情報化学物質・自動計測機器等を利用した難防除害虫の行動解析並びに高精度発生予察技術の開発
摘要 i)ホソヘリカメムシ越冬個体群のサンプリング調査を行った結果、本種は日当たりの良い、草の根元や落葉下などで単独越冬し、暗い林床は好まないと考えられた。越冬後個体群はレンゲに飛来・産卵し、そこで第...
ハスモンヨトウを中心としたダイズ病害虫の高精度発生予察技術の確立
摘要 (目的・背景)本県の大豆は、水田転作作物の基幹作物として、一層の作付け拡大を図っていくため、ハスモンヨトウ、カメムシ類、紫斑病等について、的確な発生予察技術を確立する。 (期待される効果)1....
誘引物質を利用したダイズ害虫ホソヘリカメムシの早期発生予察法の開発
摘要 ホソヘリカメムシ合成誘引物質3成分の組成を5通りに変化させて野外誘引試験を行った結果、より単純で安価な2成分系で充分な誘引力が得られることを明らかにした。野外に設置した網室内で、ホソヘリカメム...
摘要 果樹カメムシの発生予察技術の精度向上及び効率化を図るため、集合フェロモントラップによる誘殺数、ヒノキ球果の口針鞘数、ヒノキ上の寄生虫数及びミカン被害の関係を明らかにした。 研究対象 果樹 戦略 園...
ハスモンヨトウを中心としたダイズ病害虫の高精度発生予察技術の確立
摘要 目的・背景:本県の大豆は、水田転作作物の基幹作物として、一層の作付け拡大を図っていくため、ハスモンヨトウ、カメムシ類、紫斑病等について、的確な発生予察技術を確立する。期待される効果:1.ハスモ...
摘要 室内飼育実験、野外における個体数調査、被害発生調査から、i)クモヘリカメムシ越冬成虫は初夏の長日条件により休眠覚醒し、6月下旬から7月上旬に開花したイネ科植物に一斉に移動すること、ii)成虫の水...
摘要 チャバネアオカメムシとクサギカメムシにおける共生細菌の共生機構の解明を試みた。両種においては、中腸盲嚢部の形成は共生細菌の定着によって開始されるのではなく、自身の発育過程にプログラミングされて...
摘要 チャバネアオカメムシの果樹園への侵入機構を解明するために,野外における個体数の変動を調査した。1998年冬から1999年春にかけての越冬成虫密度は調査単位あたり0.43頭で,平年並みであった。予察灯による...
摘要 チャバネアオカメムシの中腸盲嚢部共生細菌数の季節消長を調査した。雄の共生細菌数は越冬中の個体では約10^7だったが、7月上旬には約10^8まで増加し、その後徐々に減少した。7月中旬以降に採集された新成...
摘要 カメムシ類はカキ・ブドウを含む果樹の重要害虫であり、その被害は近年増加傾向にある。防除を行うには正確な発生予察が重要となるが、カメムシ類は分散範囲が広いうえ、様々な寄生植物を渡り歩く性質を有す...
摘要 カンキツの重要な生産阻害要因であるミカンサビダニの簡易調査法や密度制御要因について検討した。調査法としては、スライドガラスに両面粘着テープを貼り、カンキツ葉や果実にサビダニを付着させる方法が簡...
摘要 チャバネアオカメムシの果樹園への侵入機構を解明するために,野外における個体数の変動を調査した。平成11年冬から平成12年春にかけての越冬成虫密度は調査単位あたり0.30頭で,平年並であった。予察灯によ...
摘要 チャバネアオカメムシのMDH,ME,G-6-PDH,PGI,EST,SDH,DIA,ACP,LDHについて,PAGEによるアイソザイム解析での変異検出の可否を検討した。結果,エステラーゼにおいて、遺伝子座多型の可能性を有す...
ウイルス病媒介虫の防除を核としたダイズ害虫の総合防除技術の確立
摘要 東日本におけるダイズの主要な害虫として、ダイズわい化病媒介アブラムシ、カメムシ類、サヤムシ類等が挙げられる。本研究では、わい化病媒介アブラムシのウイルス保毒率推定法や高精度予察技術を体系化し、...
摘要 チャバネアオカメムシの幼虫発育に共生微生物が深く関わっているが、この微生物の幼虫体内における定着・共生過程については全く分かっていない。そこで孵化直後から計時的に幼虫を解剖し、共生部位である盲...
摘要 チャバネアオカメムシは1970年代前半に全国的規模で大発生して以来、2年~数年の不定期な周期で多発を繰り返している。しかし、7月を境に発生が入れ代わる越冬世代成虫と第1世代成虫の発生パターンは...
摘要 果樹加害カメムシの多くは体内に共生細菌を保持しており、幼虫の発育初期にこうした共生細菌を排除すると正常な発育が妨げられることが明らかにされているが、餌植物との関連についてはほとんど解明されてい...
摘要 チャバネアオカメムシとクサギカメムシとの間で、両者の共生細菌の入れ替え実験を行ったところ、両種とも異種カメムシの共生細菌は定着せず、羽化率も著しく劣り、カメムシの共生細菌には種特異性があること...
摘要 カメムシ類体内には共生細菌が棲息し、幼虫の発育制御に深く係わっていることが示唆されている。そこでその共生機構を解明し、カメムシ類の新防除法開発に資する。8年度は、共生細菌がカメムシ幼虫へ定着す...
ツヤアオカメムシの発生機構に関与する生理生態的特性に関する研究(220)
摘要 ツヤアオカメムシは重要な果樹カメムシ類の1種であるが、生理生態に関する知見は少ない。そこで、本種の生理生態的諸特性の解明を行った。まず、餌交換や給水等の労力が一切不要な簡易大量飼育容器を開発し...