熱帯乾・雨期地帯における雑草の生態の解明と管理技術の開発(40)
摘要 ブラジル・サンパウロ州ボツカツ市周辺に分布する耕地雑草のさく葉標本の作成、種子の採集と発芽特性の調査を行った。現在までに畑雑草11種、水田産の野生ヒエ9系統について採種直後の発芽性を30℃・明...
ムダ潅漑地区における初期潅水期の水管理に関する研究-直播栽培における水管理実態-(109)
摘要 ムダ潅漑地区の末端水管理の実態について農家からの聞き取り調査(代表4地区100農家)を実施し直播普及後の水管理の変化について分析した。その結果、(1)栽培方法を移植から直播に変えた理由は『移植...
摘要 かん水土壌中直播栽培適応品種のスクリーニングを行い,適応品種の多くは東インドおよびバングラディシュに起源をもつアウス栽培稲および深水稲であることが判明した。発芽種子の鞘葉の伸長は内性エチレンに...
熱帯地域における水稲直播栽培技術の確立―潤田直播栽培の苗立における湛水深と水温の影響―(114)
摘要 潤田直播栽培では代かき後排水し、潤田状態で播種を行う。圃場内に湛水が残存するとそこでの苗立は酸素不足と高水温のため苗立が悪くなる。本研究では水深と水温が苗立に与える影響を明らかにするため熱帯稲...
摘要 ムダ地域における普及品種MR84を用いて施肥,および播種方法(散播,条播,移植)の生育,収量に及ぼす影響についての検討を行った(1991年第2作)。その結果,最高精籾収量7.5t/haが得られ...
摘要 マレイシアムダ地域は水稲二期作栽培が全域に普及した1975年以降,用水不足が深刻であり,1978,87,91年第一期作の潅漑は中止された。1987年に引続き1991年に乾田直播栽培がムダ全域で...
マレイシアにおける熱帯農業研究の調整及び指導並びに水稲直播栽培の定着条件に関する研究(117)
摘要 前年度に続き、1)ムダ潅漑地域で水稲二期作が始まる1970年代以降、主としてケダ州政府及びMADAで公表された文献と統計を収集し、過去20年にわたる稲作農業の動態過程を整理した。次に、2)移植...
摘要 マレイシアにおける米需給動向を検討するため,水稲の作付面積・単収の変動,直播技術の普及度,米消費と米価,肥料価格,賃金率等の変化との関連性を分析した。その結果,直播技術の普及と肥料価格補助政策...
摘要 インドネシアでは、農村は相対的過剰人口の受け皿となっており、農業はそれを受容するセクターとして重要な機能を果たしている。現在、同国では、農村部での生活難から都市部へ人口が流出し、経済成長の足か...
摘要 熱帯の水稲二期作生産において、直播栽培に適用できる生態的・耕種的雑草防除法の開発を目的として、マレイシア・ムダ潅慨地区とインドネシアにおける水田雑草の発生状況と残存程度を調査した。マレイシア直...
東南アジアの二期作田の水稲直播栽培における雑草発生相の解明(120)
摘要 東南アジアのかんがい水田では二期作が多く行われているが,近年急速に直播栽培技術の導入が図られている。各国とも直播栽培では雑草害の発生が大きな障害となっている。有効な防除対策を確立するためには,...
摘要 インドネシアの水田において田畑輪換が伝統的に行われており畑作が果たす農業生態系調和機能の解明を図るため,東ジャワ,西ジャワ及びランポン州の田畑輪換地及び畑地に作付された大豆について,連作障害,...
熱帯におけるイネ白葉枯病菌の病原性分化に関する研究(127)
摘要 イネ白葉枯病に関する国際稲研究所との共同研究によって,既知の抵抗性遺伝子を一つずつ持った準同質遺伝子系統が育成され,国際的に統一したレース検定を実施することが可能となった。そこで,その有効性を...
湿潤熱帯農地におけるメタンの生成及び泥炭の分解に伴う地盤沈下の解明
摘要 メタンの発生量に係わりの深い稲ワラ処理の現況をタイの中央平原水田で調査した。中央平原では稲ワラは約7~8割は焼かれている。原因の一つは水牛で耕す場合は焼くことにより農作業がしやすくなる。しかし...
湿潤熱帯農地におけるメタンの生成メカニズムと生成抑制技術の開発(175)
摘要 湿潤熱帯農地におけるメタンの発生実態を明らかにするために、今年度はマレイシアにおいて、水田面積、稲ワラの処理法、水田土壌の酸化還元電位等を調査した。稲ワラは比較的高刈し、圃場で燃やして灰を土壌...
熱帯・亜熱帯性強害雑草の水田への侵入・定着条件の解明(135)
摘要 熱帯性の強害雑草コヒメビエが熊本県玉名市の休耕田に侵入していることを確認した。タイ国産のコヒメビエと筑後市産タイヌビエについて葉齢進展の積算有効気温を定め,1991年の筑後市の気温条件下で4~...