ブラキアリアは株間土壌のアンモニア酸化古細菌を抑制し硝化速度を低減する
要約 ブラキアリア属牧草の栽培における硝化抑制効果は株間土壌においても確認でき、その硝化抑制作用はアンモニア酸化古細菌数の抑制によって生じる。株間土壌の硝化抑制効果は品種によって異なり、根圏分泌物に...
スーダンサバンナでは間作を除いた保全農業で十分土壌侵食を抑制できる
要約 スーダンサバンナでは最小耕起と作物残渣マルチの2要素からなる保全農業で土壌侵食...
スーダンサバンナでは地中レーダーで鉄石固結層の出現深度を測定できる
要約 地中レーダーで鉄石固結層の出現深度を精度良く測定できることを世界で初めて明ら...
要約 「JNK-2」は中生のスーダングラスの自殖系統である。高消化性(bmr-6)および紫斑点病抵抗性遺伝子(ds1)を持ち、一代雑種品種「ナツサカエ」の花粉親系統として利用できる。 キーワード 自...
紫斑点病抵抗性のソルガム細胞質雄性不稔系統「JNK-MS-7A」および維持系統「JNK-MS-7B」
要約 「JNK-MS-7A」および「JNK-MS-7B」は、それぞれ、早生の細胞質雄性不稔系統および維持系統である。紫斑点病抵抗性遺伝子(ds1)を持ち、一代雑種品種「ナツサカエ」の種子親系統として利用できる。 ...
要約 「ナツサカエ」は早生のスーダン型ソルガムで紫斑点病抵抗性である。暖地では4月下旬から5月中旬播種で「峰風」より年間乾物収量が高く、また、イタリアンライグラスの9月下旬播種前に2番草を収穫ができる。...
ソルガム新品種「涼風」および「峰風」を活用した2つの新たな飼料作物作付体系
要約 ソルガム新品種「涼風」を活用した獣害を軽減しつつ高栄養粗飼料を周年的に生産する年3回刈り栽培、並びにソルガム新品種「峰風」を活用した従来の作付体系との作期分散が可能なトウモロコシ・ソルガム混播2...
ソルガム新品種「涼風」及び「峰風」を活用した飼料作物作付体系の乾物収量
要約 ソルガム「涼風」とイタリアンライグラスを組み合わせた年3回刈り栽培は獣害回避型の慣行栽培よりも約3割乾物収量が高く、ソルガム「峰風」とトウモロコシを組み合わせた省力的混播2回刈り栽培は、慣行二毛...
ソルガム根での生物的硝化抑制物質の分泌は転写レベルで制御されている
要約 ソルガム根からの親水性(水溶性)硝化抑制物質の分泌は、根のまわりのアンモニウム(NH4+)の濃度が1.0 mMまでの範囲で濃度依存的に促進される。促進にはNH4+の...
根圏土壌pHの低下はソルガムでの生物的硝化抑制に関わる一つの因子である
要約 インドのアルフィソル(低肥沃な赤黄色土の一種)圃場で栽培したソルガムの根圏土壌の硝化活性とpHはともに非根圏土壌よりも低下し、両者間には相関がある。また、土壌pHの人為的な低下にともなっても硝化活...
要約 近赤外分析計を用いて、自給飼料の飼料成分を迅速かつ正確に定量できる汎用性の高い検量線である。対象は水分、粗タンパク質、粗脂肪、粗灰分、中性および酸性デタージェント繊維であり、飼料給与診断の基礎...
ソルゴレオンはソルガムの重要な生物的硝化抑制物質の一つである
要約 ソルゴレオンは、ソルガムが根から分泌する難水溶性の生物的硝化抑制物質である。ソルゴレオンの分泌量とソルガム根面の難水溶性物質画分の硝化抑制活性との間には高い相関があり、このことはソルゴレオンが...
要約 ソルガムの根からの硝化抑制物質の分泌には、根圏pH、アンモニウムイオン(NH4+)の取り込み、細胞膜H+-ATPアーゼ(ATPの加水分解エネルギーを利用してH+を細...
要約 ソルガムの根には、親水性硝化抑制物質としてMHPP(methyl 3-(4-hydroxyphenyl) propionate)とsakuranetin(5,4'-dihydroxy-7-methoxyflavanone)、および疎水性の抑制物質としてsorgoleone(2-hydroxy-5-m...
小型トラクタにより中耕管理が可能なパリセードグラスの広条播種栽培
要約 線虫抑制性飼料作物パリセードグラスは初期生育が緩慢のため、中耕管理により雑草抑制する条播栽培が有効である。条間120cmで播種すると13PS程度の小型トラクタにより中耕管理できる。このときの収量は栽培...
アブラムシ防除のためのバンカー植物としてソルガムを用いる場合に適する代替餌
要約 高温環境下におけるアブラムシ防除のためのバンカー法において、耐暑性の高いソルガムをバンカー植物として利用する場合、代替餌は15~30℃程度の温度域で内的自然増加率が高い種である必要があり、ヒエノア...
万願寺とうがらしの施設夏秋栽培でのアブラムシ防除におけるバンカー法の有効性
要約 万願寺とうがらしの夏秋栽培ハウスにバンカー植物としてソルガム、代替餌としてヒエノアブラムシ、天敵としてショクガタマバエを利用するバンカー法を導入することで、ムギ類を利用する従来のバンカー法に比...
要約 イネ科作物の茎部の非構造性炭水化物含有率と細胞壁成分には、作物及び品種間に大きな違いがある。またリグニン含有率の低いイネおよびソルガムbmr品種は、高いセルロース糖化効率を示す。 キーワード イネ...
パリセードグラスは南九州地域の重要有害線虫2種の増殖を抑制する
要約 パリセードグラス「MG5」は、サツマイモネコブセンチュウおよびミナミネグサレセンチュウの増殖を抑制する。 キーワード パリセードグラス、サツマイモネコブセンチュウ、ミナミネグサレセンチュウ 背景・ね...
暖地の原野における除草剤を使わないスーダングラスの不耕起栽培
要約 ヨシやセイタカアワダチソウが繁茂する原野において前植生を刈払い、5月下旬以降に播種することで、除草剤を使用せずにスーダングラスを不耕起栽培できる。 キーワード スーダングラス、不耕起栽培、雑草防...