要約 あずきの根粒組織中には,動植物や微生物に見出されることのない新規ポリアミン,アミノブチルカダベリンが含まれている。本ポリアミンは,宿主植物側から供給されるカダベリンとプトレシンを基質として,...
キマダラヒロヨコバイ媒介性のファイトプラズマ病の病原は同一である
要約 リンドウ、ウド等に病害を起こす、日本各地のキマダラヒロヨコバイ媒介性ファイトプラズマ(12分離株)は宿主範囲と病徴発現及び16SリボゾームRNA遺伝子の塩基配列に全く差異がなく、同一か非常に近縁な病原...
要約 あずきを使用した製品の品質向上の目的として高圧処理装置による煮熟技術の改良を実施した。この前処理により明るく風味の良い煮豆や餡を製造できた。 背景・ねらい 高圧処理による食品加工は、食品の殺菌・...
有機物連年施用がダイズシストセンチュウ密度及び菌寄生卵率に及ぼす影響
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低い。また、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高い。 背景・ねらい ダイズシストセンチュウは...
有機物連年施用によるダイズシストセンチュウ密度の低下と菌寄生卵率の上昇
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低いことを確認した。また、その要因として、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高くなっていること...
要約 あずき「十育133号」は北海道の大納言小豆の主要品種である「アカネダイナゴン」より大粒で大納言規格内子実収量が多く、種皮色が淡く、外観品質・加工適性ともに優れた、中生の大納言系統である。 背景・ね...
要約 ダイズシストセンチュウの卵寄生菌[Fusarium oxysporum(H2-09菌株)]を分離した。本菌は、25作物に病原性がなく、PS液体培地で27℃で振とう培養すると3日以降多数の胞子を形成した。本菌の線虫卵に対する寄生...
コクゾウムシの発育阻害物質探索のための人工米によるバイオアッセイ
要約 穀粒内でのみ生育するコクゾウムシに制御効果のある発育阻害物質を人工米により簡易に判定できる方法を開発し、種々の植物由来物質を対象にした探索が可 背景・ねらい コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)は...
要約 ダイズシストセンチュウの卵寄生菌〔Fusarium oxysporum (H2-09菌株)〕を分離した。本菌は、25作物に病原性がなく、PS液体培地で27℃で振とう培養すると3日以降多数の胞子を形成した。本菌の線虫卵に対する寄...
要約 トビムシやササラダニの根周囲の行動や、土壌伝染性病原糸状菌の摂食行動、糸状菌抑制効果等を直接観察する方法を検討し、培地に培養した毛状根を用いる方法を確立した。 背景・ねらい 作物根の周囲に生息す...
アズキ亜属4倍体重Vigna glabrescensの遺伝的背景
要約 リョクトウの主要病害虫に抵抗性を示すアズキ亜属4倍体栽培種のVigna glabrescensは、4倍体野生種V.reflexo-pilosaの栽培型であり、2倍体野生種のV.trinervia(雌親)とV.minima(花粉親)がこれら4倍体種の両...
Rhizoctonia solaniの新しい菌糸融合群サブグループAG2-3の分類特性
要約 ダイズ葉腐病のRhizoctonia solani担子胞子感染病斑からの菌系は、AG2-1との菌糸融合頻度が高くかつチアミン要求性であり、AG2内の新サブグループにあたる。これをAG2-3とした。本菌系は低湿性で、豆類に対...
要約 青森県におけるジャガイモヒゲナガアブラムシの生活環の概略が明らかにされた。有翅胎生雌虫の出現は長日条件によって、また、両性世代にかかわる各モルフの出現は短日条件によって誘導されることが明らかと...