野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 1)野菜・花き病害の生態解明と防除に関する研究 ア ブロッコリーの花蕾異常症状の原因究明と防除技術の確立
摘要 目的:ブロッコリーの花蕾に異常症状を生じさせる主要因を究明するとともにその対策技術を確立する。 成果:現地での発生状況調査の結果、「花蕾腐敗」と呼称されている被害は、「黒すす病」と「黒斑細菌病...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 1)野菜・花き病害の生態解明と防除に関する研究 イ 果菜類に発生する細菌性病害の生態解明と防除技術の開発
摘要 目的:果菜類に発生する細菌性病害(トマト青枯病、スイカ果実軟腐病など)の生態を解明し、防除技術を開発する。 成果:トマトかいよう病に対する生物農薬のマスタピースの予防効果が認められた。トマトか...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 1)野菜・花き病害の生態解明と防除に関する研究 ウ 野菜・花き主要病害に対する薬剤感受性検定
摘要 目的:野菜・花き品目における重要防除薬剤の薬剤感受性検定を実施する。 成果:現場でできるアスパラガス茎枯病菌のベノミル感受性検査手順を考案した。
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 1)野菜・花き病害の生態解明と防除に関する研究 エ アブラナ科野菜の病害(黒斑細菌病)に対する苗処理剤を含めた体系防除技術の開発
摘要 目的:ライムギ等の緑肥とキャベツ・ブロッコリーの品種ごとの黒斑細菌病罹病性を明らかにすることで、黒斑細菌病の耕種的防除に必要な情報を提供し、苗処理剤を含めた体系防除を確立する。 成果:キャベツ...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 1)野菜・花き病害の生態解明と防除に関する研究 オ セルリー穴あき(芯腐れ)症状等の原因究明と防除技術の確立
摘要 目的:セルリーの株元基部に発生した穴あき(芯腐れ)症状の原因を究明し、対策技術を確立する。 成果:昨年6月、Phytophthoraに属する卵菌類の分離及び病徴再現に成功し、原因究明の見通しとなった。
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 2)野菜・花き害虫の生態解明と防除に関する研究 ア 野菜・花きを加害するアザミウマ類の防除対策
摘要 目的:野菜・花きを加害するアザミウマ類の発生生態を解明し、防除技術を確立する。 成果:白ネギのネギアザミウマに対する黄色粘着トラップの発生消長の調査では、過去3か年と比較し総捕殺数がかなり少な...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 2)野菜・花き害虫の生態解明と防除に関する研究 イ 薬剤抵抗性が発達したコナガに対応した防除体系の確立
摘要 目的:薬剤抵抗性が発達したコナガに対応した防除体系を確立する。 成果:後発のジアミド剤の中で、シアントラニリプロール剤の有効性を明らかにした。プレオフロアブル、アファーム乳剤、トルネードエースD...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 2)野菜・花き害虫の生態解明と防除に関する研究 ウ 特異発生害虫の生態解明と防除技術の確立 (ア)セルリーのマイナー害虫対策
摘要 目的:セルリーを加害するマイナー害虫の発生生態等を明らかにし、有効な防除対策を確立する。 成果:諏訪管内の現地3か所でニセタマナヤガ、ハモグリバエ類、アブラムシ類のトラップ調査を実施し、データ...
露地ナスにおける物理的防除技術を用いたアザミウマ類の管理対策
摘要 東京都におけるナスの生産額は 10 億円で,特に、夏季の直売所等の販売においてはトマトと並ぶ主力品目である。ナス栽培では,多種類の害虫が発生するが,特にアザミウマ類は薬剤抵抗性が発達しやすく,化学...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 2)野菜・花き害虫の生態解明と防除に関する研究 ウ 特異発生害虫の生態解明と防除技術の確立 (ウ)ネギのハモグリバエ類対策
摘要 目的:ネギのハモグリバエ類の発生時期を明らかにするとともに、効果的な防除法を検討する。 成果:粘着トラップによりネギハモグリバエの発生消長を調査し、初発は平年よりも1カ月程度遅い6月上旬、発生...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 2)野菜・花き害虫の生態解明と防除に関する研究 ウ 特異発生害虫の生態解明と防除技術の確立 (エ)ネギのネダニ類の効率的防除対策
摘要 目的:ネギのネダニ類(ロビンネダニ)の効率的な防除技術を確立する。 成果:新規薬剤の灌注処理による効果を確認した。フォース粒剤のネダニ類に対する効果を確認した。
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 2)野菜・花き害虫の生態解明と防除に関する研究 エ 害虫の各種薬剤に対する感受性の解明
摘要 目的:施設野菜類・花き類に発生する害虫の薬剤感受性を明らかにする。 成果:夏秋どりイチゴ栽培圃場におけるヒラズハナアザミウマについて感受性検定を実施したところ、圃場により薬剤感受性の低下が確認...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 2)野菜・花き害虫の生態解明と防除に関する研究 オ 物理的・生物的な作用を活用した野菜・花きの害虫防除技術の開発
摘要 目的:野菜・花きのチョウ目害虫に対するLED照明や音等の利用技術を開発する。 成果:スイートコーンにおいて超音波発振器を設置し、チョウ目害虫による被害の軽減効果を調査した。アワノメイガ及びオオタバ...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 2)野菜・花き害虫の生態解明と防除に関する研究 カ 天敵利用による野菜・花き害虫防除技術の確立
摘要 目的:野菜・花き害虫に対する天敵利用法を開発し、IPM技術体系を確立につなげる。 成果:夏秋どりイチゴにおけるアザミウマ類に対するスワルスキーカブリダニパック製剤の効果を検討したところ、施設内密度...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 3)野菜・花きの環境保全型病害虫管理技術の開発 ア 土壌病害に対する総合的防除技術の確立
摘要 目的:土壌病害に対する耕種的、土壌物理的、化学的防除技術を組み合わせた防除法を検討する。 成果:アスパラガス疫病について中野市の現地圃場でユニフォーム粒剤の効果試験を実施し、一定の効果が認めら...
野菜・花きの病害虫に関する素材開発研究 4)セル苗処理剤の残効期間を考慮した防除体系の確立
摘要 目的:灌注処理剤の残効期間を考慮した初期防除体系を確立する 成果:場内の初夏まき作型で、定植3週間後の防除について複数の薬剤の評価を行った。降雨が多い条件であったが、感受性検定では感受性が高い...
畑作物の品種育成に関する素材開発研究 1)大豆・そばの高品質で安定多収な品種の育成 ア 病害虫抵抗性で機械収穫適性に優れた良質・多収な大豆品種の開発
摘要 目的:主要な病虫害に強く、機械収穫に適する大豆品種を育成して大豆の安定生産に資する。 成果:「東山231号(すずみのり)」が認定品種に採用された。極大粒で外観品質が優れ、中生で倒伏、青立ちが少なく...
菌茸に関する素材開発研究 1)きのこの害菌・害虫、生育障害発生抑制技術の開発 ア 害菌対策技術の開発
摘要 目的:きのこ栽培における害菌の発生要因を解明し、防除技術を開発する。 成果:各種害菌の生息場所、生態等を把握するため、令和3年4~6月、10~1月に菌茸棟周辺で落下菌、付着菌調査を行った。各種害...
菌茸に関する素材開発研究 1)きのこの害菌・害虫、生育障害発生抑制技術の開発 イ 栽培施設に侵入する害虫の効果的な防除技術の確立 (ア)キノコバエの侵入防除対策
摘要 目的:キノコバエ発生予測と生理、生態を利用した侵入防止技術の開発による体系的な防除対策の確立 成果:継続して捕獲調査を行った。令和3年1~3月は、降雪が少なく、気温が高めで、2月から発生が確認...
菌茸に関する素材開発研究 1)きのこの害菌・害虫、生育障害発生抑制技術の開発 イ 栽培施設に侵入する害虫の効果的な防除技術の確立 (イ)きのこ生産施設に侵入する昆虫等の防除
摘要 目的:施設内に侵入する害虫の効率的な調査技術、捕獲技術を開発する。 成果:簡易ダニトラップ評価試験からPDAに粉末酵母エキスを0.5%添加したPY培地が、ケナガコナダニの捕獲数が多く、さらに抗生物質を...