有機栽培転換期と慣行の土壌及び堆肥施用の有無の土壌酵素活性による判別
要約 レタス・ニンジンの有機栽培開始3年目に、6種類の土壌酵素活性を変数に有機/慣行と堆肥/無堆肥の判別関数を求め、同一圃場の異なる転換後年次に適用すると、1年目では、有機と慣行、堆肥と無堆肥を判別でき...
小型トラクタにより中耕管理が可能なパリセードグラスの広条播種栽培
要約 線虫抑制性飼料作物パリセードグラスは初期生育が緩慢のため、中耕管理により雑草抑制する条播栽培が有効である。条間120cmで播種すると13PS程度の小型トラクタにより中耕管理できる。このときの収量は栽培...
飼料作物病害標本データベースの作成と飼料作物病害図鑑による公開
要約 畜産草地研究所で保管する飼料作物病害さく葉標本の病名、採集地等の情報をデータベース化し、これをインターネット版飼料作物病害図鑑で公開する。この図鑑には主要病害の病徴、病原菌、生理・生態および防...
万願寺とうがらしの施設夏秋栽培でのアブラムシ防除におけるバンカー法の有効性
要約 万願寺とうがらしの夏秋栽培ハウスにバンカー植物としてソルガム、代替餌としてヒエノアブラムシ、天敵としてショクガタマバエを利用するバンカー法を導入することで、ムギ類を利用する従来のバンカー法に比...
アブラムシ防除のためのバンカー植物としてソルガムを用いる場合に適する代替餌
要約 高温環境下におけるアブラムシ防除のためのバンカー法において、耐暑性の高いソルガムをバンカー植物として利用する場合、代替餌は15~30℃程度の温度域で内的自然増加率が高い種である必要があり、ヒエノア...
パリセードグラスは南九州地域の重要有害線虫2種の増殖を抑制する
要約 パリセードグラス「MG5」は、サツマイモネコブセンチュウおよびミナミネグサレセンチュウの増殖を抑制する。 キーワード パリセードグラス、サツマイモネコブセンチュウ、ミナミネグサレセンチュウ 背景・ね...
南西諸島で多発生した害虫は日本初発生のアフリカシロナヨトウである
要約 2010年夏から秋にかけて沖縄県の多良間島・西表島、鹿児島県の喜界島・奄美大島でイネ科牧草やサトウキビを加害する見慣れないヨトウ類の幼虫が多発生しました。羽化した成虫を詳細に調べたところ、これまで...
エンバクではフタテンチビヨコバイの加害によってワラビー萎縮症が発症する
要約 フタテンチビヨコバイに加害されたエンバクはワラビー萎縮症を発症し、草丈の伸長が著しく抑制される。オーチャドグラス、ソルガム、ローズグラス、ギニアグラス、スーダングラスではワラビー萎縮症は発症し...
暖地の原野における除草剤を使わないスーダングラスの不耕起栽培
要約 ヨシやセイタカアワダチソウが繁茂する原野において前植生を刈払い、5月下旬以降に播種することで、除草剤を使用せずにスーダングラスを不耕起栽培できる。 キーワード スーダングラス、不耕起栽培、雑草防...
1年生雑草が優占する耕作放棄地を対象としたソルガムの除草剤を使わない栽培法
要約 1年生雑草が優占する耕作放棄地において、ソルガム1番草の茎数を1m2当たりおおむね150~200本確保する散播密植栽培を行うことにより、除草剤を使用しないソルガム栽培が可能である。 キーワード 耕作放...
要約 飼料用ソルガム「リトルソルゴー」、「三尺ソルゴー」、「風立」を障壁作物として栽培することにより、野菜ほ場における農薬のドリフトを低減できる。また、農薬散布時に低減ノズルを併用すると低減効果は向...
アカヒゲホソミドリカスミカメの増殖を抑制する転作牧草地の草種および作付体系
要約 アカヒゲホソミドリカスミカメの羽化率はイタリアンライグラスで飼育した場合に高く、夏作牧草のスーダングラスやソルガムで低い。本種の増殖は夏作牧草の単作またはイタリアンライグラスの1番草の刈取り後...
マメ科カバークロップ作付け後の不耕起栽培による土壌・水管理技術
要約 マメ科のムクナやヘアリーベッチをカバークロップとして作付けし、マルチとして利用するソルガムやトウモロコシの不耕起栽培は、降雨の表面流出と土壌侵食の低減、雑草発生の抑制など、土壌・水管理に有効...
無除草栽培のための高消化性ソルガム「葉月」の出芽高位安定化技術
要約 高消化性ソルガム「葉月」の散播・密植栽培において省力的に200本/m2以上の出芽数を安定して得るには、播種後に浅いロータリ攪拌を行うか、あるいは播種後にトラクタ等により強く鎮圧する方法が有効である。...
散播・密植栽培による高消化性ソルガム「秋立」のロールベールサイレージ調整
要約 高消化性ソルガム「秋立」は、散播・密植栽培により発酵品質良好なロールベールサイレージ調製が可能である。この場合、播種量は8kg/10aが適当である。 キーワード ソルガム、高消化性、bmr遺伝子、散播栽培...
要約 次作に対する肥効、菌根菌感染、根粒菌着生、ネグサレセンチュウ発生抑制から、エンバク(野生種)はダイズと、ヒマワリ、マメ科緑肥はタマネギ、トウモロコシと、シロカラシ、マメ科緑肥はテンサイと組み合...
要約 侵入初期段階のワルナスビは、除草剤を用いた化学的防除とソルガムの作付けによる耕種的防除により生育抑制ができる。 キーワード 雑草、ワルナスビ、化学的防除、耕種的防除、ソルガム、遮光、生育抑制 背...
高消化性ソルガム「葉月」の散播・密植栽培による雑草の耕種的防除技術
要約 高消化性ソルガム「葉月」の散播栽培では、1m2あたりの茎数をおおむね200本確保できるように密植することで、雑草の発生を抑制し、除草剤を使用しない栽培が可能である。 キーワード 高消化性ソルガム、...
要約 夏作長大作物の収穫後飼料畑に、表面播種攪拌法もしくは無鎮圧法による簡易播種技術を導入することにより、生産性の大きな低下なく冬作物を省力的に栽培できる。水田裏作では、表面播種攪拌法によりイタリア...
高消化性ソルガム「葉月」の除草剤を使用しない散播栽培における適正播種量
要約 高消化性ソルガム「葉月」の散播栽培において、播種量を10a当たり8kgにすることで、ヒユ類やアカザ等の雑草を抑制し、除草剤を使用しない栽培が可能である。 背景・ねらい 高消化性遺伝子'bmr'を導入したソ...