大規模温暖地水田作経営における長ネギの機械化栽培体系の導入効果
要約 大規模温暖地水田作経営における長ネギ栽培に、機械化による規模拡大および複数品種の栽培による出荷期間の延長を組み合わせた機械化栽培体系を導入することで、長ネギ部門の労働生産性が向上し、労働報酬の...
DNAマーカーによるネギネクロバネキノコバエの近縁他種からの識別法
要約 種特異的プライマーを用いたPCRにより、国内で新規発生したネギネクロバネキノコバエを国内既知害虫種から迅速に識別する手法である。 キーワード クロバネキノコバエ、種特異的プライマー、分子系統解析 背...
要約 薬剤抵抗性遺伝子診断法、サンプリング手法、簡易生物検定法、抵抗性発達リスク判定の基準、代替防除法の提案をまとめたガイドライン案である。本ガイドライン案に基づき、地域ごとの作目や栽培様式に応じた...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
要約 圃場内外への天敵温存植物の植栽と天敵に悪影響の少ない殺虫剤の選択によって土着天敵の定着や増殖を促すことにより、薬剤抵抗性を発達させて難防除害虫となっているアザミウマ類やハダニ類等を安定的に管理...
要約 雇用確保を図る集落営農では、機械化を通じた省力化・生産性向上が可能な野菜作導入による収益性向上と併せて、省力化により組織関与が低下した構成員の組織参加が可能となる分業体制の採用が重要である。 ...
要約 週間予報を含み、毎日更新される通年日別メッシュ農業気象データを処理して、グラフや分布図を作成できる環境を開発した。環境は、インターネット上のデータ配信サーバーとエクセル等利用者のPCで実行される...
要約 「ねぎ中間母本農1号」は、既存の品種に比べてさび病による病斑の発生が少なく、強い抵抗性を示す。抵抗性は部分優性に遺伝し、さび病抵抗性品種を育成するための育種素材として利用できる。 キーワード ネ...
要約 合成ピレスロイド抵抗性ネギアザミウマには薬剤の作用点であるナトリウムチャネルをコードする遺伝子に3種類の点突然変異が存在する。2タイプに分類される抵抗性系統はともに、点突然変異部位を標的にした遺...
要約 「ふゆわらべ」は、葉身および葉鞘が短く、肥大が旺盛で、軟らかく辛味の少ない食味特性を有するネギの合成品種である。 キーワード ネギ、短葉性、食味、省力、合成品種 背景・ねらい ネギは通常、軟白した...
要約 紫外線除去フィルムと薬剤防除を組み合わせた減農薬防除体系は、葉ネギの主要害虫であるネギハモグリバエ、ネギアザミウマおよびチョウ目害虫に対し高い防除効果があり、薬剤散布も慣行栽培に比べ大幅に削減...
育苗時使用農薬の後作物への残留リスク評価とELISAキットの野菜への適用性
要約 水溶解度が大きく、親水性が高い等の物性を持つ育苗時使用農薬は、後作物における残留基準値が極めて低い場合に残留リスクが高い。市販のELISAキットは一部の野菜との組み合わせを除いて残留農薬の簡易分析...
要約 小麦、大豆、菜豆、ばれいしょ、てんさい、たまねぎの主要な病害虫に対しドリフト低減ノズルを用いた際の防除効果は慣行ノズルによる防除効果とほぼ同等である。 キーワード ドリフト低減ノズル、病害虫、防...
要約 ネギ葉枯病は全道各地で発生し、黄色斑紋病斑の発生により著しい品質低下を招いている。登録薬剤の体系散布、発病の少ない品種「秀雅」の作付け、適期収穫により本病の被害を回避できる。 キーワード ネギ葉...
要約 ネギアザミウマには17の新規のミトコンドリアCOIハプロタイプが存在する。カキへの寄生や殺虫剤抵抗性発達で問題となる系統は2タイプに分類され、遺伝子レベルで判別できる。それら問題系統は海外から侵...
施設栽培ニラにおけるニラえそ条斑病対策を目的としたネギアザミウマ防除体系
要約
ニラのネギアザミウマに対して、ベンフラカルブマイクロカプセル、クロチアニジン水溶剤、スピノサド顆粒水和剤の殺虫効果が高く、これら3薬剤を基幹とした防除体系により本種およ...
要約 アスパラガス半促成長期どり栽培で近紫外線除去フィルムを展張すると、モモアカアブラムシ、ネギアザミウマの発生を低減し、農薬散布回数を30%削減できる。ネギアザミウマは、高さ1m付近の側枝をA4判の虫見...
光反射ネット設置と保毒ネギアザミウマ飛来期の殺虫剤散布によるトルコギキョウえそ輪紋病の効率的防除
キーワード ネギアザミウマ、トルコギキョウ、えそ輪紋病、光反射ネット、防除 背景・ねらい トルコギキョウえそ輪紋病はIris yellow spot virus(IYSV)を獲得したネギアザミウマが伝搬するウイルス病であり、葉な...
シュロガヤツリグサ等の浄化植物および微生物による廃液浄化システム
要約 栽培規模25aの青ネギ水耕栽培施設から平均濃度88mg/Lの硝酸性窒素が年間177t排出される廃液は、春期から秋期には浄化植物で、秋期から春期にかけてはシュロガヤツリグサ等の浄化植物と微生物により年間を通...
トルコギキョウにおけるネギアザミウマとえそ輪紋病の発生消長およびIYSV感染植物
要約 アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)を媒介するネギアザミウマは3月以降に誘殺が確認され、その後増加傾向で推移する。えそ輪紋病は本種の誘殺数増加に伴って多発する。また、これまでに報告のない作...