要約 長いハンドルを備え、樹冠下幹周部分も楽な姿勢で高能率に草刈作業が出来る歩行型草刈機。樹列に沿ってまっすぐ走らせるだけで樹冠下幹周部分の草刈ができ、樹冠下幹周部分の草刈作業時間を刈払機より約5割...
要約 圃場内外への天敵温存植物の植栽と天敵に悪影響の少ない殺虫剤の選択によって土着天敵の定着や増殖を促すことにより、薬剤抵抗性を発達させて難防除害虫となっているアザミウマ類やハダニ類等を安定的に管理...
リンゴ園の地表面管理が土壌および果実の放射性セシウム濃度に及ぼす影響
要約 リンゴ園では、地表面管理の違いにより土壌中の放射性セシウムの分布に違いが生じるものの、事故発生後4年間はリンゴ果実の放射性セシウム濃度への影響は認められない。雑草、落葉等の地表面有機物に含まれ...
要約 マイコウイルスは糸状菌に感染するウイルスである。土壌中において白紋羽病菌には多様なマイコウイルスの自然感染現象が見られる。本現象はいまだ知見が限られているマイコウイルスの多様性・生態解明に寄与...
要約 ニホンナシ「おさ二十世紀」、「南水」および「巾着」の第11連鎖群上部末端に位置するDNAマーカーは、ニホンナシ黒斑病感受性と連鎖しており、黒斑病抵抗性を持つ個体の選抜に利用できる。 キーワード ニホ...
要約 フォールアウトを受けたクリ樹では、地上部各器官の放射性セシウム濃度に大きな差は認められない。果実、葉、1年枝の濃度は、指数関数的に土壌中の濃度より速やかに減少する。果実中の放射性セシウムは、フ...
フォールアウトを受けたブルーベリー園における放射性セシウムの動態
要約 フォールアウトを受けた器官の放射性セシウム濃度は、フォールアウト後に発生した果実、葉より著しく高い。果実、葉の濃度は、土壌中の濃度より速やかに減少する。果実中の放射性セシウムは、フォールアウト...
果肉が桃色で加工から生食まで幅広く利用できるリンゴ新品種「ローズパール」
要約 リンゴ「ローズパール」は大果で果皮が黄色い中生品種で、肉質、果汁の量、甘味はともに中位である。果肉が桃色に着色し、適度な酸味と甘味があり、加工品製造や調理、生食に利用できる。 キーワード リンゴ...
果肉が赤く食味の良い生食・加工用リンゴ新品種「ルビースイート」
要約 リンゴ「ルビースイート」は大果で果皮の赤い中生品種である。果肉が赤く、やや多汁で、甘味は中位で酸味が少なく、食味が良い。果肉や果汁の色を活かした特徴ある加工品の製造にも利用できる。 キーワード ...
要約 白紋羽病に罹病した樹の周辺土壌の表面に50°C温水を点滴して病原菌を殺菌する温水治療技術マニュアルを実施することにより、ナシ、リンゴおよびブドウの罹病樹を効率的に治療できる。 キーワード 白紋羽...
NMRメタボロミクスによるジャガイモ疫病抵抗性品種・系統の識別マーカーの同定
要約 圃場で栽培した疫病発症前のバレイショ健全葉抽出物の1H-NMRスペクトルは、疫病抵抗性の程度に応じて異なる代謝物プロファイルを示す。この違いを反映するマーカー代謝物の一つはL-リンゴ酸であ...
大規模リンゴ作経営成立のための省力生産・販売一体型ビジネスモデル
要約 大規模リンゴ作経営の生産性・収益性の向上には、常雇の導入による樹園地の適正管理に加え、省力技術体系の導入が必須である。また、外観品質の低下を補う価値を、顧客へ適切に価値伝達しうる直接販売・契約...
ナシマルカイガラムシ歩行幼虫の発生量はフェロモントラップによる雄成虫誘殺数で推測できる
要約 ナシマルカイガラムシ歩行幼虫発生量は殺虫剤無散布条件下では指数関数的に増加する。年間の歩行幼虫発生量はフェロモントラップによる雄成虫誘殺数から推測できる。 キーワード ナシマルカイガラムシ、フェ...
要約 原発事故発生当年は、地表面管理の異なるリンゴ園に栽培したリンゴ樹の放射性セシウム濃度に明らかな差は認められない。中耕により、再生した雑草等の地表面有機物に含まれる放射性セシウム量は減少し、土壌...
要約 クリ樹では、原発事故発生時に存在していた2年枝とともに、新生器官であるイガ、葉で放射性セシウム濃度が高い傾向があり、ブルーベリーおよびリンゴと比べて新生器官での蓄積割合が高い。熟期の早晩による...
新種の白紋羽病菌Rosellinia compactaの性状と死滅温度
要約 新種の白紋羽病菌Rosellinia compactaは、日本で従来知られていた白紋羽病菌R. necatrixと形態が類似し、R. necatrixと同様に35℃で死滅する。 キーワード 白紋羽病菌、新種、病...
ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の効率的な分生胞子形成法
要約 ブドウ晩腐病菌(Colletotrichum gloeosporioides)の分生胞子形成には希釈したオートミール寒天培地(希釈OMA培地)が適しており、菌糸の細かい断片を希釈OMA培地上に塗布して培養することで、安定的...
腐らん病菌の病斑ごとに分離した菌株は栄養菌糸体不和合性を示し、互いに異なる
要約 リンゴおよびセイヨウナシ園から分離された腐らん病菌(Valsa ceratosperma)は互いに栄養菌糸体不和合性を示す。本病は分生胞子の伝搬ではなく子のう胞子の伝搬によって引き起こされる可能性がある。 ...
ミツバカイドウに認められる腐らん病抵抗性と育種素材としての有用性
要約 リンゴ腐らん病菌液を点滴接種して病斑長を測定することでリンゴ属植物の抵抗性を評価すると、ミツバカイドウの4系統は強い抵抗性を示す。ミツバカイドウ「サナシ63」、「早成サナシ1」とリンゴ品種との種間...
要約 白紋羽病菌に内在するマイコウイルスの粒子を純化し、プロトプラストを介して他の植物病原糸状菌に人工接種すると、本来の宿主以外の糸状菌へも感染できる。本法により、ヴァイロコントロール因子としてのマ...