カンキツの健康機能性成分β-クリプトキサンチンを高含有化する遺伝子セット
要約 カンキツ果実に蓄積されるβ-クリプトキサンチンはカロテノイド代謝系の中間に位置しており、高含有品種・系統では上流のフィトエンシンテース遺伝子座に対立遺伝子PSY-aが、下流のゼアキサンチンエポキシダ...
被害多発地でもビワ生産を可能にする「ビワキジラミ防除のための総合技術マニュアル」
要約 ビワの新害虫ビワキジラミがまん延した地域においてもビワ生産を可能にするための対策技術を解説するマニュアルである。秋季(開花初期)と春季(袋かけ前)の基幹防除と、夏季(収穫後)の応急防除からなる体系防...
要約 緑色蛍光シルクを作る遺伝子組換えカイコについて、第一種使用規程の承認を得て、遺伝子組換えカイコとして世界で初めて養蚕農家での実用的な飼育を可能にすることにより、新たな価値を有する蚕業創出に先鞭...
糖1リン酸生成を基盤としたオリゴ糖製造プラットフォームの構築
要約 アノメリックキナーゼとホスホリラーゼを組み合わせたオリゴ糖の酵素的調製法にATP再生系を組み込むことにより実用的なオリゴ糖製造プラットフォーム...
要約 ウンシュウミカンから単離したゲルマクレンA合成酵素遺伝子は、既存のセスキテルペン合成酵素遺伝子に固有にみられるゲノム構造を持ち、その遺伝子産物は基質のファーネシルピロリン酸からゲルマクレンAと微...
要約 熱変性タンパク質のガラス化技術を応用することで、生体内の結合組織に匹敵する高密度のコラーゲン線維で形成されるゲル(コラーゲンビトリゲルと命名)を世界に先駆けて作製した。コラーゲンビトリゲルは、...
要約 早熟で耐倒伏性などの栽培特性に優れた大粒の黒大豆「山口1号」を育成した。焙煎茶や納豆などへの商品開発が進められ、特に焙煎茶は加工業者から「風味がよく、味がまろやか」と評価は高い。 キーワード ダ...
要約 昆虫病原性糸状菌製剤への薬剤混用は、トマトのシルバーリーフコナジラミに対してはP.f.菌製剤と脂肪酸グリセリド乳剤で、イチゴのワタアブラムシに対してはV.l.菌製剤とソルビタン脂肪酸エステル(...
要約 施設栽培コマツナにおいて、UVカットフィルム、防虫ネットおよび太陽熱処理を用いた物理的防除体系によって虫害を大幅に軽減できる。品種により軟弱徒長となる傾向があるが、品種選定により品質の確保は可能...
要約 蚕品種「セリシンホープ」より得られる未変性セリシンを原料とし、セリシンのみからなり、弾力性と成形性を有するハイドロゲルを作製した。セリシンハイドロゲルは、組織再生や創傷治癒への応用が期待できる...
良食味で多収な青果用紫サツマイモ新品種「パープルスイートロード」
要約 サツマイモ「パープルスイートロード」はいもにアントシアニン色素を含有する紫サツマイモの系統で、外観が優れ、いも揃いも良く、多収である。また、紫サツマイモとしては良食味の系統で、青果用としての利...
温州ミカンにおけるマシン油乳剤を機能性展着剤(アジュバンド)として利用した各種病害に対する防除効果の安定化と薬剤散布回数の低減
要約 温州ミカンの展葉初期~梅雨明け前までの殺菌剤散布時にマシン油乳剤を加用すると、黒点病、そうか病、灰色かび病の防除効果が多雨条件下でも安定する。また、現行の黒点病防除では累積降雨量200~250mmの間...
要約 直接被覆によってアミノ酸含量が高く、カテキン含量の低い高品質のかぶせ茶を生産するには、遮光率80%の資材を用いて2.5葉期から8日間以上被覆するとよい。福岡県農業総合試験場・八女分場・茶研究室 背景・...
リボゾームRNA遺伝子とカイコヘモサイティン及び脊椎動物遺伝子の構造的相関関係
要約 カイコヘモサイティン及びヒト、ウシ、カエル由来の転写因子やアポリポ蛋白の遺伝子が部分的にリボゾームRNA遺伝子と表裏の関係にある。この事実は遺伝子進化上、リボゾームRNA遺伝子が動物の機能性蛋白質遺...
要約 ホソヘリカメムシ雄成虫が摂食時に放出する集合フェロモンについては探索、同定、化学合成、野外における捕穫試験などを行ったところ、当該フェロモンは成虫のみならず、2齢幼虫ならびに寄生蜂を誘引するこ...