要約 亜熱帯サバンナ地域において、連作大豆畑に農牧輪換システムを導入すると大豆の生産性は回復し、放牧草地期間が長く粗放牧利用の方が、放牧草地期間が短く集約利用するより、その効果は大きい。これには、有...
要約 農民参加型手法により、土壌水分を活用した野菜の節水栽培法の技術指針を策定した。東北タイの乾期でも、土壌水分を活用することで多種野菜を栽培することができる。 キーワード 東北タイ、節水野菜栽培、農...
大豆作における集落営農法人の広域的連携による地域支援システム
要約 地域を基礎に全集落営農法人が参加して形成される広域的な連携組織は、大豆作での大型機械の共同利用を通じてコスト削減と収支改善を可能とし、法人同士の相互支援的な対応や地元実需者との連携の下で、法人...
要約 大規模水田作経営においては代かきおよび収穫作業時間に占める圃場間移動時間の割合が11~15%に達しているが、これには孤立圃場数割合が32~66%と多いことに加え、特に代かきでは水利施設の不十分さから計画...
営農モデルの策定を通して地域農業の構造変化を分析するプログラム
要約 水田において稲、麦類、大豆、野菜類などを作付けする際の営農モデルの作成を簡易に行うとともに、それらを用いて担い手の作付行動に基づく地域農業構造の変化を分析する。農地供給量の設定に基づき、担い手...
要約 代かきや大豆収穫などの農作業ナレッジは、定型的知識、感覚運動系技能、知的管理系技能に分類できる。このうち圃場内機械作業のナレッジは、作業時の視野映像やナレッジ表を提示し農業者の発話を促すことに...
要約 東北各県の大豆産地では、水田経営所得安定対策後、受託組織の比率が減少し、協業経営や個別経営の比率が上昇している一方、地域農業の現状を背景に主な大豆営農主体に違いがある。また各産地では、地力維持...
マルチを利用した播種期前進化による直播エダマメの作期拡大技術
要約 低温期に播種したエダマメは、黒色ポリマルチを利用すれば出芽は安定し旺盛な生育と収量が得られる。また、品種と播種期を組み合わせた段播計画により、4月下旬から6月上旬播種の省力的な直播栽培だけで、...
分娩前の血中総コレステロール値の違いに基づくケトーシス予防法
要約 分娩14日前の血中総コレステロール(TCho)80mg/dl未満の乳牛はケトーシス発症リスクが高く、グリセリンとバイパスアミノ酸の併用投与によってケト-シスを予防できる。一方、分娩14日前のTCho80mg/dl以上の乳...
要約 長野県北佐久郡立科町の調査データから作成した「経営計画モデル」の単体表は、数理計画法により計算すると稲発酵粗飼料の定着に必要な品種構成や栽培方式、収益目標、助成金水準等を試算することができ、生...
肉豚用配合飼料の10%量を飼料米に代替して肥育後期に給与できる
要約 飼料イネ専用品種ホシアオバの穀実をモミ米のまま肉豚用配合飼料の10%量代替した飼料を肥育後期に給与すると、背脂肪が薄くなり、肉色が淡くなるが飼養成績や豚肉の脂肪酸組成は慣行の肉豚用配合飼料と同等...
要約 地域条件や規模条件に適合した水田輪作体系の構築を支援するために作成した。水稲、小麦、大麦、大豆の4作物について、不耕起栽培などの栽培方法や、それらの作付順序を組み合わせた水田作付体系から構成さ...
要約 北海道の十勝・網走地域の主要畑作地帯では、経営所得安定対策の導入により収益性が悪化しているほか、対策対象作物の作付面積が減少するという影響がでている。また、シミュレーションモデルによる分析でも...
畑作酪農地帯における畑作受託による酪農コントラクターの運営安定化対策
要約 十勝管内A町農協コントラクターは、飼料作に加えて畑作からの受託を行うことで年間作業量の平準化を可能にするとともに、採算性を高めている。こうした展開には関連部署との連携に加え、作業精度向上、適期...
晩播栽培ダイズ「サチユタカ」のコンバイン収穫に適した栽植密度、栽植様式
要約
7月中下旬播種の晩播栽培では、栽植密度を15~20本/㎡確保すれば収量低下が抑えられ、さらに、密条播にすることで、コンバインの刈り残し損失を軽減し、雑草の発生を抑えることが...
要約 バイオ燃料原料として国内で生産可能な資源作物について、栽培に必要な農業生産資材や農業機械によるエネルギー消費量、資材等の価格や労力、収量及び成分をとりまとめたデータベースである。利用者は、デー...
グリセリンとバイパスアミノ酸の併用投与による乳牛のケトーシス予防
要約 移行期の乳牛に、25%グリセリンペレット製剤とルーメンバイパスアミノ酸を併用投与すると、体脂肪および体タンパク質動員が抑制され、ケトーシス予防と初回発情日数の遅延防止に効果がある。 キーワード 乳...
グレーンドリルを汎用利用した水稲乾田直播の寒冷地向け播種体系
要約 麦の高速播種に用いられるグレーンドリルは、播種床を硬めに仕上げ、播種後にカルチパッカで鎮圧することで、乾田直播に利用できる。深さ15mm程度に播種するための播種床の硬さは、人が片足のかかとに全体重...
広島県における高標高地域向け早生大豆「ハタユタカ」の奨励品種採用
要約 大豆品種「ハタユタカ」は「タチナガハ」と比べ、青立ちの発生が極めて少なく、同熟期で収量・品質とも安定して優れることから、広島県内標高450m以上の地域を対象として奨励品種に採用した。 キーワード ...
要約 中山間地域の集落営農法人において麦・大豆作は主力となる構成員の所得確保に寄与する。麦・大豆作の導入には低コスト化(10%程度)を可能とする新技術の採用を基礎的条件とし、併せて1.5~1.6倍の増収を実...