粗飼料用オオムギの穂形状は黒毛和種育成牛の嗜好性に影響を及ぼす
要約 ホールクロップ利用において、無芒および三叉芒のオオムギは硬い芒がないため、通常の芒を持つオオムギに比べて、黒毛和種育成牛の嗜好性が高い。 キーワード 粗飼料用オオムギ、穂形状、嗜好性、黒毛和種育...
多収でそばかす病に強く、耐倒伏性に優れるアルファルファ品種「ウシモスキー」
要約 アルファルファ「ウシモスキー」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。「ハルワカバ」よりそばかす病罹病程度および倒伏程度は小さい。寒地・寒冷地のアルファルフの安定栽培に利...
要約 四倍体のフェストロリウム「那系1号」は、越夏性、葉腐病・冠さび病抵抗性に優れ、寒冷地北部(北東北の中標高以下)から比較的冷涼な温暖地までの府県広域(年平均気温9~13℃程度)を対象に採草用として利用で...
オーチャードグラス黄さび病(仮称)の新発生と抵抗性の系統間差異
要約 北海道、岩手、宮城、福島、栃木各県の牧草地、道路法面等のオーチャードグラスにおいて、本邦未報告のさび病の一種、黄さび病(仮称、英名:Yellow Rust)が発生している。本病への抵抗性には品種・系統...
収量性、褐斑病抵抗性に優れるスムーズブロムグラス新品種「北見7号」
要約 スムーズブロムグラス中生品種「北見7号」は、「アイカップ」と比較して収量性、褐斑病抵抗性に優れる品種である。北海道の旱ばつ害を受けやすい草地における採草利用に適する。 キーワード 飼料作物育種、...
越夏性に優れ、夏秋期安定多収なペレニアルライグラス「八ヶ岳T-21号」
要約 ペレニアルライグラス「八ヶ岳T-21号」は4倍体系統で越夏性、冠さび病・網斑病抵抗性に優れ、乾物収量は「ヤツカゼ」より多収で、とくに夏期から秋期にかけて優れる。本州以南の高冷地、準高冷地で、採草・...
春・秋の収量性と越冬性に優れるオーチャードグラス新品種「はるねみどり(北海29号)」
要約 オーチャードグラス「はるねみどり(北海29号)」は、早生で越冬性に優れる。1番草と4番草が多収で、早春から晩秋まで利用できる。3年目収量は高い。北海道および東北北部に適応し、採草・放牧に利用できる...
耐倒伏性、斑点病抵抗性に優れる晩生のチモシー新品種候補系統「北見22号」
要約 チモシー晩生品種「北見22号」は、「ホクシュウ」と比較して耐倒伏性と斑点病抵抗性に優れる品種である。年間2回の採草利用に最も適し、放牧にも利用できる。 キーワード 飼料作物育種、イネ科牧草、チモシ...
要約 冬期を中心として冬作飼料作物の播種時期を移動すると、10月下旬~11月上旬および年明け3月の播種で乾物収量が高い。11月下旬~翌1月の播種は、エンバクとイタリアンライグラスでは実用的収量が得ら...