ナタデココとβ-グルカンを混合した「ナタピューレ」で農産物粉末の適用範囲を拡大
要約 ナタデココとオオムギに含まれる(1-3),(1-4)-β-グルカンとを混合・破砕した新食品素材(ナタピューレ)は、農産物由来の粉末に新たな物性や加工特性を付与し、ペースト状食品の結着性や分散性を向上させること...
回転搬送機構により土塊の除去ができる拾上機と運搬車によるサトイモ拾上・収容体系
要約 歩行型タマネギピッカーをベースに改造した回転搬送機構を有する拾上機と運搬車によるサトイモの拾上・収容体系である。畝上のサトイモを拾い上げた後、土塊が除去されたサトイモが運搬車上のフレキシブルコ...
中早生で長期貯蔵性の優れるポテトチップ用バレイショ新品種「しんせい」
要約 「しんせい」は、枯ちょう期が中早生で、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する。チップ加工適性が優れ、収穫時期から翌年6月までの長期貯蔵でもチップカラーの低下が少ない。国産原料が不足する2月から...
要約 「シャイニールビー」はアントシアニン(ペラニン)含量が高く、赤肉色を生かした調理加工ができる。既存品種の「ノーザンルビー」に比べて収量性が高く、いもが整った長卵形で目が浅く形も揃うため生産および...
要約 「ノーブルシャドー」はアントシアニン(ペタニン)含量が高く、紫肉色を生かした調理加工ができる。既存品種の「シャドークイーン」に無いジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、疫病およびそうか病にも強...
テンサイ作業受委託の円滑化には農作業支援組織による情報統合と調整が重要
要約 テンサイの作業受託を円滑に運営している農作業支援組織は、生産者、糖業(集荷業者)、輸送業者と互いに情報共有をする際に、支援組織のマネージャーがそれぞれの情報を統合して作業計画等を示しており、この...
新たな食品表示基準に対応した遺伝子組換えダイズ混入の判定に係る公定検査法
要約 遺伝子組換え(GM)食品に関する表示制度について、2023年4月より、GM不使用表示の基準が現行の5%以下の意図せざる混入から不検出へと厳格化される。本改正に対応するため、新しい表示基準を満たしているか否...
背景・ねらい タマネギ出荷量は1990年頃から減少傾向にあり、年次の変動も大きい。それに代わり輸入量が増えてきている。生産量は133万tであるが、加工用として28万tを輸入しており(2019年財務省貿易統計)、安定...
要約 カボチャ品種の貯蔵前のスクロース含量に対するグルコース含量の比(G/S比)は、高貯蔵性品種で有意に低く、長期(90日間)貯蔵後のデンプン含量と高い負の相関がある。本指標を用いることにより、カボチャ品種...
要約 からしなを湿式加熱調理する際、水溶性の機能性成分であるGABA(γ-アミノ酪酸)の損失を抑えるためには茹で加熱より短時間の蒸し加熱を行う方が望ましい。また、シニグリンの損失を抑えるためには90秒以上の蒸...
橙色のチップ加工等に適したカロテン含有サツマイモ新品種「あかねみのり」
要約 「あかねみのり」は、カロテンを含むため、サツマイモ加工品の原料に使うと、品質が優れ、橙色の良好な仕上がりとなる。いもの形状が整っているため加工しやすく、既存の加工用品種「ベニハヤト」等に比べて...
要約 カンショ品種「ちゅらかなさ」は、主力品種「ちゅら恋紅」と比べて沖縄での春植え栽培では収量が同程度、秋植え栽培では多く、ペースト加工原料に適する。アントシアニン含量を示す色価は「ちゅら恋紅」より...
橙色を帯びた干しいもが加工できるサツマイモ新品種「ほしあかね」
要約 「ほしあかね」はカロテンを含み、干しいもが淡橙色で透明感のある美しい仕上がりとなる。既存品種「ヒタチレッド」に比べ、いもの裂開が少なく形状が整っているため、加工作業が容易である。干しいもは、シ...
要約 低価格な可視近赤外分光センサーにより、キャベツの鮮度(貯蔵期間)を評価する手法である。丸玉キャベツの外葉、または芯の切り口の計測で迅速かつ客観的に評価でき、流通の効率化、フードロス削減等に有効で...
要約 ブロッコリーの慣行的な収穫基準が花蕾径12cmであるところ、栽培期間を延長して20cm程度まで大型化させて収穫することで、頂花蕾収量3t/10a(全国平均約1t/10a)およびフローレット収量2t/10a(全国平均推定0.5...
肥大性に優れ煮ダイコンに適するグルコラファサチン欠失性品種「ムッシューホワイト」
要約 「ムッシューホワイト」は、たくあん臭や黄変の原因となるグルコラファサチンを含まないダイコンである。白首で根先端部の肥大性が良いため、おでん用サイズの煮ダイコンに加工した際の歩留まりに優れる。 ...
要約 ルテインを機能性関与成分とする宮城県産寒締め栽培ホウレンソウ(商品名)「野菜でルテイン ちぢみほうれんそう」について、「光による刺激から目を保護するとされる網膜(黄斑部)の色素を増加させる」ことを...
ルテイン含量の保持とシュウ酸除去のバランスを考慮したホウレンソウのゆで調理法
要約 ホウレンソウのゆで調理において、機能性成分であるルテイン含量を保持し、シュウ酸を減少させるための最適条件は100℃、120秒であり、この条件ではルテインは77%保持され、シュウ酸は67%除去される。 キーワ...
臭わず黄変しないダイコン品種「悠白」、「サラホワイト」の栽培と利用の手引き
要約 臭いや黄変の元となる成分を含まないダイコンF1品種「悠白」と「サラホワイト」について、幅広い利用者向けに品種特性や栽培管理、その加工適性や利用法をわかりやすく解説した手引き書である。 キーワード ...
要約 アカマンボウ Lampris guttatus は遠洋延縄漁業で混獲されるが、主漁獲対象魚のマグロ類に較べ価格は安く知名度が低い。バレニンはイミダゾールジペプチドの一種で抗疲労性があることが知られ...