物理的防除法の組み合わせによるコナジラミ類の施設侵入抑制とトマト黄化葉巻病の感染抑制効果
要約 施設栽培トマトにおいて、防虫ネット被覆と近紫外線除去フィルム被覆とを組み合わせた物理的防除法により、コナジラミ類の侵入を抑制し、黄化葉巻病の感染を抑制できる。 キーワード トマト、黄化葉巻病、コ...
天敵と熱水土壌消毒を核とした秋冬作メロンの総合的病害虫管理体系
要約 秋冬作の施設栽培メロンにおいて、コレマンアブラバチ、タイリクヒメハナカメムシ等の天敵類や熱水土壌消毒と選択的農薬を組み合わせることにより、ワタアブラムシ、アザミウマ類、黒点根腐病、うどんこ病等...
要約 トマトの着果、果実肥大を目的としたホルモン剤の花房散布をおこなう際に、スピノサド等の殺虫剤を常用濃度で混用することによって、アザミウマ類の加害による白ぶくれ症状を予防できる。 キーワード トマト...
要約 トマト栽培種の品種間でトマトサビダニの寄生数および被害の発生に有意な差がある。近縁種にはトマト栽培種と比較して寄生数が少なく被害程度が低いものが多く、トマトサビダニがほとんど寄生できないものも...
背景・ねらい 遺伝子組換え(GM)農産物の生産は、北米や南米を中心として急速に拡大している一方、EUや日本での表示義務化を契機として流通・消費動向が昨今大きく変動している。しかし、各国のGMOに対す...
トマトハモグリバエの薬剤感受性とキュウリに適用のある殺虫剤防除効果
要約 イソキサチオン、カルタップ塩酸塩、チオシクラム、シロマジン、スピノサド、エマメクチン安息香酸塩、ミルベメクチンはトマトハモグリバエ幼虫に対し高い殺虫効果を示し、エマメクチン安息香酸塩、シロマジ...
要約 オンシツコナジラミの捕食性天敵でもあるタバコカスミカメの加害により、トマトの茎や葉柄の周囲を丸く取り巻くようなリング状の傷ができ、傷の部分から折損し易くなる。本種は成幼虫とも、主に株上部に寄生...
循環扇による施設内送風が促成トマトの病害虫および収量に及ぼす影響
要約 促成トマト栽培における循環扇による送風は、植物体表面の結露を除去し、灰色かび病の発生を抑制する。また、オンシツコナジラミは風下に集中分布する。送風による施設内温度の均質化により初期収量が増加す...
微生物資材と植穴くん蒸の併用による施設トマトの土壌病害虫防除技術
要約 植穴のみくん蒸し,パスツリア菌の植穴灌注,菌根菌定着苗の定植を行う処理は,パスツリア菌の密度を速やかに高めて施設トマトの線虫害を抑制し,生産を安定させる。熱水土壌消毒の後作に適用し,萎凋病抑制...
2種の導入寄生蜂を併用するマメハモグリバエの生物的防除のモデルによる評価
要約 ハウストマトに発生したマメハモグリバエに対して、導入寄生蜂イサエアヒメコバチとハモグリコマユバチを併用しても種間競争による悪影響は少なく、同じ放飼密度で単独放飼と同様の防除効果が得られることが...
還元消毒による施設土壌病害虫の防除と糖蜜を用いた下層土消毒法
要約 フスマ、米糠を用いた還元消毒により作土層が消毒され、イチゴ萎黄病、ホウレンソウ萎凋病の防除に有効である。糖蜜の土壌潅注で下層土の消毒も可能となり、トマト萎凋病、ナス半身萎凋病の防除に有効である...
要約 寄生した苗や鉢物の持ち込みなど発生源への注意、発生の早期発見、化学的防除を主とした密度抑制、冬期間のハウスビニール除去による越冬阻止等を組合せることで本種の防除が有効に行える。 キーワード ミカ...
トマト黄化葉巻病の発生の有無に応じた抑制トマト栽培のIPMモデル
要約 抑制栽培トマトの主要害虫に対して、トマト黄化葉巻病(TYLCV)の未発生地域では天敵寄生蜂を、発生地域では選択性殺虫剤を主体としたIPMモデルを策定した。 キーワード トマト黄化葉巻病、TYLCV、天敵寄生...
要約 6~9月にフスマ1 t / 10 aを作土層に混和後、透明フィルムで被覆し、圃場容水量以上になるよう灌水後、約20日間ハウスを密閉することで土壌が還元消毒され、トマト褐色根腐病及びサツマイモネコブセンチュウ...
要約 ハウスの天窓、側窓を閉鎖した状態で換気扇を用い外気を風速約55cm/sでハウス内に取り入れる強制換気法によって、6月から8月の晴天日における日中のハウス内平均気温を自然換気に比べて約2℃低下させること...
要約 無農薬ハウス栽培でのコマツナの周年安定生産には、収穫量の多くなる3~9月に、輪作や太陽熱処理を組み込み、ハウス毎にコマツナを作付けしない期間を設けることで、害虫による食害が軽減され、出荷量も安定...
要約 これまで害虫として問題になったことのないイラクサギンウワバが,近年多発している。本種は一部の有機リン剤やIGR剤による殺虫効果が著しく劣るなど,薬剤感受性に特徴を示す。 キーワード イラクサギン...
要約 タバコシストセンチュウはナス台木'トルバム・ビガー'やピーマンでは増殖できず、シスト内卵・幼虫は、40℃で72時間以上、42℃以上では24時間以上で死滅する。また、有効な防除薬剤はD-D剤、ホスチアゼート...
要約 COI(Cytochrome oxidase subunit I )領域に特異的なプライマーを利用してPCR法を行い、その断片長を比較することにより、形態的観察による同定が困難なトマトハモグリバエ、マメハモグリバエ、ナスハモグ...
土着寄生蜂の活動を活かした半促成トマトのマメハモグリバエ防除
要約 マメハモグリバエの土着寄生蜂は、奈良県平坦部田園地帯では5月下旬から7月及び9月上旬に活発に活動している。半促成トマトでは、早春に生物農薬を少量放飼し、5月下旬以降は土着寄生蜂の活動を活かす体系で...