要約 「きゅうり中間母本農5号」が有するうどんこ病高度抵抗性には少なくとも4個のQTLが関与する。特に、第5染色体上に座乗する最も大きな効果をもつQTLpm5.3とその近傍に位置するpm5.1を両方もつ個体は強い抵抗...
土壌くん蒸効果を向上させ現場ニーズに応えるガスバリアー性フィルム
要約 土壌くん蒸消毒時用いられる作物栽培用の農ポリと同等の性状で、かつ生産現場のニーズに応じたガスバリアー機能を付与した新規フィルムを用いること...
要約 ブドウべと病抵抗性の評価にあたり、発病葉に形成された分生子数を正確に計測するためには、分生子懸濁液に界面活性剤を添加して実験器具への分生子の付着を妨げることにより誤差を抑制する。 キーワード ブ...
新梢への付傷接種法によるモモのせん孔細菌病の拡大抵抗性の品種間差異
要約 せん孔細菌病菌液を新梢に接種して形成された病斑長を測定することで、モモ品種・系統のせん孔細菌病に対する拡大抵抗性の程度を評価できる。「Chimarrita」、「もちづき」、「錦」は比較的抵抗性が強く、育...
トマト台木品種LS-89の青枯病抵抗性関連遺伝子の網羅的探索
要約 トマト台木品種LS-89の茎部では青枯病菌の感染に伴い140以上の抵抗性関連遺伝子が発現する。高発現したグルカナーゼ、リグニン合成等の遺伝子は他の抵抗性品種でも同様に発現する。本解析データは台木品種の...
要約 ガラス室内で主茎を生育させた穂ばらみ期のイネ葉鞘に、液体培養で得たイネ稲こうじ病菌の分生子懸濁液を注射接種し、発病した病粒数を調査し、基準品種と比較することで、品種の抵抗性程度を評価できる。 ...
最確数法と制限酵素断片長多型分類法を組み合わせた微生物相の同定・定量法
要約 最確数法と断片長多型分類法を組み合わせ多岐に渡る微生物相を同定・定量できる方法を開発した。本法は、試料に含まれるPCR阻害物質量に影響されず、死菌や増殖能を欠落した菌に由来する擬陽性が無く、雑多...
オオムギのリポキシゲナーゼ活性簡易評価法及びリポキシゲナーゼ欠失突然変異系統の作出
要約 ビールの鮮度維持や泡持ち性に悪影響を及ぼすオオムギのリポキシゲナーゼ(LOX)について簡易評価法を開発し、新規Lox-1遺伝子を有するLOX活性欠失突然変異系統「大系LM1」を選抜した。 キーワード 二条オオ...
要約 病害抵抗反応時に発現するバイオフォトン(生体微弱発光)は、病害抵抗性誘導剤の作用により発光量が増大する。この現象に基づき、病害抵抗性誘導活性の有無が迅速、安価、簡便に評価できる。 キーワード 病害...
要約 育苗培土のケイ酸供給力は、24時間たん水培養によるケイ酸溶出量によって評価する.また、苗のケイ酸含有率5%以上となるシリカゲル適正施用量はケイ酸溶出量ごとに定める. キーワード 育苗培土、ケイ酸供...
要約 わが国の輸入植物検疫によって病害虫の侵入がどの程度阻止されているかを推定するための確率モデルを提案した。輸入植物検疫規程で用いられているサンプリング法に適用したところ,この規程は荷口一つ一つ...
拮抗性シュードモナスの効率的検出法の開発と抗菌物質生産菌株の選抜
要約 拮抗性シュードモナスを効率的に収集するために、選択培地とELISAを利用した直接的特異検出法を開発した。この方法により分離した菌株から、抗菌物質を産生し、発病抑制作用あるいは生育促進効果を示す...