摘要 動物の卵が発生し、高度な構造へと分化していくためには、細胞内部での変化とともに、細胞外部環境との相互作用が重要な役割を果たしている。この研究では、ニワトリ神経管細胞、ウシ脂肪細胞、小腸上皮細胞...
摘要 本課題では烏骨鶏の体内における黒色色素の発現を手がかりにして、烏骨鶏の特性成分の有無を調べている。9年度は初期胚の神経堤を培養して色素細胞の発生および色素の発現過程を追跡した。白色レグホーンの...
摘要 ミネラルの吸収は、食品中の存在状態や存在部位により左右される。存在状態については有機溶媒に溶けやすい形態と水溶性のものでは体内動態が異なると考えられるし、存在部位については可食部でも表面に近い...
食品中の無機成分・糖質等の精密分析法とそのデータ評価に関する研究(30)
摘要 糖類の定量法では、フラクト多糖およびフラクトオリゴ糖の加水分解条件を検討した。pH1.5の胃液条件で、60℃、2時間でイヌリンはほぼ完全にフラクトースに加水分解された。ラッキョウ中のフラクト多...
家畜ふん堆肥の品質評価基準の策定並びに品質評価法の開発(256)
摘要 家畜ふん堆肥等の有機資材を取り扱い性、腐熟度、養分供給等から総合的に評価する品質基準を策定し、簡易で正確な評価法を開発する。関東地域から収集した家畜ふん堆肥中の銅および亜鉛含有率を分析した。そ...
摘要 マイクロサテライトDNA多型を用いて、代表的日本鶏(岩手地鶏、会津地鶏、佐渡髭地鶏、芝鶏、尾長鶏、越後南京)の系統分類を行った。その結果、日本鶏は、地鶏系統、小国系統および軍鶏系統の3グループ...
摘要 豚ぷんの堆肥化試験で経時的に採取した試料について、近赤外分光分析法による成分変化等の推定を試み、粗灰分、全炭素、全窒素、C/N比、CECのいずれの項目においても、相関係数0.96以上の高い精度...
摘要 海外探索の調査結果は動物遺伝資源探索調査報告(NO3~7)として刊行した。試験期間において6つの海外探索を実施した。また、日本鶏及び在来家畜の国内探索調査結果を上記の海外探索報告とあわせて公表...
摘要 マイクロサテライトDNA(以下、MS)を利用した解析法は、MSが全ゲノムに散在し、多型性が高いことから最も有効な手法と考えられる。しかし動物、特にニワトリにおいては、解析に必要な既知のMSマー...
摘要 食材ごとのカルシウムの存在状態を解明するための基礎資料として、溶媒分画により検討した。食材として、薄力粉、大豆、煮干し、鶏卵、ミルク、キャベツ、ホウレンソウについて、ヘキサン、酢酸エチル、メタ...
摘要 食肉の熟成中に骨格筋の細胞骨格タンパク質であるコネクチンが、分子量約120万のペプチドと、その他の部分のペプチドに開裂することを示した。さらに間接免疫蛍光法、免疫電子顕微鏡法により、その開裂が...
摘要 烏骨鶏には昔から漢方薬として珍重されてきた経緯がある。本研究では烏骨鶏の体内に存在する機能性物質を探索する目的で、烏骨鶏の特徴である黒色色素をマーカーとしてその発現を調べている。8年度は烏骨鶏...
摘要 烏骨鶏の体内での黒色色素の発現を指標として、烏骨鶏の特性成分の有無と発現機構を明らかにする目的で、まず黒色色素の抽出方法を検討し、白色レグホーンと烏骨鶏の各組織の色素の定量を試みた。調べた10...
摘要 コネクチンの構造の違いが家畜種による食肉の品質の違いに寄与していると考えられるので、クリーブランド分解法を用いた酵素分解法でコネクチンの構造を解析する方法を開発し、その手法を用いて家畜種による...
摘要 ニワトリの初代培養細胞を用いて安全性評価系の開発を試みた。ニワトリ胚神経性網膜細胞については5年度は単層培養法、6年度はコラーゲンゲル内での三次元的培養法を確立した。コラーゲンゲル内で周囲に神...
摘要 動物遺伝資源の遺伝子レベルでの特性評価法のために、遺伝的指標としてマイクロサテライトDNAを用いた解析手法を開発を試みた。6年度に開発した方法を用いて、ニワトリのマイクロサテライトDNAの単離...
摘要 "近年、貴重な在来種や野生種などが急速に失われつつあることから、動物遺伝資源を世界的規模で探索、収集、評価、保存する必要がある。海外では、モンゴルにおける動物遺伝資源の探索調査を行った。国内で...
摘要 動物遺伝資源は新しい農用動物資源を開発するために不可欠の素材であるが、近年これらの貴重な在来種や野生種などが急速に失われつつあることから、動物遺伝資源を世界的規模で探索、収集、評価、保存する必...
摘要 食品中の無機成分測定のための前処理法として、一般的な乾式灰化法は灰化後、不燃物が微量ならば、そのまま20%塩酸で溶解、蒸発乾固後、1%塩酸と加温して溶液(1)とした。しかし、米及びレバー(豚、...
家畜・家禽のサイトカインと免疫機能の評価法に関する基礎的研究
摘要 ニワトリにおける抗ハプテン抗体の産生機構および性状を解析するためにDNPKLHで免疫し、ELISA法により産生される抗DNP抗体のfine specificityおよびaffinityについて...