的...