摘要 7年度も夏~秋季が高温少雨であり、このことが病虫害の発生にも影響を与えたと考えられた。特に、松くい虫被害は6年と同様に四国地域では多く発生した。暗色枝枯病によるスギの立枯や枝枯被害が安芸市およ...
摘要 4、5年に引き続き6年春に当支場内の南面した傾斜地で、5月11日にミカンハモグリガの第1世代の被害調査を行った。総被害葉数は43葉/35樹で、4年(113葉)よりは少なかったが、5年(0)より...
摘要 夏季の高温と異常渇水の影響のため、高知県を除く地域で松くい虫被害が昨年度に比べ増加した。また、各地で乾燥による樹木の立ち枯れ被害も多く発生した。獣害に関しては、ノウサギによる被害はほぼ前年並み...
摘要 ニホンキバチは、高知県西部の梼原川流域においては年間合計で217個体、黒尊川流域においては同225個体の成虫が捕獲された。いずれの流域でも成虫はすべての調査場所で捕獲されたため、高知県西部地域...
摘要 1992年当支場内の南面した傾斜地のカンキツにミカンハモグリガ第1世代の被害が多数みられた。しかし1993年度は全く認められず、この年は性誘引物質トラップに対する誘引も非常に少なかった。以上よ...
摘要 スギ・ヒノキの材質劣化害虫であるニホンキバチの分布状況を把握するため、モニタリング調査を行った。その結果、誘因トラップに飛来した成虫は7月8日から11月4日までであり、最盛期は8月11日であっ...
摘要 保護研究室への被害相談と四国4県、高知営林局管内における被害発生情報をとりまとめた。病害に関しては、平成4年12月から5年12月までに、計14件の発生情報が寄せられ、報告された病害の種類は12...
四国地方のシカ・カモシカによる林木被害軽減技術の確立(540)
摘要 魚梁瀬営林署管内において、当年生から10年生のスギ・ヒノキ植栽地の被害面積や被害率の調査を行った。加害種は3種で、シカ・カモシカの被害は調査面積の44%に発生し、初期の主軸切断にはノウサギの被...
摘要 空中移動式モノレールとも呼べるようなエアリアルキャリアを考案した。園地の傾斜とか樹体の障害のために、園内での機械の移動が困難であるので、機械が樹冠上を移動するシステムを開発した。園内及びその周...
摘要 高知営林局管内のスギ・ヒノキ造林地において最近、シカ・カモシカ等獣類による幼齢木の食害が多発している。このため、被害実態を把握し、加害種を確定するとともに被害の類型化と生息数の推定を行い、地域...
摘要 平成4年度の病虫獣害発生の特徴では、マツノザイセンチュウによる激害型のマツ枯損が、9月以降四国地域全体にわたって顕著な発生をみせ、これに関する診断・鑑定依頼・技術相談が例年になく増加した。高知...
ヒノキ漏脂性病害の漏脂原因の解明及び被害地の環境解析(582)
摘要 ヒノキ漏脂性病害について7箇所の被害林で情報収集と現地調査を行うとともに、穿孔性害虫類の寄生の有無等の調査、被害材からの菌の分離試験を行った。その結果、樹脂流出木が全林分で確認され、樹脂流出原...
摘要 誘蛾灯でのマツカレハ成虫の飛来消長調査の結果、本種は高知市付近では2化性で、発生には4年毎の増減がみられることが明らかとなった。また飛来個体は雄が圧倒的に多かった。高知産と沖の島産マイマイガの...
摘要 スギ・ヒノキ材質劣化害虫であるスギノアカネトラカミキリとニホンキバチの、四国地方における被害と分布状況を把握する方法として、誘引剤を用いたモニタリングによる調査法を試みた。四万十川流域を対象地...
摘要 被害診断依頼件数は、病害26件、虫害18件、獣害7件で昨年度まで減少傾向のマツ激害型枯損が増加した。ヒノキ暗色枝枯れ病が高知県、ヒノキならたけ病が香川県で発生した。カメムシ類などスギ・ヒノキ球...
摘要 森林総研究所四国支所構内で,ヘリグロテントウノミハムシとクロボシトビハムシの個体数の季節変化を記録した。ヘリグロテントウノミハムシの個体数変化には、関東地方と大差はなかったが、四国南部では一部...
摘要 スギ・ヒノキ材質劣化害虫であるキバチ類やスギノアカネトラカミキリなどの昆虫は,外観から被害の状況が見分けにくいため,生息・分布・被害実態がはっきりしない。このため,防除対策などが立てにくいのが...