要約 サトウキビ白葉病対策として健全種茎を増殖するための圃場管理技術と生産物の配布法に関する説明、LAMP法による病原体の検出手順、生長点培養法による無病苗生産手順から構成される、健全種茎生産を行う者向...
要約 植物に感染するウイルスを利用して、植物のゲノム編集を行う方法である。この方法では、後代でのゲノム編集酵素遺伝子の除去が不要になるため、交配後代を得るのが困難な栄養繁殖性作物などへの適用が期待で...
網羅的遺伝子診断による、ブドウ台木3品種のウイルス・ウイロイド非検出個体の獲得
要約 主要なブドウ台木3品種(「テレキ5BB」、「グロワール」、「101-14」)について、熱処理と茎頂培養によるウイルスフリー化処理を行い、従来法よりも網羅的診断が可能な次世代シーケンス解析を併用した診断を行...
いもち病抵抗性で年内安定収穫が可能なイタリアンライグラス極早生品種「Kyushu 1」
要約 イタリアンライグラス「Kyushu 1」は極早生で、いもち病抵抗性が既存の抵抗性品種「さちあおば」より強い。暖地で9月播種した場合の年内草と春1番草の合計乾物収量が「さちあおば」より多い。年内草は高栄養...
要約 新規に開発したカンキツグリーニング病原細菌(CLas)培地により、人工条件下でCLasを再現性よく高効率に培養できる。さらに、本培地にオキシテトラサイクリンを添加することで、CLasの増殖促進作用が認められ...
要約 煮沸処理後に薬剤浸漬処理したチャ葉上での菌叢生育の有無によって、チャ輪斑病菌のQoI剤感受性を簡単に検定できる。 キーワード チャ、輪斑病、QoI剤、耐性菌 背景・ねらい チャ輪斑病菌Pestalotiopsis...
MPN-PCR法による土壌中からの青枯病菌の高感度かつ定量的検出手法
要約 スキムミルク溶液による土壌からの青枯病菌の分離と抗生物質を含む培養用溶液による増菌を用いたBio- PCR法と最確数(MPN)法を組み合わせることにより、乾土10gあたり約3個から病原細菌を検出・定量できる。 ...
無病苗定植と圃場内および地域一斉防除によるグリーニング病の発生抑制
要約 カンキツグリーニング病常発地域において、無病苗の定植後に媒介虫ミカンキジラミの地域一斉防除と圃場内の慣行防除を継続すると、定植後5年経過してもシークワーシャーにおける同病の発生は低頻度にとどま...
リンゴ台木における根頭がんしゅ病の抵抗性検定法確立と育種素材評価
要約 根頭がんしゅ病菌液を付傷接種し、がんしゅ形成率を評価することで根頭がんしゅ病の抵抗性検定ができる。リンゴ台木の抵抗性を評価したところ、ミツバカイドウには抵抗性もしくは中位抵抗性を示す系統があ...
要約 アジア・太平洋諸国の農業生態系に生息する外来生物を対象とするリレーショナルデータベースシステムを構築した。本データベースでは,外来生物の分類名,定着状況,分布拡大,経済的生態的被害,繁殖・生育...
生物検定によるラナンキュラスモットルウイルス(RMoV)のフリー化の確認
要約 茎頂培養由来のラナンキュラスは、試験管内幼植物段階でトゲミノキツネノボタンを用いた生物検定法によりRMoVのフリー化が確認できる。 キーワード ラナンキュラス、ラナンキュラスモットルウイルス、生物検...
有用微生物を担持させたビール粕炭造粒品によるイチゴ萎黄病の防除
要約 非病原性フザリウム菌(MFG6菌)をビール粕の炭化物とゼオライトの混合造粒物(ビール粕炭造粒品)に処理し、イチゴの育苗培土に使用すると、萎黄病の防除ができる。ビール粕炭造粒品の育苗培土への全量使用...
要約 稲発酵粗飼料向け品種「クサノホシ」は諸障害が少なく多収で、牛による採食性にも問題ないことから有望である。また、極早生で有望な「ホシアオバ」との組み合わせで収穫期間が拡大できるため、両品種を主体...
カーネーションの新品種「ポーレッド」及び「ユアレッド」の育成
要約 ピンクの品種「ノラ」から培養変異選抜により、赤色の新品種「ポーレッド」及び「ユアレッド」を育成した。「ポーレッド」は花が大きく花弁数が多い、「ユアレッド」は萼割れがない、などの特色をそれぞれ持...
害虫の侵入定着を防止し所定の安全レベルを達成するための植物検疫強度の推定法
要約 繁殖可能な害虫の国内への侵入確率の推定式,及び侵入確率を所定のレベル以下に低下させるのに必要なサンプリング検査と検疫処理の組み合わせを決定するための式を導いた。これらの式と害虫の定着確率から,...
要約 水稲「クサユタカ」は寒冷地南部では中生の中に属する粳種で、やや短稈、やや長穂、穂数が少ない穂重型の超多収系統である。主力品種の刈り取り前に稲発酵粗飼料用として収穫が可能である。極大粒であること...
要約 「いちご中間母本農1号」は商品果平均果重が30g程度の極大果性で交配親として高い能力を有し、早生で休眠が浅く、厳冬期の生育や食味が安定し、収量性も高く、促成栽培用極大果イチゴ実用品種育成の交配親と...
要約 〔要約〕‘いちご中間母本農1号’は商品果平均果重が25~30gの極大果性で交配親として高い能力を有する。本中間母本は早生で休眠が浅く、厳冬期の生育や食味が安定し、収量性も高く、促成栽培用極大果イチゴ...
Colletotrichum capsiciによるスターチス炭疽病の発生
要約 鹿児島県徳之島におけるスターチス(品種:「サザンピンク」)苗の枯れ上がりの原因はColletotrichum capsiciによるもので、本菌をスターチス炭疽病の病原菌として追加する。鹿児島県農業試験場大島支場・病...
硝酸塩代謝能を欠くFusarium oxysporumの選択培地「Fo-N培地」
要約 土壌中のF. oxysporum硝酸塩代謝能欠損菌株(nit菌)を選択的に分離できる「Fo-N培地」を作出した。希釈平板法で10倍に希釈した土壌懸濁液を試料にしても、培養初期にはnit菌のみが大型コロニーを形成し、識...