要約 シイタケの栽培には菌床栽培と原木栽培がありますが、どちらの栽培方法でも害虫が発生します。これらの害虫を、化学農薬ではなく、天敵微生物をつかって防除する方法を確立しました。 背景・ねらい シイタケ...
アズマネザサの繁茂した耕作放棄畑を森林に再生させるための植生管理
要約 アズマネザサ(以下、ササ)が繁茂した耕作放棄畑ではササとの競争、動物による食害、落葉落枝の堆積が重なり合うことで樹木の定着が妨げられる。ササの繁茂した放棄畑からの早期の森林再生にはササの刈取り、...
ニホンジカ(ホンシュウジカ)は超音波を聞くことができるが、忌避することはない
要約 ニホンジカは、周波数が20kHz以上の音である超音波に対して聴く反応を示したが、忌避や嫌悪反応を示すことはなく、超音波によるニホンジカの防除は期...
農業的な林業にチャレンジ -バイオマス資源作物としてのヤナギの短伐期栽培-
要約 地理情報システムを利用して、エネルギー資源作物としてのヤナギ栽培適地を判定しました。また、広域に植栽するためには農業用マルチを用いた防草が有効であることがわかりました。これらから資源作物として...
要約 伐採から植栽までを連続して行う一貫作業システムの導入、コンテナ苗の活用、下刈りの省略等により、植林と初期保育にかかるコストを、従来の2/3程度までに抑えられます。 背景・ねらい 戦後植栽されたスギ...
要約 放射性物質を含む稲わら等作物残さや、雑草、枝葉等を荒破砕→乾燥→粉砕→混合→成型処理により元の容積の1/5-1/10に減容化し、放射性セシウム濃度8,000Bq/kg以下、水分15%以下で安定的に...
チャの侵入新害虫チャトゲコナジラミとカンキツ害虫ミカントゲコナジラミの識別法
要約 チャの新害虫チャトゲコナジラミは、カンキツ害虫ミカントゲコナジラミとは遺伝的に異なる別種の侵入害虫である。両種は、mt-COI遺伝子、成虫前翅の白紋数、4齢幼虫外縁の白帯幅の違いなどにより識別できる...
要約 白紋羽病菌に内在するマイコウイルスの粒子を純化し、プロトプラストを介して他の植物病原糸状菌に人工接種すると、本来の宿主以外の糸状菌へも感染できる。本法により、ヴァイロコントロール因子としてのマ...
要約 津波被災により疲弊した農業農村の再構築を図るため、地方行政の能力向上や住民組織の強化等の手法を検証し、得られた成果や教訓を現地語(シンハラ語)のガイドラインとしてまとめている。このガイドラインは...
抗プリオンタンパク質モノクローナル抗体の開発と単鎖型抗体の作出
要約 モノクローナル抗体T1およびT2は異常プリオンタンパク質の検出に有用であり、T2は牛海綿状脳症のスクリーニング検査キットや確定診断に活用できる。単鎖型T2抗体はプリオン増殖抑制効果を示し、プリオン病防...
要約 市販化されたワクチンがない現状では、冷水病の発症予防対策として、放流種苗の保菌検査は特に重要です。そこで、より高精度な保菌検査のために、冷水病菌だけを簡便で高感度に検出できる新しい冷水病菌検出...
クリ害虫の微生物防除資材としてBeauveria bassiana HF338株は有望である
要約 クリシギゾウムシ幼虫に対する高い病原力を指標として選抜した昆虫病原糸状菌Beauveria bassiana HF338株は、クリシギゾウムシ成虫およびクリミガ幼虫に対しても強い病原力を有し生物防除資材として有望...
要約 結球葉菜類栽培において、収穫後に残渣が大量に発生するが、胚軸部での切断収穫と収穫後の鋤き込みにより、土壌表面に露出する残渣を大幅に削減できる。また、年内最終の耕起を12月に行うことで、冬期の雑草...
要約
水田内を移動しながらスクミリンゴガイを拾い取る捕獲方法に比べ、水田内や水田周囲に設置した野菜トラップに集まった貝を拾い取る方法は、短時間で貝を捕獲でき効率的である。
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要約 ニホンジカによる水稲ヒコバエの採食は、ヒコバエの分げつが旺盛になる頃から始まり、分げつ終期には急激に増加し、茎葉が枯死するとともに終息する。また、滋賀県におけるコシヒカリのヒコバエでは、最高約...
背景・ねらい
近年、大型クラゲの沿岸への大量漂着が常態化しつつあり、定置網では大量入網により、操業の遅延・早期切り上げ、破網等、その影響・被害が深刻になっている。そのため、大型クラゲの定置網...
要約 溶接金網と動物侵入防止ネットを併用した簡易物理柵は、ニホンジカに対する侵入防止効果が高い。 キーワード ニホンジカ、溶接金網、ネット、物理柵 背景・ねらい 滋賀県のニホンジカによる農作物被害発生地...
要約 ダリアの茎頂培養苗は、挿し芽時の発根と初期生育に優れる。1対の展開葉を付けた穂木の 128穴セルトレイへの挿し芽により、2~3週間で定植苗が得られ、培養苗1個体から当年内に100球以上の 種球が得られ...
蛍光ラベル法によるダクト散布したバチルス・ズブチリス水和剤のイチゴ葉面への付着量の測定法
要約 バチルス・ズブチリス水和剤を蛍光色素フルオレセインで着色することにより、ダクト散布によるイチゴ葉面への薬剤付着を直接確認し、付着量を迅速に定量できる。 キーワード イチゴ、ダクト散布、蛍光ラベル...
栽培畝及びアーチパイプの連年利用による年2作露地キュウリの省力多収栽培
要約 5月中旬にキュウリのセル苗を定植して養液土耕で栽培し、7月末まで収穫した後、畝とアーチパイプを残したまま茎葉だけを除き、2作目を8月上旬に定植して1作目と同様の管理により10月中旬まで収穫するこ...