摘要 気候変動に対処し、持続的な農林水産業と適切な資源管理を両立するため、以下の取組を行った。 カンボジアにおいて広域水管理調査地を決定し、温室効果ガス排出等の観測準備を進めた。また、ベトナム国...
環境負荷の低減及び農業生産資材の効率的利用に資する農業機械の開発及び試験評価の高度化
摘要 農業機械・装置の省エネルギー化や化石燃料に代わる新たなエネルギー源の利用に資する農業機械・装置の開発に関して、簡素化・省エネルギー型コンバインでは、脱穀選別部等を新たに構成し、最大ワラ流量を簡...
摘要 圃場での作物群落の生育状態のセンシングにおいては、屋外光の強さや角度の変化による測定精度の低下が問題となっており、光の条件によらないセンシング手法の開発が求められている。そこで、光の方向や撮影...
摘要 水稲の、茎葉の遮光などの機能により水田一年生雑草コナギを抑制する機構を解明する目的で実施した。日印品種を含む、草型を異にする水稲を移植して多様な群落内光条件を設定した結果、地上20cm以下での光量...
摘要 林内伐採跡地の裸地上ではペレニアルライグラス、リター上ではオーチャードグラスが最も良い定着を示した。シロクローバはリター上での定着が不良であった。伐採時の撹乱後年数を経た林床のササも、刈払い後...
小胞子の分化発育過程における多窒素条件下の冷温障害発生機構の解明(52)
摘要 多窒素による冷害助長の傾向は遮光 条件下で大きく、稔実歩合の低下と充実花粉数の減少に対応した。リン酸を多窒素と同時に供給すると冷温処理による稔実歩合の減少を軽減する場合としない場合があり、リン...
内分泌かく乱作用を持つ農薬の大気を経由した周辺環境への移行・拡散評価手法の開発(125)
摘要 農耕地で散布された農薬の大気への拡散・移行量を測定するために、流通式チャンバーを試作した。送風する空気は活性炭素フェルトフィルターを通し農薬を除去、チャンバー内温度の上昇と農薬の壁面吸着の抑制...
摘要 林内環境下での有望草種の選定、及び放牧牛によるササ採食が有用稚樹の更新に果たす役割を明らかにすることを目的とする。裸地上ではペレニアルライグラス、リター上ではオーチャードグラスが最もよく定着し...
摘要 スルホニルウレア系除草剤抵抗性の迅速検定法を現地技術者に指導し、マレイシアで抵抗性が疑われる5種類の雑草について検定法を適用することを試みた。本検定法ではアセト乳酸合成酵素(ALS)活性を安定...
摘要 水田畦畔植生における群落構成草種の生態的特性を明らかにし、各植物間の相互作用機構を解明する。10年度は、ヨモギ、ミヤコグサ、チガヤ、スギナの4草種の多年生草本を植栽した2年目の試験用畦畔の群落...
摘要 有用樹種の稚樹の生育阻害要因であるササ類に対する放牧牛の影響を検討し、牛の林内への放牧が有用樹種の更新に及ぼす影響を解明すること、及び有用飼料草の林床への導入法を検討することを目的とする。伐採...
小胞子の分化発育過程における多窒素条件下の冷温障害発生機構の解明(56)
摘要 イネの穂孕期前の多窒素条件が不稔発生を助長するメカニズムについて、小胞子の分化発育過程および花粉の発育過程から解析している。光条件および多窒素による冷害発生を軽減するといわれているリン酸の効果...