ウワバ類の飼育法の改良と有用産生物の探索及びその解明(107)
摘要 ヤガ科(NOCTUIDAE)の中でもキンウワバ亜科(PLUSIINAE)はきわめてよくまとまった一群を形成しており、類縁関係の解析に用いる実験材料として有用であると考えられている。本研究ではウワバ類の交尾行動と...
摘要 酵素リパーゼを使用したエステル交換反応により、キボシトラカミキリ性フェロモンである(2S、3S)―2、3―オクタンジオールを合成した。さらに光学活性カルボン酸αMNPA(2-メトキシ-2-(1-...
摘要 カイコガのフェロモン結合蛋白質遺伝子と大腸菌を用いて、組み換え蛋白の大量発現を行った。その結果、天然から抽出された蛋白と同じ分子量を有し、正常なジスルフィド結合を有する組み換えフェロモン結合蛋...
害虫防除を目的とした情報伝達物質の探索とその素材利用(95)
摘要 ヒラタアオコガネの2種類の性フェロモンを付けたトラップと、1種類の成分のみを吸着させたトラップを用いて雄の誘引活性を比較した。その結果、2つの成分をつけたトラップが高い捕獲能を示した。またフェ...
摘要 合成農薬に代わる新しい害虫防除技術の一環として昆虫性フェロモンを取り上げ、その有効利用のための基礎的知見を集積する。9年度は、性フェロモン生合成経路を解明するために、重水素化前駆体の大量合成を...
摘要 オオタバコガの寄生性天敵を探索した。これまで、寄生性天敵として寄生蜂3種、寄生蠅1種、糸状菌2種、ウイルス1種を確認したが、9年度は発生量が少なく、発見できたのはMeteorusとCampol...
摘要 Laccifer属の昆虫が生産する樹脂中からヒドロキシ脂肪酸を単離し、直鎖上に孤立した二級水酸基の絶対立体配置を明らかにした。さらにNMRを利用したグリコールの絶対立体配置決定法を提案し、昆虫...
摘要 近年果菜類を中心に被害が増加しているオオタバコガは、幼虫が食入性であり被害が著しい難防除害虫である。しかし、従来我が国では多発することは少なく重要害虫とされていなかったため、オオタバコガに関す...
農薬使用量軽減のための環境に配慮したコガネムシ類の防除技術の開発(78)
摘要 アオドウガネの性フェロモンをmethylbenzoate、2-(E)-nonenal、2-(E)-nonenol及びbuibuilactoneと同定した。合成品性フェロモン(混合比1:3:3:...
摘要 生物間情報伝達物質の探索と解析及びその系統的進化を解明する事を本研究の目的とする。7年度は、昆虫化学交信物質の新しい機能として、活性と阻害の性質を同時に示す光学活性フェロモン化合物の単離・同定...
農薬使用量軽減のための環境に配慮したコガネムシ類の防除技術の開発
摘要 コガネムシ類は芝草を始め多くの畑作物や果樹の重要害虫で、幼虫は土壌中で作物の地下茎を、成虫は葉を加害する。防除は従来殺虫剤によるが、土壌中の幼虫には農薬散布の効果が上がり難く農薬使用量の増大を...