要約 クマモトネグサレセンチュウは、接種試験に供試した作物のうちキクを含む3作物で増殖が認められ、ニセミナミネグサレセンチュウはキクを含む9作物で増殖が認められる。線虫抑制作物7作物では両線虫種の増殖...
要約 キクわい化ウイロイドの感染性cDNAクローンを合成した。これを鋳型にして合成したCSVd RNAは、天然のCSVdと同様に宿主植物への感染力をもち、接種試験に利用できる。 キーワード キクわい化ウイロイド、感...
Pythium myriotylumによるナデシコ「テルスター」およびペチュニア立枯病(仮称)の発生
要約 セル育苗および鉢上げ段階のナデシコ(「テルスター」Dianthus chinensis L.×D. barbatus L.)およびペチュニア(Petunia×hydrida Vilm.)幼苗において、高温期に地際部の茎や下葉に黄化や萎凋を伴う立枯れ...
性フェロモン剤と防虫ネットの組み合わせによるハウス栽培軟弱野菜の鱗翅
要約 ハウス栽培の軟弱野菜において性フェロモン剤の処理と防虫ネットの開口部展張を組み合わせることで、コナガやハスモンヨトウなど鱗翅目害虫を効率的に防除することができる。 キーワード 性フェロモン剤、防...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
要約 防除の困難なシュンギク萎凋病(Fusarium oxysporum)は高温期を中心に発生する。これに対して熱水土壌消毒(90℃,150L/m2)をおこなうと、Fusarium属菌密度が低下し、高い防除効果が得られる。 キーワード...
要約 ブタクサハムシの摂食行動は寄主植物であるブタクサに含まれる2種のトリテルペノイドと2種のカフェー酸誘導体の混合物により誘起される。本種の摂食反応は、これらの摂食刺激物質と摂食を阻害する因子により...
タマネギ萎黄病ファイトプラズマの凍結および凍結乾燥による保存
要約 タマネギ萎黄病ファイトプラズマを保毒したヒメフタテンヨコバイの磨砕液を凍結および凍結乾燥することでファイトプラズマの活性を維持・保存できる。 キーワード タマネギ萎黄病ファイトプラズマ,凍結,凍...
要約 シュンギク、コマツナなどの軟弱野菜の葉上の害虫を送風で捕集網に追い込むことにより、効率的に捕集することができる害虫捕集防除機を開発した。開発機は、シュンギクにおける1回の往復処理によりマメハモ...
要約 夏期に全開放型ハウスを利用してコマツナの減農薬栽培を行うと、開口部へ防虫ネットを展張しても連作を続けていくとキスジノミハムシ等の害虫の生息密度が高まり食害によって品質が低下する。これを軽減する...
ファイトプラズマ感染によって植物組織に蓄積するタンパク質の特性
要約 タマネギ萎黄病ファイトプラズマに感染したシュンギクの可溶性タンパク質には、感染特異的タンパク質(pathogenesis-related protein)の5群に属するタンパク質が多量に蓄積されている。 背景・ねらい 農薬...
要約 しゅんぎくで難防除となっているマメハモグリバエに対し、収穫終了後に農業用透明ポリフィルムで地表面被覆すると、4月~10月の間は晴天時1日の処理で地中の蛹を絶滅でき、きわめて高い防除効果が得られる...
キタネグサレセンチュウに対する非寄生作物、サトイモの密度低減効果
要約 前作にサトイモを栽培すると、キタネグサレセンチュウの密度を休耕並に抑え、後作ダイコンの同線虫による被害を回避することが出来る。 背景・ねらい 耕種的防除法の一つに対抗植物を利用した線虫防除がある...