要約 「ゆめむすび」の移植時期の晩限は5月20日頃、栽植密度は18.5株/平方メートルから22.2株/平方メートル、基肥窒素量は0.40kg/a程度が適切である。追肥窒素量は幼穂形成期0.30kg/aと減数分裂期0.10kg/a、また...
要約 水稲「東北157号」は東北中南部では中正の早に属する粳種で、耐冷性が極強、いもち病抵抗性が強の良食味、多収系統である。平成9年から福島県で奨励品種に採用され、「初星」の一部に代え普及する予定である...
要約 「新潟46号」は、新潟県では極早生の中間型に属する粳種である。耐冷性は強く、登熟も良い。品質は上中、食味は上下である。山間地での収量性も安定している。平成9年から新潟県下の山間高冷地で普及に移す...
福島県における耐冷,耐病,良食味水稲新品種候補「東北157号」の採用
要約 「東北157号」は「ひとめぼれ」以上の耐冷性と「チヨニシキ」並の耐病性を持った良食味系統である。福島県の標高450m以上の中山間稲作地帯の「初星」を対象に奨励品種に採用する。 背景・ねらい 福島県にお...
要約 穂ばらみ期では主稈の稈長と比較して分げつの稈長が短くなるにつれ耐冷性は直線的に減少する。特に、耐冷性の弱い品種は分げつの稈長が主稈に比べわずか7%短くても稔実指数は20%以上も低下する。一方、開花...
暖地早期栽培用水稲育種における遮光を用いた耐冷性検定の基準品種の選定
要約 暖地の早期栽培用水稲品種育成における遮光を利用した障害型冷害に対する耐冷性の簡易な検定法のための耐冷性基準品種として16品種・系統を選定した。 背景・ねらい 暖地における水稲早期栽培では作付の早進...
要約 窒素追肥時期と葉いもち多発生との関係をコンピュータシミュレーションモデルを用いて解析し、葉いもち多発生を招く危険性の高い窒素追肥時期は、葉いもち全般発生開始期付近であることがわかった。葉いもち...
要約 従来わが国を対象として開発された水稲の発育モデルが、気象条件の大きく異なる熱帯地方(フィリピン)においても適用可能であり、また同モデルにより水稲品種の出穂特性(基本発育速度、感光性、感温性)の...
要約 行政区分をファジィ集合と考えることにより、重回帰を用いた米の収量予測信頼性を向上させる方法を開発した。この方法は、気象や収量などのデータ をより有効に利用するために役立つ。 背景・ねらい 気象デ...
アメダス地域気象情報に基づく冷害危険度地帯別水稲作柄診断モデル
要約 水稲収量の水準とその変動から作成した冷害危険度地帯区分を基礎にすると、アメダス地域気象情報の旬別最高気温と最低気温、日照時間を用いて収量測定の重回帰モデルが作成できる。このモデルにより、作柄の...
要約 有機物還元容量を増強させ得る超多収品種が、生育・利用形態を異にするトウモ ロコシ、ソルガム、ギニアグラスで見いだされた。栽培技術としてはマルチが収量の安 定化に有効で、ギニアグラスでは移植が生...
要約 正常稲(糊熟期)と同一時期に調製した雄性不稔稲サイレージの発酵品質は正常稲サイレージと明瞭な差はない。また、雄性不稔稲サイレージは正常稲サイレージに比べ、可消化養分総量が低く、可消化粗蛋白質含...
要約 従来わが国を対象として開発された水稲の発育モデルが,気象条件の大きく異なる熱帯地方(フィリピン)においても適用可能であり,また同モデルにより水稲品種の出穂特性(基本発育速度、感光性、感温性)の...
花粉形成に及ぼす施肥法および幼穂形成期深水(前歴深水)の効果
要約 基肥窒素量が少ない方が、また、基肥窒素量が同じ場合は追肥(幼穂形成期)をしない方が葯長が長く、充実花粉数が多くなる。幼穂形成期深水(幼穂形成期から約10日間、水深10cm)は水温を高め、葯長を長くし、充...
要約 水稲「奥羽糯349号」はバリ島の紫黒米に由来する日本稲型の改良紫黒糯系統である。東北中南部では早生に属する中長稈の中間型系統で、穂いもち抵抗性および耐冷性は弱い。玄米果皮が濃い紫色を呈し、赤飯、...
要約 水稲「奥羽346号」は中長稈の中間型系統で、東北中南部では中生に属する粳種である。本系統は極良食味でいもち病抵抗生が強く、耐冷性、耐倒伏性、白葉枯病抵抗性も強い。千粒重はやや大きく多収で、宮城県...
要約 正常稲(糊熟期)と同一時期に調製した雄性不稔稲サイレージの発酵品質は正常稲サイレージと明瞭な差はない。また、雄性不稔稲サイレージは正常稲サイレージに比べ、可消化養分総量が低く、可消化粗蛋白質が...
要約 水稲「東北150号」は良質・良食味で宮城県では晩生の晩の系統である。宮城県において出穂期の分散による冷害回避及び刈り取り時期の拡大を目的に「ササニシキ」の一部に代えて奨励品種に採用される予定であ...
要約 穂ばらみ期では主稈の稈長と比較して分げつの稈長が短くなるにつれ耐冷性は直線的に減少する。特に、耐冷性の弱い品種は分げつの稈長が主稈に比べわずか7%短くても稔実指数は20%低下する。一方、開花期...
要約 水稲奨励品種候補「東北150号」は、晩生、強稈、良食味の粳種である。宮城県稲作における冷害の危険分散と収穫期間の拡大を図るため奨励品種に採用する。 背景・ねらい 宮城県では、近年の異常気象により、...