経済的インセンティブを考慮した省耕起栽培による温室効果ガス削減効果
要約 省耕起栽培による温室効果ガス削減量は、経済的インセンティブを考慮した場合、慣行栽培比で1.7%(CO2換算)にとどまる。技術的な削減ポテンシャル(3.8~18.1%)を生かすには、3,000円/t CO2eq...
要約 乗用田植機装着式の水田用除草機(高精度水田除草機)と側条施肥装置を用いて、田植え同時米ぬか散布と機械除草同時米ぬか散布とを組み合わせた作業を行うことにより、除草機単独による作業よりも除草作業を1...
有機質肥料の連用は草地土壌の透水性を改善し冠水被害を軽減する
要約 有機質肥料を連用するギニアグラス集約放牧草地は土壌の透水性に優れ、大雨により冠水しても化学肥料を連用する草地と比較して、被度と草高が高く、減収幅も少ない。 キーワード ギニアグラス、放牧、飽和透...
要約 家族経営における女性農業者のキャリア形成においては、就農時の農業知識や就農経緯に応じた学習機会を得ること、それに対応した経営内の役割分担が行なわれること、役割に応じた処遇が行われることが重要で...
要約 窒素付加堆肥の窒素肥効率は0.7で土壌中での窒素の溶出はナタネ油粕よりも速い。本堆肥を全面全層施用した野菜栽培では化学肥料主体の慣行施肥と同等の収量、品質が得られ、跡地土壌の交換性カリウム含量も...
要約 新技術体系が慣行体系に比べ、環境影響および経済性の観点から、どの程度改善されているかを検討するための比較LCAの枠組を示す。インベントリ分析と影響評価により、複数の農業生産システムが、環境指標...
土壌施肥管理システムによる「ヒノヒカリ」への有機質肥料施用技術
要約 土壌施肥管理システムを用いた施肥設計を行うことで、有機質肥料を活用した水稲「ヒノヒカリ」の無化学肥料栽培あるいは減化学肥料栽培においても、食味を損なうことなく、慣行と同等、あるいは同等以上の収...
乗用型送風式捕虫機のカンザワハダニとチャノミドリヒメヨコバイに対する使用法
要約 走行速度を時速1.7kmとし、カンザワハダニに対しては処理間隔をできるだけ短くした片道処理、チャノミドリヒメヨコバイに対しては5日おきの往復処理を実施することで両害虫の被害を低減できる。なお、チャノ...
油かすの有機農家への販売は産地搾油ナタネの採算性を大きく改善する
要約 国産油かすは有機農家による50円/kgかそれ以上の価格での購入が期待できる。この価格で販売できればナタネ生産に要した物財費の約半分に相当する部分を回収でき、ナタネ栽培の採算性が改善し、ナタネ油の自...
要約 トマト有機栽培で使用する育苗用土を作成する際、土100Lに対し、堆肥60L+米ぬか21kgを混合して山積みにし、ワラ等で保温し、無加温パイプハウス内で発酵させることで、発酵熱による土壌消毒が可能である。 ...
要約 水稲移植直後に物理的障壁として畦畔板(波板、平板)を水田内の畦畔際に設置することにより、イネミズゾウムシ越冬成虫の水田内部への侵入を抑制し、成虫寄生密度と食害度を低く抑えることが可能である。 ...
要約 家畜ふん堆肥を主原料として、地域で入手できるバイオマス資源を所定の割合で混合して、窒素2.5~3.6%、リン酸2.5~6.0%、加里2.2~3.6%に調整した成分調整ペレット堆肥の窒素肥効率は30~50%程度であり...
要約 建設業の農業参入では、シナジー効果を高めるような作目等の選択と経営資源の調達が条件になる。参入企業は、農業の発展段階に応じて、農業生産法人形態を選択し、賃金水準を農業労賃に調整することにより、...
高温・高圧分解(MMCS)有機物の農業資材特性解明とその活用
要約
福島、山形県内有機および慣行ミニトマト栽培農家土壌の糸状菌群集構造
要約
有機性廃棄物の施用に伴うカドミウムの農地負荷量と作物中カドミウム濃度への影響
要約 有機性廃棄物の施用により畑地に持ち込まれるカドミウム量(北海道では平均2.7g/ha)は、収穫等で畑地から持ち出されるカドミウム量より多いが、有機性廃棄物を5年間連用した農地でも作物中のカドミウム濃度...
要約 有機質肥料の側条施肥では、化学肥料(速効性)に比べ水稲への施肥効率が向上する。有機質肥料の側条施肥技術による化学肥料5割削減栽培のコシヒカリにおいて、慣行栽培と同等の精玄米収量・品質を確保でき...
有機質資材の層状施用とプール育苗の組合せによる有機水稲育苗技術
要約 水稲有機栽培における育苗では、pHの高い有機質資材は育苗箱の底面に層状に施用することにより床土のpHが上昇せず、プール育苗で管理することにより生育ムラの少ない苗が生産できる。 キーワード 水稲、有機...
速効性の窒素成分を多く含み、窒素とカリの養分バランスが良い窒素付加堆肥の特性
要約 窒素付加堆肥は牛ふんおがくず堆肥をベースとした硝酸態窒素を多く含む窒素とカリのバランス良い速効性の有機質肥料である。堆肥ペレットに成型することで貯蔵中の成分安定性が向上し、かつ、施用後の溶出は...
非病原性フザリウム菌と弱毒ウイルスによるナス科果菜のネコブセンチュウ害抑制
要約 トバモウイルス属弱毒植物ウイルスをナス科のトマトとピーマンに接種して定植し、その後非病原性フザリウム菌を土壌に接種処理を行うと、ネコブセンチュウの被害の表象である根こぶの数が減少する。圃場の...