要約 有機農業に取り組む生産者等が活用できる、麦作適期除草技術を導入した暖地水田二毛作体系、生物的土壌消毒を導入したホウレンソウ施設栽培体系、不織布浮きがけ法を導入した高冷地露地レタス栽培体系等をわ...
要約 高接ぎ木法は、地際から7-10cm程度の高位置で接いだ苗を利用したナス青枯病抑制手法で、慣行接ぎ木よりも発病株率が低下する。高接ぎ木と慣行接ぎ木と収量、品質等に違いはみられない。 キーワード ナス、高...
要約 多段接ぎ木法は、台木にナス半身萎凋病、トマト褐色根腐病強度抵抗性及び中度の青枯病抵抗性を持つ品種、中間台木に青枯病強度抵抗性品種を接いだ苗を利用した複合土壌病害防除技術である。慣行接ぎ木と生育...
衛星データと水田区画データを用いた荒廃農地調査の踏査対象田の選別手法
要約 多時期の衛星データと水田区画データを用いて荒廃している可能性のある水田を抽出し、それを荒廃農地調査における踏査対象田とする手法である。本手法により踏査対象田を事前に選別すれば、すべての水田を踏...
非病原性細菌試作液剤は各種キサントモナス属病害に防除効果を持つ
要約 非病原性細菌11-100-01株試作液剤を1E+08cfu/mLの濃度に希釈して散布することで、モモせん孔細菌病、カンキツかいよう病、ブロッコリー黒腐病に対して、既存の無機銅水和剤や化学農薬と同等の防除効果を示す...
要約 カラシナやダイコン残渣などの植物バイオマスを用いた土壌還元消毒法は、ホウレンソウ萎凋病に対し顕著な発病抑制効果がある。土壌還元消毒では、酢酸、酪酸などの抗菌物質を産生するクロストリジウム属菌な...
全面マルチ作で肥料施用量を削減できる「全面マルチ用うね内部分施用機」
要約 肥料を45~50cm幅のうね中心部のみ帯状に施用しながら、うね全体をマルチで覆うことができる。高原や寒冷地におけるレタスの全面マルチ作において、単位面積当たりの肥料施用量を30%程度削減できる。 キーワ...
耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機による秋どりブロッコリーの減肥栽培
要約 秋どりブロッコリー作において、耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機で速効性肥料と緩効性肥料を施用し白黒ダブルマルチすることにより、無マルチ全層施肥の慣行に比べて除草剤散布および追肥作業を省力し...
要約 冬どり栽培のブロッコリーの花蕾に発症するブロッコリーべと病の防除には、耐病性品種を利用し、堆肥や窒素の多量施用を避けた施肥を行い、べと病に感染しやすい10月~11月にマンゼブ・メタラキシル水和剤を...
トルコギキョウにおけるネギアザミウマとえそ輪紋病の発生消長およびIYSV感染植物
要約 アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)を媒介するネギアザミウマは3月以降に誘殺が確認され、その後増加傾向で推移する。えそ輪紋病は本種の誘殺数増加に伴って多発する。また、これまでに報告のない作...
鶏の野菜類に対する採食行動と野菜類添加が飼料要求率に及ぼす影響
要約 鶏に、アスパラガス新芽と野草(メヒシバ)を同時給与すると、野草は採食しアスパラガスは 採食しない。他の野菜類でも採食行動に差を認める。鶏雛に乾燥野菜類を飼料添加給与すると、飼料要求率は 対照区に...
要約 作型に応じて適切な不織布資材を「べたがけ」又は「浮きがけ」することにより、キャベツ栽培での虫害を軽減でき、また、盛夏期の太陽熱処理を併用することで生育・収量が安定する。 キーワード 不織布、被覆...
要約 ブロッコリー中のナトリウム、ストロンチウム含有量は輸入品(米国および中国産) に多く、国産品に少ない。逆にバリウム含有量は輸入品に少なく国産品に多い。これら三元素のクラスター分析によりブロッコリ...
Pseudomonas viridiflavaによるキク花腐細菌病(新称)の発生
要約 露地栽培スプレーキクに、蕾が腐敗し花首が折れ曲がる症状の病害が発生し、発病部位からは細菌が分離された。細菌学的性質から分離菌株はP.viridiflava(Burkholder1930)Dowson 1939と同定し、本病を「キク花...
要約 1作目のスイカ収穫後に茎葉だけを片づけて、トンネルはそのまま密閉し太陽熱土壌消毒処理を2週間以上実施することで、土壌病害が回避でき、品質良好な果実が得られる実生苗が定植できる。果実はやや小玉と...
要約 これまで害虫として問題になったことのないイラクサギンウワバが,近年多発している。本種は一部の有機リン剤やIGR剤による殺虫効果が著しく劣るなど,薬剤感受性に特徴を示す。 キーワード イラクサギン...
要約 アブラナ科野菜を栽培する際に圃場実態を調査し、菌密度-発病度曲線(DRC)診断、病原菌密度の動態シミュレーションモデルによる予測等を行うことにより、アブラナ科野菜根こぶ病の総合防除ができる。 キー...
要約 アブラナ科野菜の圃場における病原菌密度、害虫密度等を把握し、防除メニューに従って対策技術を選択し、組み合わせることにより、根こぶ病、コナガ等の総合的病害虫管理ができる。 キーワード 総合防除、ア...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
要約 ブロッコリー畑に生息するクモ等の捕食性天敵類に影響が少ない選択性殺虫剤を使用することで、これらの天敵を温存し、コナガ等の発生を低く抑えることができる。 キーワード ブロッコリー、コナガ、クモ、捕...