界面活性剤と硫酸第一鉄処理によるスギ樹皮培地栽培シクラメンの生育改善
要約 定植培地をスギ樹皮単用としたシクラメン鉢物栽培において、界面活性剤および硫酸第一鉄を培地に処理すると生育が改善される。 キーワード スギ樹皮培地、シクラメン、界面活性剤、硫酸第一鉄、生育改善 背...
園芸品種と野生種の種間交雑により育成された芳香シクラメンの特徴
要約 園芸品種(Cyclamen persicum)と野生種(C. purpurascens)の種間交雑により育成された芳香シクラメンは、対照品種と比較して、香りと香気成分が異なり、花は小さく、受精後の花柄が螺旋状になる。 背景・...
播種期、加温及び電照による鉢物トルコギキョウの5月上旬出荷技術
要約 鉢物トルコギキョウ品種「サファイアブルー」は、10月上旬に播種し、最低夜温15℃となるように加温し、4.5号鉢に鉢上げ直後から午後10時までの電照処理(日長延長)を行うことで、5月上旬に開花させ、高品質...
要約 シクラメン乾燥種子に対して、播種前にジベレリン溶液に浸漬処理後、風乾してから播種することにより、発芽促進効果がみられ、発芽が早まる。処理濃度は50ppm、浸漬時間は5分間程度でよい。発芽揃いが早まる...
シクラメンの日持ち性は出荷前1ヶ月の施肥窒素量を上げると高まる
キーワード シクラメン、日持ち性、施肥窒素量、TOC、光合成 背景・ねらい シクラメンは12月から春先まで開花期の長い鉢花として冬季鉢花の代表的な花きであるが、生産量の増大と購入後の日持ち性の問題から市場...
出荷時シクラメンの光合成能力は葉部TOC全量を測定することで推定できる
要約 底面給水中の施肥窒素濃度は、開花期までは葉数の増加に影響を与えるが、開花期以降は株の光合成量に大きな影響を与え、施肥窒素濃度が高いほど株の光合成量が高まる。この時、株の光合成能は葉部TOC全量を...
要約 シクラメンでは液肥施用時の窒素成分の硝酸態およびアンモニア態窒素の成分比を7:3に調製した液肥を施用して栽培すると生育が良好となり、出荷後の鉢花品質を高く維持することができる。 キーワード シク...
要約 閉鎖型育苗施設を用いてシクラメン種子を播種するとガラス温室の育苗施設に比べて80%発芽率は7日早くなる。また、セル育苗終了時の葉数、生体重は増大し、定植後のシクラメンの開花始めはガラス温室の育苗...
キーワード ヤマアジサイ、小鉢生産、品種、育苗、栽培夜温、緩効性肥料 背景・ねらい 福岡県における平成16年の鉢物類の生産面積は101ha、生産額は65.6億円である。しかし、単価の低下が続いており、新品目や新...
要約 単離したシクラメンの耐暑性に関与する脂肪酸不飽和化酵素遺伝子(CpFAD)から作製したRNAiベクターを用いた遺伝子組換えにより、葉におけるリノレン酸含量が著しく低下した形質転換「ビクトリア」(2倍体)を...
複二倍体シクラメン(Cyclamen persicum×C. purpurascens)の作出と種子稔性
要約 二倍体園芸品種(C. persicum 2n=2x=48)と二倍体野生種(C. purpurascens 2n=2x=34)の種間交雑により不稔の雑種(2n=41)が得られる。雑種の減数分裂で非還元小胞子が形成され、雑種の葯培養により非還元小胞子...
東京都育成香りシクラメン「さわや香ミディ」、「おだや香」の品種特性
要約 シクラメン栽培品種と芳香性原種Cyclamen purpurascensとの種間雑種作出により新たに育成した品種は、甘さのある芳香性を保有する。育成品種はピンク系と赤紫系の2品種で、ともに中輪タイプであり、開花開...
キーワード シクラメン、肥効調節型肥料、マット底面給水 背景・ねらい シクラメン栽培では液肥を主体とした施肥法が普及しているが、より省力化を図るためマット底面給水栽培における肥効調節型肥料を用いた施肥...
要約 シクラメンの観賞日数の長さに影響を与える要因は、家庭で一般的な管理を行うのであれば生産者の違いによる影響が大きい。また、家庭では水管理などの手入れに関する管理要因よりも光や温度に関する置き場所...
背景・ねらい シクラメンでは、簡易栄養診断を活用した施肥管理技術が普及してきたが、より省力化を図るため、肥効調節型肥料を用いた施肥管理技術を確立する。そのため、基礎データとして、生育ステージ別養分吸...
シクラメンの脂肪酸不飽和化酵素遺伝子の単離とノックダウンベクターの構築
要約 シクラメンの脂肪酸不飽和化酵素遺伝子(CpFAD:Cyclamen persicum Fatty Acid Desaturase gene)をTAIL-PCR法により単離して塩基配列を明らかにした。CpFADは、全長3,939塩基であり、8カ所のエクソンと7カ所...
シクラメン園芸品種(Cyclamen persicum)、野生種(C. graecum)及びそれらの種間雑種の細胞遺伝学的特徴
要約 胚珠培養と葯培養によりCyclamen persicum (2n=4x=96)とC. graecum(2n=4x=84)の種間雑種(複二倍体と二ゲノム性半数体)が作出できる。両親と種間雑種の染色体観察から、C. graecumは同質四倍体であり、...
要約 シクラメンの商品価値を向上させるのに有効な情報は購入者の属性により異なる。年間購入数が少ない消費者には、家庭での管理方法等を記載した詳細なマニュアルの添付で、特に贈答用の高級品で効果が大きい。...
要約 生産者が用いるシクラメン仕上げ鉢用の培養土に使用される原料及び混合比は赤土40~50%、腐葉土及び堆肥20~30%、残りはパーライト、ピートモス等である。1970年代と比較すると、基肥量は減り、培養土は軽...
要約 エブアンドフロー給水や底面ひも給水において、給水時の溶存酸素濃度を高めることにより根圏部の環境が改善され、シクラメンの開花が促進され生育が良好となる。 キーワード シクラメン、エブアンドフロー給...