要約 カンショなどを基幹作物とする耕種農家からなる受託組織が、飼料イネの収穫・調製作業を受託する場合、受託作業と作業時期が競合する基幹作物の減収を考慮して出役労賃を設定するか、さらに競合のない作業を...
要約 畦畔法面の造成年にはメヒシバの発生が多く、シバの被度の拡大と造成年のメヒシバの発生量には負の相関がある。シバの植栽によって造成2年目以降においてメヒシバの発生割合は減少する。 キーワード 畦畔法...
要約 「すいおう」は、4回以上に分けて収穫する。部位毎の収量は葉柄、茎、葉身の順である。地際から15cm~25cmを残して収穫すると収量が多くなる。栽植密度は889本/10a、挿苗栽培より直播きで多くなる。マルチ資...
南九州シラス台地上の多腐植質厚層黒ボク土畑における年間浸透水量
要約 土壌保水量の実測に基づく水収支法によって推定される無植生条件の多腐植質厚層黒ボク土畑における1m深を通過する年間浸透水量は、年間降水量(2536mm)の約65%である。また、春夏作期間は秋冬作期間よりも...
要約 サツマイモ新品種「べにはるか」は、主要病害虫であるつる割病に“強”、立枯病及びネコブセンチュウに“やや強”を示す複合的な抵抗性を持つ。また、貯蔵中の腐敗が少ない。 キーワード サツマイモ、べにはるか...
要約 植え付け節数の違いは総いも収量や品質に影響は及ぼさないがサイズ別の収量に影響を与える。商品性の高い「べにまさり」生産にはL品・M品・S品の収量が最も増加する4節植えが適している。 キーワード カ...
線虫抵抗性で良食味の食用カンショ新品種候補系統「九州138号」
要約 カンショ「九州138号」は、いもの皮色や外観が優れ、線虫抵抗性を示す。蒸しいもの食味も良好である。 キーワード サツマイモ、食用、良食味、線虫抵抗性 背景・ねらい 徳島県では「高系14号」の選抜系統であ...
良食味でいもの外観が優れる食用カンショ新品種候補系統「べにはるか」
要約 カンショ「べにはるか」は蒸しいもの糖度が高く、食味は良好である。いもの外観が優れ、線虫抵抗性を示す。 キーワード サツマイモ、食用、良食味、糖度、線虫抵抗性 背景・ねらい 食用カンショの主力品種「...
高でん粉で醸造適性が優れる焼酎用カンショ新品種候補系統「ときまさり」
要約 カンショ「ときまさり」は原料当たりの純アルコール収得量が「コガネセンガン」より多く、焼酎は軽快な甘味とコク、いもの香りが強い特徴のある酒質である。サツマイモネコブ線虫抵抗性が優れ、でん粉歩留が...
要約 「九州135号」は「コガネセンガン」に比べ焼酎のコクに関する脂肪酸を多く含み、芋焼酎に特有な香気成分を多く含む。いもの収量はやや低いが、でん粉歩留まりが高い。また、生育期間を長くおくことで上いも...
要約 堆肥を20年以上連用した畑におけるキャベツ栽培での堆肥窒素のみかけ上の利用率は稲わら堆肥で10~15%、豚ぷん堆肥で5~10%、バーク堆肥では土壌の種類や年次により変動する。堆肥の連用により20~30%の...
要約 露地太陽熱処理は温度上昇による殺線虫効果と、宿主不在との二重の作用で、翌年青果用カンショ作のネコブセンチュウの防除に有効である。太陽熱処理に使用した畝とマルチをカンショ作まで連続して使用するこ...
太陽熱処理を活用した早出しカンショ・露地野菜の高収益畑輪作体系
要約 夏季に太陽熱処理を行ってキャベツ、ダイコン、青果カンショを早出しする3年一巡の畑輪作体系によると、除草剤や殺線虫剤の使用量を削減でき、経営規模を3haとした場合、週40時間以内の労働で約650万円の農...
要約 線虫対抗作物の緑肥としての効果は、ギニアグラスの生産量が安定して高く、線虫抑制効果も高い。また、窒素、リン酸、カリウム還元量も多い。 背景・ねらい 早掘バレイショと緑肥作物の輪作体系において、線...
要約 緑肥作物を鍬込んだ跡地での無施肥時のバレイショ収量は、クロタラリア、ラッカセイ、ギニアグラス栽培跡で、カンショ栽培跡に比べ5割程度増収し、また、施肥窒素量0.5kg/aでもクロタラリア栽培跡で1割程度...
要約 カンショやタバコの畦立に多く利用されているかまぼこ型高畦立マルチャは、畦整形天板の改良と、テープシーダキットを装着することで、早出しゴボウの平高畦立・播種・マルチ同時作業機として利用できる。 ...
要約 カンショ「九州137号」は、蒸切干加工適性が高い初の紫カンショ系統である。既存の青果用や加工用の紫カンショ品種では蒸切干に加工できないが、「九州137号」の蒸切干の色は紫で、中白もほとんどなく肉質や...
カンショ「ジェイレッド」は後作ニンジンのネコブセンチュウ害を抑える
要約 線虫抵抗性カンショ品種の「ジェイレッド」を栽培すると、畦間や土層の深さに関係なく、生育期間を通じてサツマイモネコブセンチュウの密度が低く抑えられる。後作としてニンジンを栽培すると、ニンジンの線...
要約 ニンジンの9月下旬は種で、不織布被覆の無マルチ栽培により2月上旬で400kg/a以上の正常根収量が得られる。株間は根身肥大のすぐれる10cmが適当である。被覆により葉長が伸長し機械収穫が可能となる。 キーワ...
加工用の高アントシアニンカンショ新品種候補系統「アケムラサキ(九州148号)」
要約 カンショ「アケムラサキ(九州148号)」は「アヤムラサキ」よりアントシアニン色素含量が高く、いもの外観や線虫抵抗性が優れる。色素原料用として利用できる。 キーワード サツマイモ、アントシアニン、高...