飼料用セイヨウアブラナと飼料イネを併用した繁殖牛の冬季放牧技術
要約 飼料用セイヨウアブラナは冬季でも枯れることなく、また蛋白質成分が高いため、繊維源の飼料イネとの併用により、補助飼料なしで維持期の繁殖牛を冬季間に放牧飼養することができる。この冬季放牧に要する繁...
要約 主に短梢せん定ブドウを対象とした果実保護ネットは、棚下で簡易に設置できるため、脚立や踏み台などが不要な果実の防鳥獣資材である。本資材により、鳥獣害対策にかかる作業の省力・安全化ならびに高い防鳥...
イノシシによる水稲被害は防護柵の不備が原因で同じ圃場が繰り返し被害を受ける
要約 農業共済補償金の支払い対象となっているイノシシによる水稲の被害には、同じ圃場で複数年繰り返し被害を受ける傾向があり、被害圃場には柵が設置されていない、柵の一部が開いている、不適切な柵の設置をし...
要約 緑色蛍光シルクを作る遺伝子組換えカイコについて、第一種使用規程の承認を得て、遺伝子組換えカイコとして世界で初めて養蚕農家での実用的な飼育を可能にすることにより、新たな価値を有する蚕業創出に先鞭...
要約 熱画像カメラを回転雲台に搭載したフィールドサーバで、ネット回線や無線通信を介し、農地、牧草地など広い区域の遠隔即時監視ができる。農家や被害対策を支援する行政が野生鳥獣による接近・進入、分布拡大...
苗立ち安定化に向けた鉄コーティング種子を活用した水稲の無代かき直播
要約 鉄コーティング種子の無代かき表面直播における水管理は播種時の湛水、出芽始の落水および本葉展開時の湛水から成る。無代かきでは減水深が大きく出芽始に滞水部が発生しにくいため、還元障害を回避でき苗立...
フィールドサーバを用いた野生鳥獣の農地接近・進入監視システム
要約 野生鳥獣による農地接近・進入をフィールドサーバによる監視カメラシステムで遠隔リアルタイムモニタリングできる。農家はインターネットや無線通信を介して被害現場の状況を正確にかつ即座に把握でき、対策...
要約 コウモリの発する超音波に似た特性を持つ断続的パルス音を発振する装置を、モモ園地に設置することにより、ヤガ類の侵入を阻止して果実への加害を防ぐ技術。 キーワード 超音波、ヤガ類、果樹、防除、中山間...
施設内土壌とすき込まれた稲わらでのホウレンソウケナガコナダニの発生消長
要約
ホウレンソウケナガコナダニの土壌中の発生消長や分布は、休作や耕耘等の栽培管理の影響を受ける。土壌にすき込まれた稲わらでは、土壌と異なるコナダニ密度の変化が生ずる。
キ...
要約 結球葉菜類栽培において、収穫後に残渣が大量に発生するが、胚軸部での切断収穫と収穫後の鋤き込みにより、土壌表面に露出する残渣を大幅に削減できる。また、年内最終の耕起を12月に行うことで、冬期の雑草...
要約 農家がほ場で、ホウレンソウケナガコナダニの発生を容易に確認できるモニタリングトラップ(コナダニ見張番)を開発した。同トラップは潅水しても濡れにくい構造で、コナダニを肉眼で確認しやすく、従来のト...
ホウレンソウケナガコナダニの移動生態に基づく効果的な薬剤散布時期
要約 春期及び秋期の施設栽培ホウレンソウ(播種から収穫までの期間が35~40日程度)におけるホウレンソウケナガコナダニに対する薬剤散布は、2葉期と4~6葉期に行うと効果が高い。 キーワード ホウレンソウ、コ...
要約 秋整枝後の茶株面から6cm下までの表層部分における古葉は、一番茶新芽の窒素含有量への寄与率が高い。二番茶後にせん枝する茶園では、二番茶を早期に摘採する方が、秋季におけるこの部分の葉重が大きくなり...
栽培畝及びアーチパイプの連年利用による年2作露地キュウリの省力多収栽培
要約 5月中旬にキュウリのセル苗を定植して養液土耕で栽培し、7月末まで収穫した後、畝とアーチパイプを残したまま茎葉だけを除き、2作目を8月上旬に定植して1作目と同様の管理により10月中旬まで収穫するこ...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
給餌条件でコナガの増殖抑制に必要なコナガサムライコマユバチの放飼比率
要約 蜜源を設置したコマツナ栽培ハウスでは、株あたり0.05頭のコナガ幼虫に対して、少なくとも1:6.4の放飼比率でコナガサムライコマユバチの雌成虫を放飼すれば、増殖を抑制できる。 キーワード アブラナ科葉菜...
要約 夏秋キュウリ栽培において、前作の畝を利用する不耕起栽培にかん水同時施肥法を組み合わせることで、作毎に耕起する栽培と同程度の収量が得られ、大幅な省力化を図ることができる。 キーワード キュウリ、畝...
要約 育成した「タラノキ徳島1号」は、初期生育の揃いが良く樹勢が強く、刺も極少ない。ふかし芽は、長く太いため重量は重たく、多収である。また、ふかし芽の毛茸がほとんどないため、ふかし芽は鮮やかな緑色で...
要約 夏秋どりイチゴ「エラン」の栽培では、ハウスの天井部フィルムを開放してハウス内に遮光資材を展張すると、ハウス内の気温、培地温および葉温が下がり、収量が高い。高設栽培槽に通気性のある資材を用いると...
夏秋どりイチゴ「エラン」栽培における電照と花房除去による秋季収量の向上
要約 夏秋どりイチゴ「エラン」の栽培では、9月以降に電照することにより、10月以降の収穫果数が増えて収量が増加する。また、高温期の8月1~15日に、出蕾してくる花房と屑果のみの果房を除去することにより、10...