自家和合性で果実が大きくヤニ果の発生の少ないウメ新品種「麗和」と「和郷」
要約 「麗和」と「和郷」は自家和合性のウメ新品種である。30g以上の果実が収穫できて、果実の生理障害であるヤニ果の発生が少ない。自家不和合性品種の結実不良が問題となっている地域で結実を安定させる品種と...
単一花粉PCRによる花粉側自家和合性系統415-1が生産する和合性花粉の検出
要約 ニホンナシの花粉側自家和合性系統415-1の花粉一粒のDNAを鋳型にPCRを行い、各花粉のS遺伝子と複数のSSRマーカーの遺伝子型を同時に解析することにより、和合性花粉を検出できる。415-1は2種類の
ガンマ線照射花粉の交配により獲得したニホンナシ花粉側自家和合性突然変異体
要約 自家不和合性品種である「幸水」のガンマ線照射個体より採取された花粉を、無照射の「幸水」に受粉し、交雑実生415−1を獲得した。S 遺伝子型の解析及び交配試験の結果より、415-1はニホ...
ニホンナシ花粉側自家和合性突然変異体415-1の自家和合化の原因
要約 花粉側自家和合性変異体415-1は、S 遺伝子座を含む染色体の一部分が重複している二倍体で、S 遺伝子型はS4S5S5 である。重複<...
ナシの自家和合性S4smの花粉は、花柱のS1、S4双方と不和合性を示す
要約 自家和合性遺伝子S4smの花粉は、花柱のS4だけでなく、S1とも不和合となり、S4S4smと<...
要約 自家和合性遺伝子S4'を持つオウトウ品種・系統を用いた組合せから得られた後代実生について、DNAマーカーを用いてS遺伝子型を判定することにより、播種当年で自家和合性を有する実生を効...
要約 オウトウ新品種「紅きらり」は、「レーニア」に「コンパクトステラ」を交雑して育成した自家和合性の中生種であり、「佐藤錦」と同時期か数日後に収穫できる。果実は8~9gと大きく、着色・外観が良好で、酸...
自家和合性で着色・食味の良好な新品種候補「オウトウ山形C10号」
要約 オウトウ新品種候補「山形C10号」は、「レーニア」に「コンパクトステラ」を交雑して育成した自家和合性の中生種であり、「佐藤 錦」と同時期か数日後に収穫できる。果実は8~9gと大きく、着色・外観が良好...
要約 チュウゴクナシ17品種より14種類の自家不和合性遺伝子(S遺伝子)由来DNA断片が検出され、12種類は新規S遺伝子由来で、他の2種類はニホンナシのS size=-1>1-RNase遺伝子及びS size=-1>3 -RNase遺伝子のもの...
自家和合性の後代を効率的に獲得できるナシ中間母本候補「266-27」
要約 「266-27」は自家和合性品種である「おさ二十世紀」の自殖後代である。「おさ二十世紀」は自家和合性遺伝子を持っているが、「266-27」は自家和合性遺伝子ホモ接合体であり、自家和合性後代を効率的に獲得で...
ウメのDNAマーカーによるSf-RNase遺伝子型個体の早期選抜
要約 ウメの自家上和合性にはS-RNase遺伝子が関係し、この遺伝子の保存領域から設計したプライマーにより、自家和合性品種の判別が可能である。このプライマーをDNAマーカーとして、自家和合性と関係するSf-RNase...
要約 カンキツ類の自家不和合性品種の開花直前の雌ずいには分子量 28kDa塩基性タンパク質が特異的に発現する。このタンパク質は自家和合性品種においては認められず、リンゴ、ナシの自家不和合性に関与するSタン...