畑作生産に由来する温室効果ガス発生量のLCAによる算定法と十勝地域の大規模畑作への適用
要約 作物生産体系全体から発生する温室効果ガス発生量のLCAによる算定方法を提案し、その方法を十勝地域の大規模畑作に適用すると、1年あたりの温室効果ガス発生量(CO2換算値)は、小豆の1.72 t CO2/haからて...
作業競合を回避して実収量を高めるための飼料イネ生産体系の要点
要約 収穫時に「コシヒカリ」との作業競合がなく、1t/10a以上の乾物実収量を得たのは、直播栽培では「夢あおば」を用いて穂数が400本/㎡程度の時である。6月中旬の移植では、「クサユタカ」を用いた時であるが、...
傾斜ハウス及び傾斜地対応型養液供給システムによる夏秋トマト栽培体系
要約 通常ハウスの建設が困難な傾斜地で、均一な給液により畝間の収量差を解消した養液供給システムを構築し、傾斜ハウスを利用した夏秋トマト栽培体系を開発した結果、慣行雨よけ栽培に比べ、殺虫剤使用量が削減...
要約 簡単な改造を加えた市販の播種機で寒冷地における大豆・麦の3年5作を可能とする栽植様式と作業体系である。合理的な条間設定により播種・管理作業が行い易く、播種作業能率が高い。麦収穫時の大豆踏圧害も...
ホウレンソウの年4作3回不耕起連続栽培における新規畑の土壌管理技術
要約 水田転換初年目の灰色低地土、未耕の黒ボク土に3年間分の牛ふん堆肥36t/10aを一括施用し、菜種油粕を利用した年4作3回不耕起連続栽培でホウレンソウを栽培すると、堆肥施用作業の省力ができ、期間中の施肥窒...
PGPR製剤と肥効調節型肥料を利用したトウガラシの減肥料・増収技術
要約 PGPR製剤を育苗時に施用したトウガラシに同製剤を定植時および定植後1ヶ月毎に追施用し、肥効調節型肥料の全量基肥施用で無加温ハウス栽培すると、慣行に比べて窒素施肥量30%削減の条件下でも12%増収する...
要約 スイートコーンの栽培において肥効調節型肥料(被覆尿素肥料)は全量基肥で2割減肥しても農家慣行と同等以上の収量が得られ、全量基肥による労力の軽減化がはかれ、さらに大果が増え、収益が向上する。 キー...
要約 半促成長期どりアスパラガス栽培におけるもみがら牛ふん堆肥施用量は、定植初年目に年間10t/10a施用、2、3年目には年間4t/10a施用で安定的な収量確保ができ、土壌中の交換性カリの過剰蓄積が避けられる。 キ...
傾斜ハウス及び傾斜地対応型養液供給システムによる夏秋トマト栽培体系
要約 通常ハウスの建設が困難な傾斜地で、均一な給液により畝間の収量差を解消した養液供給システムを構築し、傾斜ハウスを利用した夏秋トマト栽培体系を開発した結果、慣行雨よけ栽培に比べ、殺虫剤使用量が削減...
要約 愛知県西三河沖積地帯のダイズ栽培における過剰な栄養成長を制御するために、乗用管理機前部に2基のレシプロ型刈り取り機を搭載した高能率(0.85ha/h)の摘心作業機を開発した。開発機の摘心により主茎長が...
気象観測ロボット網を活用する 250m メッシュの小麦成熟期予測マップ
要約 市町村レベルの面積内に複数配置される気象観測ロボットからのリアルタイムデータを使用して、250mメッシュ気象値(気温、相対湿度、降水量)を推定できる。気温のメッシュ値を使用すると小麦の成熟期推定マ...
畑作生産に由来する温室効果ガス発生量の LCA による算定法と十勝地域の大規模畑作への適用
要約 作物生産体系全体から発生する温室効果ガス発生量のLCAによる算定方法を提案し、その方法を十勝地域の大規模畑作に適用すると、1年あたりの温室効果ガス発生量(CO2換算値)は、小豆の1.72tCO2/haからてん...
要約 「春よ恋」の初冬まき栽培では越冬性が劣る場合があるため、「ハルユタカ」より地域が限定される。倒伏は窒素吸収量が13kgN/10aより発生するため、窒素施肥は春まき栽培の標準量を越冬直後と出穂期以降に分...
要約 有機質液肥であるCSLを利用した有機養液土耕法は、既存の養液土耕システムを利用してトマト促成長期栽培に適用できる。本栽培法は長期間の栽培でも肥料成分が土壌中に蓄積しない環境負荷軽減型の栽培法で...
飼料用トウモロコシ畑に蔓延したヒルガオ防除には播種前年の秋耕が有効
要約 ヒルガオが蔓延した圃場では、前年の2回の秋耕と慣行のアトラジン・メトラクロール剤の土壌処理で飼料用トウモロコシ収量への影響はほとんどなくなり、ヒルガオはほぼ消滅する。1回の秋耕でも上記除草剤処...
要約 大豆・麦立毛間播種栽培体系において要求される1条1列の大豆播種と1条2列の麦播種の両方を、切り替えて作業可能な施肥播種ユニットである。従来の播種ユニットに比べて全幅が小さいので、前作物への接触...
飼料としての利用を目的に選抜したサトウキビ種・属間交雑系統の特性
要約 製糖用サトウキビとサトウキビ野生種、スイートソルガム等との種・属間交雑で作出した系統には、多収性と高い株再生力を示す系統が認められる。嗜好性も良く飼料作物としての利用が期待できる。ブリックスは...
三番茶不摘採を前提とした窒素低投入茶園における二番茶摘採後の整せん枝法
要約 被覆尿素肥料を用いて年間窒素施肥量を60kgN/10aから45kgN/10aに減肥した場合は、二番茶摘採後に浅刈り処理あるいは三番茶摘採位置での整枝を、さらに30kgN/10aまで減肥した場合は二番茶摘採後に浅刈り処理...
畑作地における夏季の湛水処理によるネコブセンチュウ密度低減効果
要約 春作のタバコと秋冬ダイコンの栽培体系において、夏季にほ場を50日間湛水状態にすることにより、ネコブセンチュウの密度を低減できる。 キーワード ネコブセンチュウ、湛水 背景・ねらい 宮崎県東諸県郡国富...
ソルガムは寒冷地のカドミウムファイトレメディエーション植物として有望である
要約 ソルガムにはカドミウム吸収性に優れる品種があり、高吸収性品種の作付けを組み合わせることにより土壌からのCd収奪量を増大できる可能性を有し、ファイトレメディエーション植物として有望である。 キーワ...