暖地向きサイレージ用とうもろこしの高消化性・耐倒伏性品種「九交B93号」
要約 「九交B93号」は暖地向き春播き栽培用とうもろこしの高消化性・早生品種で、ホールクロップのTDN含量が既存品種より3~4%高く、抜群の耐倒伏性を示す。ごま葉枯病およびさび病抵抗性は極強である。九州農業...
要約 イチゴ品種‘とよのか,の葯培養系よりソマクローナル変異を誘発し、イチゴ萎黄病に対して強い「FR‐135」、「FR-136」及び「FR‐145」を圃場検定により選抜した。これらの3系統はイチゴ炭疽病にも耐病性を有...
要約 ‘とよこま’は‘さきこま’を上回る多収性と果実品質を持ち、ジョイントレス果柄を持つため省力収穫が可能で、萎ちょう病・半身萎ちょう病に対する複合病害抵抗性を持つ、ジュース向き加工用トマトである。トマ...
要約 萎黄病抵抗性と黒腐病抵抗性を有し、在圃性が高く、大規模栽培が可能な高冷地の夏秋どりに適するキャベツの複合病害抵抗性F1品種`つまみどり'をカネコ種苗(株)と共同で育成した。 背景・ねらい 高冷地にお...
要約 ブドウ灰色かび病に対する抵抗性は、灰色かび病菌毒素100ppmを添加した寒天培地(1/2MS、BA3μM)で1ヶ月間培養した腋芽個体と毒素無添加培地で培養した同個体との生体重比で検定できる。 背景・ね...
要約 「Na23」(エヌエイニジュウサン)は、(Oh4 3Ht×H84)×H84の集団から育成されたデント種で、晩生~極晩生に属し、ごま葉枯病、紋枯病抵抗性はそれぞれ強、中、耐倒伏性はやや弱で、組合せ能力に優れた自...
要約 てんさい「NK-212BR」は、二倍体・多胚の花粉親系統で、高糖性、抽苔耐性が強く、てんさいそう根病抵抗性雄性不稔系統との組合せ能力が高い。本系統を花粉親として育成した新品種候補系統「北海70...
要約 温暖地に適する晩生のF1品種「タチタカネ」を育成した。本品種は、耐倒伏性や黒穂病抵抗性、採種性に優れ、東北南部から関東東山地方への普及が期待される。[場所]長野県中信農業試験場・とうもろこし育種...
イネ・キチナーゼ遺伝子を導入した形質転換トールフェスクの作出
要約 プロトプラストへの直接遺伝子導入法によりイネ・キチナーゼ遺伝子を導入したトールフェスク組換え体を多数作出し,その中から葉腐病菌に対する抵抗性程度の高まった個体を見いだした。 背景・ねらい 重要...
要約 促成栽培用イチゴ品種‘さちのか’は、着色促進のための栽培管理を必要とせず、また果実硬度と秀品果率が高いため収穫後の作業性と流通適性に優れる。果実糖度とビタミンC含量が安定して高く、肉質が緻密で...
要約 栽培シクラメン(Cyclamen persicum)に野生種(C.graecum)の病害抵抗性などを導入するために交配を行い、胚珠培養によって種間雑種を得た。この雑種は栽培シクラメンよりも三種類の病気に強く、稔性があるため...
要約 ばれいしょの体細胞変異は、調理・加工特性に関する形質にも発現し、効率良く原品種より高品質の変異系統を選抜できる。 背景・ねらい プロトプラストやカルスを経由した培養クローンは原品種の持つ優れ...
要約 傷害によりそのmRNAが1分以内に増加するMAPキナーゼを単離した。この遺伝子を導入した組換えタバコを用いて、本遺伝子が“傷-ジャスモン酸-傷応答性遺伝子群の発現”という傷シグナル伝達経路の根幹で働...
要約 桑葉に約1週間で死に至る程度の紫外線を照射したところ、モラシンC、M、Nなど1~6種の抗菌性物質を生成した。これらの物質は病原菌の侵入時に誘導されるファイトアレキシンとも共通しており、桑が持つ病害抵...
病原菌の混合接種によるイタリアンライグラスの複合抵抗性検定法
要約 イタリアンライグラス冠さび病、斑点病、網斑病に対する品種の抵抗性について、それぞれの病原菌を混合接種し幼苗で検定する複合抵抗性検定法を確立した。本法は育種母材の病害複合抵抗性検定に活用できる。...
要約 完熟出荷向き生食用トマト‘桃あかり’は高糖度,甘酸適度で食味が優れ,多収であり,萎ちょう病(レースJ1)と半身萎ちょう病に抵抗性を有する実用品種である. 背景・ねらい 現在,生食用トマトの夏秋...
要約 メキシコ中・北部で収集した桑の形態的形質、染色体数、酸性側パーオキシダーゼアイソザイムのタイプを調べたところ、中部で収集した桑から6倍体が7系統発見された。これらの6倍性桑は類似した形態的形質を...