β-グルカンを多く含む大麦粉用二条裸麦品種「ビューファイバー」と「ワキシーファイバー」
要約 両品種はlys5.hを有し、「ユメサキボシ」より整粒重が低く穀粒がしわ粒で外観品質が劣るが、食物繊維のβ-グルカンを従来品種の2倍以上含む。これらの大麦粉を利用してうるち性の「ビューファ...
早生多収の飼料用米に適する水稲新品種候補系統「奥羽409号」
要約 「奥羽409号」は、東北地域中部では出穂期が"早生の晩"に属する粳種である。普及予定地において、多収品種「ふくひびき」より粗玄米重が多い。耐倒伏性は"やや強"である。大粒で品質が劣るため、食用品種と...
要約 ダイズ播種後の湛水で起こる出芽不良には、Pythium属菌やPhytophthora属菌の卵菌類の感染が関与している。ダイズは48時間の湛水条件下でも卵菌類の接種がなければ出芽するが、接種すると湛水...
道南地方で発生した大豆「タマフクラ」の出芽不良原因および当面の対応
要約 大豆「タマフクラ」は発芽が遅く緩慢で、発芽揃いに時間がかかる。そのためクラストのできやすい圃場や多水分条件下での播種を避け、播種深度は4cm以内とする。また種子薬剤処理にあたり、チアメトキサム水...
要約 早晩性を異にするエダマメ4品種(「福成」、「湯あがり娘」、「新潟茶豆」、「庄内5号」)について、作成した温度と日長の多項式で表されるDVR(発育速度)推定式を用いて、直播栽培での出芽日、開花日お...
要約 水稲の「箱なし苗」は覆土量300-400gの種子付きマットを用いて、孔のないシートの上で無加温平置き出芽法で出芽させる。苗丈4-6cmの時に保温被覆を除去し、24-28日間育苗することにより慣行の土付苗に近い...
要約 水稲の「箱なし苗」は覆土量300-400gの種子付きマットを用いて、孔のないシートの上で無加温平置き出芽法で出芽させる。苗丈4-6cmの時に保温被覆を除去し、24-28日間育苗することにより慣行の土付苗に近い苗...
要約 畦表面硬化法は、降雨後の排水が迅速で、出芽率は安定して高い。生育量の多くなる播種期早進化での安定生産を図るには、播種深度を5~8cmとし、播種密度を8.9~13.3株/m2(1株2本立て)にするとことが効果的で...
要約 播種床が過乾燥となりやすい重粘質土壌では発芽に必要な水分ポテンシャルを長く維持するために、耕うん同時播種等により耕うんによる乾燥が進む前の土壌に播種し、鎮圧処理によって下層からの水分供給を促し...
要約 小麦種子の収穫時の子実水分と出芽率の関係には品種間差がみられる。「ネバリゴシ」及び「ゆきちから」は、子実水分の減少に伴う出芽率の上昇が「キタカミコムギ」より低く推移し、子実水分35~25%の間では...
要約 播種床が過乾燥となりやすい重粘質土壌では発芽に必要な水分ポテンシャルを長く維持するために、耕うん同時播種等により耕うんによる乾燥が進む前の土壌に播種し、鎮圧処理によって下層からの水分供給を促し...
要約 レタス跡のうねのマルチを除去し、乗用型トラクタ装着式大豆播種機でうねを浅耕同時播種することで、降雨が多い年でも出芽・苗立ちは良好で、全作業時間では慣行より約8%短縮でき、収量も慣行と同程度確保...
要約 サトウキビ「Ni16」は初期生育が優れ、春植及び夏植で安定して多収である。萌芽が優れ、株出で発病の多い黒穂病に対する抵抗性を具えるため、株出栽培にも適する。黒穂病多発地域や低収量地域に普及すること...
要約 冬期を中心として冬作飼料作物の播種時期を移動すると、10月下旬~11月上旬および年明け3月の播種で乾物収量が高い。11月下旬~翌1月の播種は、エンバクとイタリアンライグラスでは実用的収量が得ら...
要約 麦収穫後に大豆を播種する場合、そのうね跡をロータリで浅く耕うんながら一工程で同時播種する方法は、省力的であるとともに、多湿土壌条件下における苗立ち歩合の低下程度が小さく、収量は標準耕起播種と同...
球状生子率が高く精粉収量が多いこんにゃく新品種候補系統「群系70号」
要約 群系70号は球状生子率が高いため生子植付け機が使用でき、球茎収量が多く精粉歩留が高いため精粉収量は「あかぎおおだま」より15%程度多い。また、葉枯病、根腐病にも「あかぎおおだま」並に強く、低コスト...
要約 冬期を中心にイタリアンライグラスの播種時期を移動すると、品種の早晩性にかかわらず9月~11月中旬播種と2月~3月半ば播種の乾物収量が高く、いずれも3番刈りまで可能である。12月~1月の播種は出...
要約 夏作長大作物の収穫後飼料畑に、表面播種攪拌法もしくは無鎮圧法による簡易播種技術を導入することにより、生産性の大きな低下なく冬作物を省力的に栽培できる。水田裏作では、表面播種攪拌法によりイタリア...
打ち込み式湛水土中点播直播栽培における水稲育成系統「西海238号」の直播適性
要約 水稲の代かき同時土中点播直播において、育成系統「西海238号」はヒノヒカに比べ出芽性および耐倒伏性に優れ、また遅播きでも出穂期、成熟期ともに早いので、稲・麦二毛作における湛水直播栽培の播種期幅拡...
要約 発育モデルとメッシュ気候値により、出穂期を考慮した乾田土中条播早期湛水直播の栽培適地マップを作成した。併せて、土壌メッシュにより土性、透水係数などの土壌条件を考慮した土壌適地マップを作成し、栽...