トウモロコシ品種の耐湿性と畝立て播種及び肥効調節型肥料の湿害軽減効果
要約 飼料用トウモロコシ品種の幼苗検定での耐湿性程度は、生育期間中の約3割が地下水位10cm以上となる圃場での耐湿性程度に一致する。耕うん同時畝立て播種及び肥効調節型肥料の湿害軽減効果は、高地下水位期間...
要約 水田で生産される国産飼料を利用して温暖化影響の少ない子牛生産を行うためには、牧草の放牧利用が最も効果的である。イネWCSの利用にともなう環境負荷軽減には、収穫ロスの削減、梱包サイズの拡大、小域の...
耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機による秋どりブロッコリーの減肥栽培
要約 秋どりブロッコリー作において、耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機で速効性肥料と緩効性肥料を施用し白黒ダブルマルチすることにより、無マルチ全層施肥の慣行に比べて除草剤散布および追肥作業を省力し...
要約 乗用田植機装着式の水田用除草機(高精度水田除草機)と側条施肥装置を用いて、田植え同時米ぬか散布と機械除草同時米ぬか散布とを組み合わせた作業を行うことにより、除草機単独による作業よりも除草作業を1...
80℃16時間水抽出とCOD簡易測定キットによる畑土壌可給態窒素の簡易判定
要約 80℃16時間水抽出は各種の土壌、堆肥連用土に適用でき、生土にも適用可能な畑土壌の可給態窒素簡易抽出法である。抽出液のCODを簡易測定キットで色識別することにより、迅速かつ簡易に判定できる。 キーワー...
「べこあおば」は関東地域で飼料用米・稲発酵粗飼料兼用品種として利用できる
要約 茨城県南部で「べこあおば」を多肥条件で栽培すると、5月中旬移植で粗玄米重が800kg/10a以上となり、飼料用米として利用できる。6月上旬播種の湛水直播栽培では、黄熟期の地際刈り乾物重が1500kg/10a以上と...
飼料イネ「リーフスター」の乾物生産と品質に対する牛糞堆肥と窒素施肥の影響
要約 牛糞堆肥2t/10aに加えて窒素として硫安2kg/10aと被覆尿素10kg/10aを施用して「リーフスター」を移植栽培すると、カリウム濃度は2%以下、乳酸菌添加サイレージのV-scoreは80以上となる乾物が1.9t/10a得られ、...
泥炭土水田における耕起由来のN2O排出量は0.30kgN2O-N/ha/年と見積もられる
要約 泥炭土水田、転換畑の年間亜酸化窒素排出量(kgN2O-N/ha)は、0.59、8.75である。この結果、有機質土壌の耕起に由来する水田からの亜酸化窒素排出量は、国独自の数値(0.30)が採用され、IPCCデフォ...
野菜可食部カドミウム濃度低減化におけるうね内部分施用による苦土石灰量削減
要約 苦土石灰と化成肥料を同時に、うね内に部分施用(幅20cm・深さ20cm)すると、エダマメ、ハクサイ、キャベツの可食部カドミウム濃度を従来の全面施用と同等程度に低減可能であり、全面施用と比べて資材施用量を...
要約 前作物収穫後不耕起圃場において、浅いチゼル耕と同時に肥料・種子を落下散布することにより、高能率な作目切替作業が1行程でできる。小麦・ソバの他、大豆・ナタネにも適用可能である。ロータリ耕方式と比...
要約 シコクビエの湛水栽培では、畑栽培よりも稈長や分げつ数が小さくなるが、倒伏や穂いもちの発生が少なく、子実重の年次変動が小さい。また、栽植密度や窒素施肥量を増やすことにより、子実重を増加させること...
不耕起播種大豆に対する化成肥料の基肥施用による株数の減少と減収
要約 水田転換畑の大豆不耕起栽培では苗立ち不良が生じやすいが、これに加えて化成肥料の播種時施用は苗立ち不良や立ち枯れの発生を助長し、立毛数の減少による減収を生じることが多い。そのため関東地域の大豆不...
九州北部の水稲大麦二毛作飼料生産での土壌窒素供給を踏まえた窒素施肥法
要約 九州北部の水稲大麦二毛作で飼料生産する場合、水稲「タチアオバ」で2.0t/10a、大麦「ニシノチカラ」で1.4t/10aの乾物収量を目標にし、対応する吸収窒素量をいずれも15kgN/10aとする。窒素施肥量は土壌から...
低平地重粘土地帯の野菜栽培において水環境に配慮した施肥を行うための窒素流出予測モデル
要約 裏作大麦圃場のデータに基づき開発された既存の窒素流出モデルは、数点の改良によって、低平地重粘土地帯での野菜栽培における窒素流出に対しても高い再現性を有する。この改良型モデルを用いた多様な施肥条...
細粒灰色低地土における水稲-イタリアンライグラス体系での牛ふん堆肥連用効果
要約 水稲-イタリアンライグラス体系の牛ふん堆肥連用は、水稲-小麦体系での稲麦わら堆肥連用に比べ土壌の有機物、可給態リン酸含量は増加し、膨軟になる。しかし、この体系において、化学肥料の減肥なしで牛ふん...
耕うん同時畝立て播種機を利用した飼料用トウモロコシの湿害軽減技術
要約 飼料用トウモロコシは、生育期間中の地下水位が-40cm以上になる日数割合が増加すると収量が低下する。耕うん同時畝立て播種機で畝立て栽培を行うと、土壌水分が低下し、収量が増加する。湿害を受けて低収量...
集水域における環境保全型稲作技術導入による流出負荷低減効果のモデル評価
要約 水稲栽培における施肥・水管理の改善による栄養塩類等の流出負荷低減効果を予測・評価する重回帰モデルを開発し、平準降雨年における水稲栽培技術別の原単位を設定することで、琵琶湖集水域における環境保全...
要約 宮城県におけるシラネコムギ全量基肥栽培に適する肥効調節型肥料はシグモイド型40日溶出タイプであり、慣行追肥の窒素成分合計量にあたる1.0kg/aを慣行の基肥と同時に施用することで、追肥作業を行うことな...
窒素肥効量14kg/10a施用による飼料イネ品種クサノホシの多収・低コスト栽培
要約
牛ふん堆肥と発酵鶏ふんペレットを用い、窒素肥効量を14kg/10aとした飼料イネ品種クサノホシの栽培は、乾物収量が化学肥料と同等以上の1.3~1.4t/10aを達成でき、倒伏を回避できる。...
要約 飼料イネ品種「モーれつ」は塩濃度の高い土壌(EC値983μS/cm)で栽培しても、他の九州での主要な飼料イネ品種と比較して初期生育が抑制される程度が少ない。 キーワード 飼料イネ、耐塩性、塩害 背景・ねら...