ライムギとイタリアンライグラスにおける放射性セシウムのウェザリング半減期
要約 原発事故に由来する放射性セシウムが植物体表面に沈着したライムギとイタリアンライグラスのウェザリング半減期(Tw)は放射性セシウム濃度8.0日と14.1日、放射性セシウム量11.0日と23.1...
3つの冠さび病抵抗性遺伝子を持つイタリアンライグラス新品種「那系33号」
要約 イタリアンライグラス「那系33号」は収量性と耐倒伏性に優れる品種「はたあおば」に3つの冠さび病抵抗性主働遺伝子を集積した品種である。約7割の個体が冠さび病抵抗性を示し、「はたあおば」より収量はやや...
二毛作トウモロコシの播種作業時間を大幅に削減可能な耕うん同時播種技術
要約 トウモロコシ-イタリアンライグラスの作付体系で、トウモロコシ播種時に縦軸型ハローと真空播種機を複合した耕うん同時播種機を用いれば、慣行と同等のトウモロコシ収量が得られ、耕うんから除草剤散布まで...
要約 生物資源モニタリングの活用により放牧地・放牧牛を適切に評価・判断することを通して、広域地域間の連携による繁殖和牛の周年放牧ができ、環境負荷軽減、更なる低コスト飼養、耕作放棄地の積極的活用を図る...
要約 糞塊数からみたイノシシの牧草地利用と、保護ケージ内外の植物現存量から推定したイノシシによる採食被害は、更新年には更新草地に集中し、無更新年には分散する。 キーワード イノシシ、寒地型牧草地、採食...
二毛作トウモロコシの耕うん畝立て播種に適した作業工程とその湿害軽減効果
要約 二毛作トウモロコシの湿害軽減のために耕うん畝立て播種を行う場合、事前耕うんを行わず、冬作収穫後に直接畝立て播種を行う作業工程が適する。圃場が過湿となる期間が長いほど、畝立て播種による増収効果が...
冬季牧草から夏季牧草パリセードグラス品種「MG5」への切り替えは可能である
要約 新規導入夏季牧草パリセードグラス品種「MG5」は、冬季牧草イタリアンライグラスから耕起播種、不耕起播種機による播種、いずれの方法においても切り替えが可能であり、特に不耕起播種機を用いた場合は放牧...
飼料用トウモロコシを基幹作物とした九州北部向け飼料輪作、2年5作体系
要約 飼料輪作2年5作体系の九州北部での2年間の推定TDN収量は慣行の二毛作体系よりも22%高い。またトウモロコシ二期作体系との比較でも6%高く、慣行の作付体系よりも多収が望める。 キーワード 輪作、2年5作、飼...
バヒアグラス草地へのイタリアンライグラスの簡易なオーバーシーディング法
要約 バヒアグラス草地を周年放牧利用するためには、オーバーシーディング前のバヒアグラスの草高を低く管理した上で9月下旬にイタリアンライグラス種子を5kg/10a散布後、完熟堆肥を3t/10a覆土代わりに散布すると...
冬季放牧時のイタリアンライグラスの栄養価は播種時期により大きく変動する
要約 冬季放牧時のイタリアンライグラスは、播種が早いほど草量は多く、逆にTDNなどの栄養価は低くなる。この栄養価の変動は放牧牛の体重に影響を与える水準であることから、肥育や維持等の目的に応じて播種時期...
ヘアリーベッチのリビングマルチを用いた飼料用トウモロコシの無除草剤栽培
要約 飼料用トウモロコシの雑草は、ヘアリーベッチをリビングマルチとして用いることにより除草剤を用いることなく防除できる。この体系を導入すれば、東北北部においてもトウモロコシの連作が可能となる。 キー...
二毛作で収量の安定確保と作業時間・コスト削減が可能なトウモロコシ簡易耕播種
要約 夏作トウモロコシの播種においてディスクハロによる簡易耕とトリプルディスク方式の不耕起播種機を組み合わせることで、冬作ライムギの収穫跡地における作業でも軽労化の達成と耕起播種と同程度の収量確保が...
要約 ライグラスいもち病は温暖な気候で発生が増加し、気温25~31℃で病斑拡大速度および胞子形成数が最大となり、発生北限は9月の日平均気温22℃境界線とほぼ一致する。オリサストロビン剤などの種子粉衣により、...
放牧後のイタリアンライグラスを利用した大豆のリビングマルチ栽培
要約 放牧に用いた晩生のイタリアンライグラスの再生草を、枯殺せずにリビングマルチとして大豆を不耕起栽培する方法は、大豆の初期生育時の雑草発生を抑えることができ、除草剤を用いる不耕起栽培法と同程度の収...
要約 水田でのイタリアンライグラスの播種期が12月まで遅延した場合、弾丸暗渠や明渠を設置して圃場の排水性を高め、低温伸長性の高い品種を用い、5kg/10aで播種すると、スズメノカタビラ主体の雑草割合を最小限...
イタリアンライグラスと大豆を組み合わせた高蛋白質粗飼料の無農薬栽培体系
要約 秋播き性のイタリアンライグラスを春播きし、収穫後の再生草をリビングマルチとして大豆を栽培すれば、農薬なしで粗蛋白質含量13~20%の飼料が乾物で約1000kg/10a得られる。本体系の雑草抑制力は強く、無...
寒冷地の転作田等で採草利用に向く新牧草フェストロリウム「東北1号」
要約 「東北1号」は、越夏性及び耐湿性に優れ、寒冷地の転作田・耕作放棄地で採草利用に向く、我が国初のフェストロリウム育成品種である。「バーフェスト」に比べ約10%多収で、夏期が高温となる地域で播種後2...
要約 イタリアンライグラス跡地を縦軸型ハローとケンブリッジローラ、真空播種機を組み合わせた作業機で簡易に耕うんしながらトウモロコシを播種する技術。作業能率が大幅に向上し、堆肥等をすき込むことができ、...
要約 イタリアンライグラスの非繊維性炭水化物含有率は、低温による傷害から身を守るために冬季に上昇する。その結果、可消化養分総量(TDN)の含有率は越冬期間中に上昇し、その後、伸長が再開する春季になると...
9月下旬播種で年内の出穂が早く、多収なエンバク極早生品種「九州15号」
要約 エンバク「九州15号」は、出穂性、耐倒伏性、冠さび病抵抗性が改良された品種である。既存品種よりも出穂が早く、九州の低標高地で9月下旬に播種しても年内の出穂程度が高く、多収である。 キーワード エン...