要約 施設栽培において、水蓄熱装置と多層断熱資材を導入することで、冬季の暖房に係る燃料消費を大幅に削減することができる。削減の程度は、構築されたシミュレーションモデルによって栽培地域、施設の規模、暖...
多層保温被覆資材と水蓄熱を導入したハウスの内張資材開閉タイミング決定法
要約 多層保温被覆資材と水蓄熱を導入したハウスにおいて、熱動態を計算することで、時刻または日射量による内張資材開閉閾値に対する燃料使用量の変動分布図または曲線が作成され、これを用いてハウス内張の開閉...
ICTを活用した圃場-土地改良施設連携型の水管理制御システム
要約 支線・配水施設を管理する土地改良区、給水口を管理する担い手農家、双方が連携して利用できる農業用水の管理制御システム(iDAS)である。本システムは低コストかつ簡易に土地改良施設へ導入でき、適正な水配...
成長点局所加温とCO2施用を組み合わせた高収益ミニトマト栽培技術
要約 温風ダクトをミニトマト群落上に吊り下げ、成長点付近を局所的に加温することで、暖房に係る燃料消費は10%削減できる。吊り下げたダクトを利用しCO2施用を行うことで収量は8%増加する。技術の導...
要約 多層断熱資材の中綿にナノファイバーを使用した断熱資材の利用マニュアルである。ナノファイバー断熱資材は従来の多層断熱資材と比べて断熱性能は同等であるが、軽量・薄型化され取扱性が改善し、施設園芸に...
高断熱資材で保温性を高め、ダブルアーチで構造強化したパイプハウス
要約 開発したハウスは、断熱性の高い布団資材を内張りに利用し、施工性の優れた取付部材により高強度なダブルアーチ構造を有する。水蓄熱併用で暖房負荷を慣行2重被覆ハウスの3分の1にまで軽減できるとともに、...
収益性と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる肉用牛経営計画モデル
要約 肉用牛繁殖経営において、水田の飼料利用による所得と環境影響の評価が可能な営農計画モデルである。各種の水田の飼料利用に対応して、最適な所得と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる。 キーワード ...
要約 最新のLED照明を用いた光照射技術により、日本で流通する各種きのこ(シイタケ・マイタケ・エノキタケ・エリンギ・ナメコ・ブナシメジ・バイリング・アラゲキクラゲ)の効果的で省エネな生産法を開発しまし...
要約 布団状の被覆資材(高断熱資材)は、国内で使用されている従来の保温用被覆資材と比較して断熱性が極めて大きい。高断熱資材の利用によりパイプハウスにおける暖房燃料使用量を40%以上削減でき、パイプハウス...
暖房のための燃料消費量を削減するトマトの生長点近傍局所加温技術
要約 慣行では温室通路地面上に配置する温風ダクトをトマト群落上に吊り下げ、生長点・開花花房付近に温風が直接当たるように加温を行う。本方式では施設内を均一に加温する慣行法と比較して、収量の低下を招くこ...
ヒートポンプ給湯器の温水を熱媒体として利用した穀物乾燥システム
要約 ヒートポンプの熱源で加温した温水を熱媒体として循環させ、温水コイルを使った熱交換器により穀物乾燥に必要な熱を取り出す穀物乾燥機。乾燥エネルギは灯油を使った循環式乾燥機と比較して約70%を節減でき...
夏季の花壇苗生産における気化冷却を活用した培地昇温抑制による生育改善
要約 固化培地を用いることでポリポットによる被覆を行わず、培地に向けて送風することで培地水分の蒸発が促進され、気化冷却効果により培地の高温化を抑制できる。この方法によりパンジーおよびミニシクラメンで...
ヒートポンプと温風暖房機の複合加温システムにおける加温特性と省エネ効果
要約 ヒートポンプは、運転開始後、次第に温風温度が低下し、運転を停止するため、設定温度を確保しようと温風暖房機が稼働する。以降、この動作を繰り返し設定温度を確保する。複合加温は温風暖房機単独加温に比...
インド型超多収水稲品種「北陸193号」は寒冷地南部では遅植えすると減収する
要約 インド型超多収水稲品種「北陸193号」は、寒冷地南部においては遅植えを回避し5月上旬に移植することで多収が得られる。5月下旬以降に遅植えした場合、出穂が遅れ低温登熟条件となるため登熟歩合が低下し著...
要約 妻面及びサイドの内張を2重にしたパイプハウスにおいて、天井カーテンにチューブ式カーテンを設置し、夜間のみ閉じて保温すると内張1層に比べ約30%の燃料削減効果が期待できる。促成トマトの栽培では収量...
冬春キュウリにおけるパイプハウスでの空気膜利用方法及び省エネルギー効果
要約 冬春キュウリにおいて、施設の外張りまたは内張りを空気膜で被覆すると暖房用燃料は30%程度削減され、双方を被覆すると削減率は55%まで高まる。昼間のハウス内気温はやや上昇し、光線透過率はやや低下する...
要約 ハウス内最低夜温を5℃に下げ早朝から13℃とし、根域温度も夜間10℃に下げ早朝から15℃とする変温管理を行う。日中の換気温度を28℃に、電照時間を延長することで、イチゴ高設栽培において、品質、収量が劣るこ...
省エネルギー効果の高いヒートポンプと温風暖房機のハイブリッド運転方式
要約 開発したハイブリッド運転方式は、ヒートポンプを主暖房、温風暖房機を補助暖房として両者を自動制御して温室暖房を行う。本方式は、慣行と比較して投入エネルギー、運転経費および二酸化炭素排出量の削減...
要約 昼間の日射量に応じた変夜温管理を行うことで、ピーマンの収量を維持しつつ暖房用の燃料消費量が削減でき、コストを低減できる。 キーワード 促成ピーマン、日射量、夜温、コスト低減 背景・ねらい ピーマン...
要約 十勝地域の一般的な栽培体系では、化石燃料や資材の消費に伴うエネルギー投入量は1年あたり20.7~33.0 GJ/haであるのに対し、収穫部のバイオマス生産に伴うエネルギー産出量は25.6~252.3GJ/haである。収穫...