スーダンサバンナにおけるササゲ生産を広範囲で改善するための品種選抜法
要約 ササゲの収量は狭い地域内でも場所や年によって大きく変動するが、土壌型と降水量によって栽培環境を分類し、環境間の収量安定性にもとづいて品種を選抜することで、広範囲における平均収量の改善に向けた効...
改良部分耕と表土被覆の組み合わせによる環境保全型タロイモ栽培技術
要約 傾斜地において、携帯型深穴掘り器や深溝掘り機を用いた部分耕と有機物マルチを組み合わせてタロイモを等高線栽培すると、慣行(全面耕起、マルチ無し)に比べて土壌侵食量が80~91%減少し、タロイモが3倍程...
要約 赤外光を利用してササゲ子実の粉体サンプルの窒素含有量を推定し、これをタンパク質含有量に換算することにより、育種過程で利用可能な子実タンパク...
要約 ササゲ育種や研究への遺伝資源の利用の活性化のため、ササゲ遺伝資源の子実品質関連形質(計27形質)について、各形質の多様性の幅や特徴的な形質を有する遺伝資源を明らかにし、検索機能付きデータベースを...
西アフリカサヘル地域におけるMother-Baby手法を用いた肥沃度管理技術の普及可能性の評価
要約 サヘル地域で普及確度の高い技術は、トウジンビエとササゲの間作、トウジンビエ脱穀残さ、家畜糞尿の利用や化学肥料との併用である。普及可能性は技術の有効性と投入資材の入手しやすさによって決定される。...
トウジンビエとササゲの4列配置間作、ローテーションと栽植密度の組合せにより作物バイオマスとトウジンビエ収量は増加する
要約 トウジンビエ(栽植密度6300本/ha)とササゲ(栽植密度6300~2000本/ha)を4列配置間作で配置し、両作物をローテーションすることで、合計バイオマスは4割、トウジンビエ収量は5割増加する。 キーワード 西...
西アフリカ・サヘル地域の農村における農地-集落系の窒素フローの評価
要約 西アフリカ・サヘル地域では、農地から村に持ち込まれる収穫窒素物の66%は粗放管理畑に依存しているが、粗放管理畑への窒素供給は風成塵のみであり、窒素投入量から窒素持ち出し量を差し引いた値はマイナス...
要約 ため池を利用して複合経営を実践するには、数か月先を見越した水利用計画を立てる必要がある。経験のない農家が各自のため池の水量、乾季中の水の蒸発量、経営規模に応じた野菜や家畜の水消費量を簡単に読み...
要約 西アフリカ起源のササゲ遺伝資源からサヘル帯に導入可能な子実・飼料生産兼用品種を選定した。選定した品種は農民が栽培している品種より子実生産能力に優れ、密植によりさらにその生産量が高まる。 背景...
西アフリカ・サヘル帯における作物残渣還元と化学肥料施用およびササゲとの輪作によるトウジンビエ生産量と土壌有機物の持続的向上
要約 西アフリカ・サヘル帯においては、トウジンビエ残渣還元と化学肥料施用を組み合わせた肥培管理を行うことにより、砂質土壌に有機物が蓄積し、トウジンビエの生産量が増加する。また、家畜飼料として利用され...
要約 アズキから単離した292種類のSSRマーカーが含まれる合計896個の分子マーカーからなるアズキ連鎖地図を構築した。連鎖地図はアズキの基本染色体数に収束し、アズキ亜属のゲノム情報のスタンダードとして利用...
国内産 Olpidium brassicae sensu latoのアブラナ科系統と非アブラナ科系統は別種である
要約 国内産O. brassicae sensu latoは寄生性からアブラナ科系統と非アブラナ科系統に分かれ、アブラナ科系統はヘテロタリズム,非アブラナ科系統ではホモタリズムの交配様式で休眠胞子が形成され、rDNA-ITS領域...
国内産Olpidium brassicae sensu latoのアブラナ科系統と非アブラナ科系統は別種である
要約 国内産O. brassicae sensu latoは寄生性からアブラナ科系統と非アブラナ科系統に分かれ、アブラナ科系統はヘテロタリズム,非アブラナ科系統ではホモタリズムの交配様式で休眠胞子が形成され、rDNA-ITS領域...
要約 マメゾウムシの幼虫に対して高い殺虫活性を有する食用ツルアズキ種子に含まれる殺虫成分の分離精製を行った。分離された5つの殺虫成分について解析を行い、構造を決定した結果、2つの化合物は新規物質であっ...
ダイコン、サトイモを加害する複数の線虫を同時に制御する作付体系
要約 ダイコンにはキタネグサレセンチュウ、サトイモにはミナミネグサレセンチュウ、サツマイモネコブセンチュウが加害する。これに対し、牛糞堆肥などの有機物の効果は小さいが、両作物を組み込んだ輪作で3種...
ダイコン、サトイモを加害する複数の線虫を同時に制御する作付体系
要約 ダイコンにはキタネグサレセンチュウ、サトイモにはミナミネグサレセンチュウ、サツマイモネコブセンチュウが加害する。これに対し、牛糞堆肥などの有機物の効果は小さいが、両作物を組み込んだ輪作で3種の...
コクゾウムシの発育阻害物質探索のための人工米によるバイオアッセイ
要約 穀粒内でのみ生育するコクゾウムシに制御効果のある発育阻害物質を人工米により簡易に判定できる方法を開発し、種々の植物由来物質を対象にした探索が可 背景・ねらい コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)は...
要約 モデル植物のシロイヌナズナ及び耐干性マメ科作物のササゲから、前者では乾燥後短時間に誘導される16種の遺伝子、後者では乾燥により誘導される10種の遺伝子を単離した。これらの遺伝子の全塩基配列を決定し...
アズキ亜属4倍体重Vigna glabrescensの遺伝的背景
要約 リョクトウの主要病害虫に抵抗性を示すアズキ亜属4倍体栽培種のVigna glabrescensは、4倍体野生種V.reflexo-pilosaの栽培型であり、2倍体野生種のV.trinervia(雌親)とV.minima(花粉親)がこれら4倍体種の両...