要約 2012年12月31日で全廃となった土壌くん蒸用臭化メチル剤の代替技術として開発した国内8地域4品目対象の産地適合型マニュアルによる栽培は、同剤使用時の慣行栽培に対し何れも90%以上の収量を確保することが...
要約 トルコギキョウに発生するトルコギキョウえそ萎縮ウイルスは媒介者を要しない物理的な接触伝染により土壌伝染する。 キーワード トルコギキョウ、トルコギキョウえそ萎縮ウイルス、LiNSV、土壌伝染 背景・ね...
要約 寒天培地接種により、接種後10日以内に再現性の高いダイズ茎疫病菌のレース検定ができる。また、従来の土壌接種法に比べて判定期間を約10日短縮することが可能である。 キーワード ダイズ、ダイズ茎疫病菌、...
クワシロカイガラムシ抵抗性遺伝子MSR-1を識別するアレル特異性の高いe-RAPD
要約 開発したe-RAPDにより、クワシロカイガラムシ抵抗性チャ品種‘さやまかおり’に由来する抵抗性遺伝子MSR-1の有無を識別することができる。当DNAマーカーはアレル特異性が極めて高く、‘さやまかおり’後代の集団...
要約 レタスビッグベイン病に対する抵抗性には品種間差が認められた。クリスプヘッド型品種の抵抗性の程度は、発病関連ウイルスの検出時期と対応している。バターヘッド、コス、ステム、赤色系リーフ型では、栽培...
要約 レタス品種のコスタリカ4号(ロメインレタス)、晩抽レッドファイヤー(リーフレタス)およびパトリオット(クリスプヘッドレタス)を判別品種として用いると、レタス根腐病菌のレース判別が可能である。 キーワ...
要約 クリスプヘッドレタスより分離したレタス根腐病菌Fusarium oxysporum f. sp.lactucaeのレースは栄養要求性の違いを利用して培地上で判別することが可能である。 キーワード レタス根腐病、レース判別、栄養...
果肉色が優れ甘味の多いやや晩生のクリ新品種候補「クリ筑波 35 号」
要約 クリ新品種候補「クリ筑波 35 号」は、「筑波」に「524-1」を交雑して育成したやや晩生系統である。果実の比重が大きく、果肉は黄色味が強く、甘味が多くて食味良好である。 背景・ねらい 昭和 20 年代に急...
着色フィルムを用いた太陽熱土壌消毒によるレタスビッグベイン病防除法
要約 夏期に赤外線透過型着色フィルムをマルチ施用することで太陽熱消毒し、その後マルチを取らずにレタスを定植することにより、レタスビッグベイン病防除が可能となる。 背景・ねらい ビッグベイン病の病原ウ...
コマツナ萎黄病のリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を用いた防除
要約 コマツナ萎黄病に対して、クロルピクリンテープ剤は十分効果が認められ、また抵抗性品種としてあゆみ、楽天の発病が少なく、土壌へリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を添加すると発病抑制効果が...
要約 1997年時点での北海道におけるほうれんそうのべと病菌は殆どがレース4である。ほうれんそう84品種・系統を検定したうち22品種がレース4に対して真性抵抗性である。マンゼブまたはポリカーバメイト水和剤を子...
サツマイモネコブセンチュウのトマト抵抗性品種打破系統の出現と新対抗植物
要約 サツマイモネコブセンチュウのトマト抵抗性品種打破系統が道内2か所の加温栽培ハウスで確認された。これらのハウスでは抵抗性品種の栽培頻度が高かった。新対抗植物として、ソルガム「SS701」及びギニアグ...
要約 イネ切穂を用いて穂いもち圃場抵抗性を簡易検定する切穂接種法を開発した。切穂接種法による穂首節から下方の病斑長と圃場検定結果には高い正の相関がみられた。 背景・ねらい いもち病高度抵抗性品種育成の...
要約 ばれいしょ「根育29号」は疫病圃場抵抗性の極めて強い食用ばれいしょである。疫病無防除栽培においても茎葉の罹病はわずかであり、収量や品質の低下は非常に少ない。またジャガイモシストセンチュウ抵抗性で...