4 やませ気象下の水稲生育・被害予測モデルと冷害回避技術の開発 (1) 冷害監視モデルの高度化と深水管理 (i) 低温少照化における効率的な深水管理法
摘要 目的:気象予測の高度化により、やがて来る低温が事前に予測できるという前提に立ち、事前に深水管理を行うことが危険期の水田水温上昇効果に果たす効果を検証する。 成果:低温・寡照条件となってから深水...
タイ、インドネシア等における時系列・空間解析技術を用いた環境資源及び社会経済要因の特性評価
摘要 タイ東北部の天水田における水移動や貯留動態を扱う水文モデルを構築し、流域内の稲作収量を面的に推定することを可能とした。また、ラオス山岳地帯の焼き畑地帯の休閑期間を、衛星データを用いて広域に推定...
4 やませ気象下の水稲生育・被害予測モデルと冷害回避技術の開発 (1) 冷害監視モデルの高度化と深水管理 (iii) 低温少照下における効率的な深水管理法
摘要 日減水深の異なるほ場(日減水深1~2cm及び3~4cm)を設け、灌漑方法を変えながら、15cmの水深の深水管理を行った場合の水田水温を計測し、日減水深や灌漑方法の違いと深水管理時の水田水温との関係を調査...
摘要 i)米価低落下、大規模水田作経営では収益性が改善されていること、他の担い手との積極的連携により、農地貸手等への交渉力強化と担い手間の敵対的競争関係の緩和、地域の農地維持と自経営の合理化の両立が図...
摘要 i)晩植栽培適性系統の育成では、縞葉枯病抵抗性系統「関東209号」が晩植での収量が高く食味が良好であり、有望であった。縞葉枯病抵抗性の低アミロース品種「ミルキープリンセス」は約100haまで普及した。ま...
12 やませ気象下の水稲生育・被害予測モデルと冷害回避技術の開発 (1) 冷害監視モデルの高度化と深水管理(i)低温少照下における効率的な深水管理法
摘要 低温時の気象予測の高度化により、やがて来る低温が事前に予測できるとの前提に立ち、事前に深水管理を行うことが危険期の水田水温上昇に果たす効果を検証する。減水深の異なる圃場での深水開始時期、深水...
摘要 水稲の冷害危険期の深水管理と収量の関係を把握する。本年は冷害危険期における幼穂の位置を把握し、適切な深水水深の妥当性と幼穂保護による葯長、不稔歩合に及ぼす影響を検討する。 研究対象 水稲 専門 土...
冷害に伴ういもち病発生予測技術の高度化と水稲冷害早期警戒システムの高度化
摘要 i)イネ葉いもちの発生状況を把握するため、地上分解能1mの航空機多波長域走査センサにより葉いもちの発生した圃場を計測したところ、バンド6(赤)とバンド3(緑)の画像解析比演算値から葉いもちの発生...
摘要 冷害軽減効果のある土壌管理技術を開発するため、これまでに冷害軽減効果が認められた多数回分施法の再現を試みた。また、冷害軽減のための省力的な施肥法を検討した。低温処理した場合、ササニシキでは、多...
小胞子の分化発育過程における多窒素条件下の冷温障害発生機構の解明(52)
摘要 多窒素による冷害助長の傾向は遮光 条件下で大きく、稔実歩合の低下と充実花粉数の減少に対応した。リン酸を多窒素と同時に供給すると冷温処理による稔実歩合の減少を軽減する場合としない場合があり、リン...
冷害対策技術選択のための経営的意思決定基準と経営計画モデルの策定(51)
摘要 冷害対策技術の特徴を3項目にまとめるとともに、これらを考慮した農業技術選択を行うための意思決定モデルを作成し、水管理方式の選択問題を例として検討した。警戒システムからの予報を利用する農家を意思...
摘要 アメダス地域気象情報(気温、降水量、日照時間)の準平年値を用いて、安全作期、登熟条件ならびに葉いもち防除などに関する指標を総合的に検討して、それらに関する基本技術と応急技術をホームページに整備...
摘要 登熟各時期の低温と遮光が玄米の成熟と品質に及ぼす影響を調査した.出穂後7-13日の低温(昼18℃/夜13℃)は乳白,心白の発生を増加させた.また,登熟前半の遮光処理(遮光率40%)によっても乳白,心白粒が...
早期警戒システムを基幹とする冷害克服型営農技術の実証と経営的評価(62)
摘要 仙台管区気象台が発表する季節予報の確率予報を営農段階で利用する手法を深水管理を例に開発した。これはコスト・ロスモデルを用いて対策をとるのが適切か、とると損をするのかについての確率予報の閾値を推...
摘要 本研究の目的は、(1)既存の生育モデルの誤差要因を解明し、それを克服するための手法を開発すること、(2)モデルによる予測値を、一般の生育調査データを使用して修正する手法を開発することである。(1)につ...
摘要 はじめに、水田水温の鉛直分布の特徴を実験的に明らかにした。通常の状態では水田水温は鉛直方向にほぼ等温であるが、湛水深が10cm以上の水田では、葉面積指数が2以上になると、快晴日の日中に水面温度が水...
摘要 深水管理は冷害回避技術として有効なものと広く知られている。そこで、前歴と危険期の深水管理による水温上昇効果とそれが穂の発育、収量とその構成要素に及ぼす効果をポット試験で数量的な評価を試みた。今...
摘要 平成5年大冷害時に被害を最小限に止めた篤農家の稲作技術を総合的に解析して、個別技術の科学的根拠と技術相互の関係の有効性を検討した。適用されている個々の技術は一般の基本技術であるが、技術相互の組...
摘要 冷害時におけるいもち病発生の予測精度を高めるために、2つの基幹技術を開発する。■いもち病の総合防除意思決定支援システムの開発:12年度には低温状態における水稲のいもち病菌に対する感受性の変動を...
いもち病抵抗性品種の普及によるレース変動と被害軽減効果の数量的評価(57)
摘要 多系品種によるイネいもち病の効果的な防除技術を確立するため、ササニシキBL栽培圃場で分布したいもち病菌レースを調査するとともにササニシキ同質遺伝子系統の穂における非親和性いもち病菌による誘導抵...