要約 アジア・太平洋諸国の農業生態系に生息する外来生物を対象とするリレーショナルデータベースシステムを構築した。本データベースでは,外来生物の分類名,定着状況,分布拡大,経済的生態的被害,繁殖・生育...
要約 ブロッコリー中のナトリウム、ストロンチウム含有量は輸入品(米国および中国産) に多く、国産品に少ない。逆にバリウム含有量は輸入品に少なく国産品に多い。これら三元素のクラスター分析によりブロッコリ...
要約 リンゴ火傷病菌は、果梗に接種すると成熟果にも侵入し、維管束に沿って拡がる。接種後3~4日でがくあ部側に達し、維管束周辺では約103になる。9月下旬から10月上旬に結果枝へ接種すると、成熟果実内へ侵入し...
要約 リンゴ火傷病が日本へ侵入する確率の推定に関して,輸出元における火傷病の感染確率のバラツキを考慮した新たな推定法を提案した。これを用いて推定を行うと侵入リスクがより大きくなることが判明した。 背...
Bactrocera属ミバエ類の分子系統解析と分子分類法の開発
要約 植物検疫上の最重要害虫であり、分類や同定に混乱が見られるBactrocera属ミバエ類について、アジア太平洋域に生息する主要種のミトコンドリアDNAの塩基配列における多様性を解析すると共に、それらのデータ...
要約 スイカ果実汚斑細菌病菌(Acidovorax avenae subsp. citrulli)の検出を目的とした選択培地・AacSMを開発した。AacSMは選択性と識別性に優れ、種子や発病植物から本病原細菌を分離・検出するのに適している。 ...
数種キンポウゲ科およびナス科植物から分離されたVerticillium tricorpusの病原性
要約 千葉県内で栽培されていたアネモネ、ラナンキュラス、デルフィニウム、ニゲラ、トマトおよび市販のジャガイモから、植物検疫上特定重要病害に指定されていたV.tricorpusが分離された。分離菌の病原性はない...
害虫の侵入定着を防止し所定の安全レベルを達成するための植物検疫強度の推定法
要約 繁殖可能な害虫の国内への侵入確率の推定式,及び侵入確率を所定のレベル以下に低下させるのに必要なサンプリング検査と検疫処理の組み合わせを決定するための式を導いた。これらの式と害虫の定着確率から,...
リボゾームDNA領域の変異に基づくTetranychus属ハダニ類4種の同定法
要約 PCR法により増幅したリボゾームDNAのスペーサー領域を制限酵素DraⅠおよびAfaⅠで切断し、その断片長を比較することにより、形態観察による同定が困難なTetranychus属ハダニ類4種の雌成虫が判別できる。 背景...
要約 輸出植物検疫におけるサンプリング検査の際に検疫害虫だけでなく検疫害虫の加害痕も対象として荷口の合格・不合格を決定する場合の検査効果に関する推定式を提案する。加害痕を利用することによりその検査...
Acidovorax属植物病原細菌の病原型とそれに関連する菌体成分
要約
要約 わが国の輸入植物検疫によって病害虫の侵入がどの程度阻止されているかを推定するための確率モデルを提案した。輸入植物検疫規程で用いられているサンプリング法に適用したところ,この規程は荷口一つ一つ...