III-2需要に対応した農作物の高品質安定生産技術の開発(1)水稲、畑作物の高品質・安定生産技術の開発(iii)関東における稲乾田直播、麦・大豆不耕起栽培を中軸とした大豆新栽培システムの確立
摘要 水稲の白未熟粒・胴割粒発生要因を解明し、軽減対策を策定する。ビール麦の粗蛋白質含有量を適正に保ち、かつ安定多収を得るための栽培技術を確立する。小麦「イワイノダイチ」の栽培特性及び品質の変動要...
14.水稲の低コスト生産をめざした基盤整備と栽培技術の確立(1)経営形態に対応した低コスト稲作技術の確立 (i)早期播種による乾田直播栽培技術の改善
摘要 播種期を2月第5半旬まで早めても、苗立ち率として約65%が得られ実用可能と判断されたが、出芽率低下の原因が覆土の凝集固化によるものであったことから、この対策法が次年度の課題として残された。施肥法...
不耕起栽培を基幹とした輪作システムの確立 (2)水稲の不耕起乾田直播栽培における生産性の向上
摘要 水稲不耕起直播栽培の収量向上を図るため、被覆尿素を基肥施用した場合おいて、出穂18日前頃に穂肥を1回施用すると、倒伏程度が大きくなり、外観品質がやや低下するものの、穂数および単位面積あたり籾数...
飼料イネの乾草調製過程におけるβーカロチン含量の推移と肉用牛への給与技術の確立
摘要 <目的>飼料用イネを肉用牛肥育飼料として安定確保するための栽培技術の確立を図ると共に、飼料イネ乾草給与が肥育牛の肉質へ及ぼす影響を明らかにする。<計画>・飼料イネの省力的栽培技術の検討 ・飼料...
水稲直播栽培における難防除雑草の優占化機構の解明と効率的制御法の確立
摘要 岡山県では乾田直播栽培、長野県では湛水直播栽培を継続する地域で雑草イネの発生が確認された。アイソザイム分析の結果、長野県に発生する雑草イネのほとんどは日本型の遺伝子型を示し、これまで考えられて...
飼料イネの乾草調製過程におけるβーカロチン含量の推移と肉用牛への給与技術の確立
摘要 目的:飼料用イネを肉用牛肥育飼料として安定確保するための栽培技術の確立を図ると共に、飼料イネ乾草給与が肥育牛の肉質へ及ぼす影響を明らかにする。計画:・飼料イネの省力的栽培技術の検討 ・飼料イネ...
摘要 目的:不耕起乾田直播は、耕起・代かきが不要で、これまでの直播栽培技術に比べて格段に省力・低コストな技術として期待されている。平成16年には、初期生育の良い上川中央部に限定して普及技術としたが、こ...
大規模経営による低コスト生産技術開発試験 1 高品位・安定多収・低コスト生産技術の開発 (3)浜通りにおける乾田直播栽培技術の確立 イ 乾田直播における適品種の作期幅拡大
摘要 乾田直播栽培の早期および晩期播種による作期拡大に伴う栽培条件を検討する。ふくみらいは、登熟歩合は低かったものの、m2籾数が多いため、1.8mm選別ではひとめぼれ並の収量となった。しかし、1.9mm選別で...
大規模経営による低コスト生産技術開発試験 1 高品位・安定多収・低コスト生産技術の開発 (3)浜通りにおける乾田直播栽培技術の確立 エ 乾田直播における生育目標および診断技術の開発
摘要 乾田直播栽培に適した「あきたこまち」の生育相、生育診断指標作成の基礎データを得る。本年は冷害年であったため苗立ち数が少なかった。m2籾数と幼穂形成期の生育量は比例し、さらに玄米タンパク含有率と...
大規模経営による低コスト生産技術開発試験 1 高品位・安定多収・低コスト生産技術の開発 (3)浜通りにおける乾田直播栽培技術の確立 オ 乾田直播における難防除雑草の除草法の開発
摘要 乾田直播におけるノビエ、イボクサなどの雑草防除対策を確立する。ビスピリバックNa塩液剤はノビエ5葉期、シハロホップブチル・ベンタゾン液剤は、ノエビ4葉期までに処理すれば除草効果は発生密度に影響さ...
摘要 移植栽培と湛水・乾田直播の登熟過程における窒素、炭水化物、ケイ酸の動態を比較検討し、窒素玄米生産効率の向上技術を確立する。乾田直播では、出穂期が遅いものの、ケイ酸の吸収量が特異的に多いことか...
5 需要に対応した農作物の高品質安定生産技術の開発(1)水稲、畑作物の高品質・安定生産技術の開発3)関東における稲乾田直播、麦・大豆不耕起栽培を中軸とした大豆新栽培システムの確立
摘要 水稲の白未熟粒・胴割粒発生要因を解明し、軽減対策を策定する。ビール麦の粗蛋白質含有量を適正に保ち、かつ安定多収を得るための栽培技術を確立する。小麦「イワイノダイチ」の栽培特性及び品質の変動要...
12.水稲の低コスト生産をめざした基盤整備と栽培技術の確立(1)経営形態に対応した低コスト稲作技術の確立 1)早期播種による乾田直播栽培技術の改善
摘要 2月下旬並びに3月上旬に播種時期を早めても、良好な出芽を得ることができた。出芽始期は4月15日前後で、播種時期による差は認められず、慣行播種期に比べて約10日早かった。早期播種に用いる基肥肥料は、...
12.水稲の低コスト生産をめざした基盤整備と栽培技術の確立(1)経営形態に対応した低コスト稲作技術の確立 2)全面全層播きによる乾田直播栽培法の開発
摘要 本年度は、播種前の耕耘の有無と覆土深及び播種量の違いについて試験を行った。播種量6kg/10a以上では、概ね120本/m2以上の出芽が確保され、鎮圧によって出芽が安定した。収量は、概ね600kg/10a以上が得ら...
摘要 水稲及び畑作物を低コストで省力的に栽培するとともに、高品質で安定生産することにより産地としての評価を高め、水田農業経営を確立する。(1)育苗期の高温化に対応した育苗被覆資材及び露地プール育苗技...
大規模経営による低コスト生産技術開発試験 1 高品位・安定多収・低コスト生産技術の開発 (3)浜通りにおける乾田直播栽培技術の確立 ウ 乾田直播時における初期生育の確保による高品質・安定生産技術の確立
摘要 乾田直播栽培において、肥効調節型肥料を用いた最適施肥法を検討する。肥効調節型肥料の溶出はいずれもカタログ日数より長い。LP40は6月~7月の分げつ増加と有効茎の早期確保には有効である。さらに、登...
現地実証地域における稲作技術体系の特質解明と超省力稲作システムの経営的評価(9)
摘要 秋田県において直播栽培の普及は、先行して導入された無人ヘリによる散播や乾田直播から、多少手をかけても移植並の収量が期待できる点播や条播への技術シフトを伴って進んでいるが、開発技術である複粒点播...
転換畑圃場の傾斜化による表面排水促進効果の定量的評価手法の開発(113)
摘要 11年度は新利根地区と農工研実験圃場において、0.5‰と1‰の傾斜圃場及び水平圃場をレーザーレベラーを用いて造成し、傾斜化と排水性の関係をみた。また、大豆、麦、乾田直播水稲を栽培し、生育・収量調査を行...
摘要 O営農組合の10a当たり労働時間(平成8~10年平均)は、移植水稲10.5時間、乾田直播水稲7.6時間、麦3.7時間、大豆5.2時間となっており、大幅な作業時間の短縮が実現している。また、FAPSを用いて、ロングマ...
乾田直播水稲根の生理生態に及ぼす出芽苗立期における根圏環境の影響の解明(114)
摘要 水稲の乾田直播において入水によるストレスが水稲の窒素吸収に与える影響について解析した。湛水によるストレスは窒素の吸収速度を低下させたが、その原因は窒素の根への取り込みを抑制するという吸収機構に...