セリンはカンピロバクターの栄養源として最も重要なアミノ酸である
要約 セリンを主要な栄養源とする条件下で培養したカンピロバクターの網羅的遺伝子発現解析を行ったところ、鞭毛合成遺伝子の発現低下、セリンを基質とするアミノ酸合成遺伝子の発現上昇など、本菌がこの環境に適...
ウエストナイルウイルスのNS1に対するモノクロ-ナル抗体を用いる競合ELISA
要約 新規に樹立されたウエストナイルウイルスのNS1に対するモノクロ-ナル抗体を用いることにより、日本脳炎ウイルスと交叉性が無く、微量の血清でも抗体測定可能な高感度のウエストナイルウイルスの競合ELISAが...
要約 エゾシカからトリパノソーマ原虫を初めて分離した。その原虫(TSD1)は、Stercoraria属 Megatrypanum亜属に分類され、遺伝学的にT. theileriに近縁であるが、in vitroでの増殖様式や核型などの点で、T. th...
地域在来の天敵昆虫を利用した養鶏場におけるイエバエ防除システム
要約 地域在来の天敵昆虫(ガイマイゴミムシダマシ、クロチビエンマムシ)と薬剤(プロチオホス製剤、シロマジン製剤)を組み合わせることで、養鶏場のイエバエを安定的に防除でき、かつ薬剤使用量を低減できる。...
要約 ブドウ、モモ園で生じるせん定枝をチッパーで粉砕後、鶏ふんを添加し腐熟期間中に3回切り返し作業を行えば、せん定終了から基肥施用の間の6~8ヶ月間で完熟堆肥が生産され、環境に配慮したリサイクル農業...
要約 露地野菜の無化学肥料栽培における施肥法では、カリの土壌診断に基づきたい肥の施用量を判断し、たい肥で補えない窒素・リン酸・カリを各種有機質肥料で施用する。この無化学肥料栽培法では、化学肥料栽培と...
堆肥中硝酸態窒素が乾物中0.3%以上になると有機物分解を抑制する
要約 堆肥の腐熟過程で硝酸態窒素が乾物中0.3%以上になると有機物分解を抑制し、腐熟が進行しにくくなる。 キーワード
背景・ねらい 石川県内の家畜糞堆肥の品質を調べると、アンモニア態窒素の多いもの、...
要約 アスパラガスハウス内に卵用讃岐コーチンの放飼により、ハウス内の雑草は除去され、新芽の損害も軽度なものであり、アスパラガス生育中の除草剤使用を全廃できた。これにより人手による除草作業から開放され...
アビジン遺伝子を導入したイネの玄米は貯穀害虫の成育を阻害する
要約 鶏卵の糖タンパク質であるアビジンの遺伝子を導入した形質転換イネの玄米は、貯穀害虫であるヒラタコクヌストモドキに対して虫害抵抗性を示す。 キーワード アビジン、米、貯穀害虫防除、遺伝子組み換え 背...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
要約 家畜ふん尿、食品廃棄物を混合し発酵させることにより、ガス発生量は増大する。また鶏糞を発酵させる際、豚ふん、食品廃棄物を混合させることにより発酵が安定する。 キーワード メタン発酵、食品廃棄物、混...
要約 標高750mの高冷地では、ホウレンソウをはじめとする8品目が有機栽培可能で、有機質肥料を施用し適期に作付けすれば、害虫等の防除を行わなくても化学肥料や農薬を用いた慣行栽培の80%以上の可販収量を得...
中山間地域におけるホウレンソウおよびコマツナの夏秋どり栽培技術
要約 この栽培体系は、ホウレンソウでは雨よけ資材に近紫外線カットフィルムを被覆し、シードテープによる溝底播種を行うことにより、収量の向上、省力化が図れる。コマツナでは簡易太陽熱消毒7日間処理と0.8mm...
盛岡市の放牧地と牛舎におけるCulicoides属ヌカカの主要種とその吸血源及び発生源
要約 放牧地と牛舎では、ミヤマヌカカ、シナノヌカカ、ナミヌカカ等15種のヌカカ類が採集され、そのうち6種はウシから吸血している。ミヤマヌカカは牛舎周辺の牛糞が混入した土壌から、マキバヌカカは放牧地裸地...
盛岡市の放牧地と牛舎におけるCulicoides属ヌカカとその吸血源及び発生源
要約 放牧地と牛舎では,ミヤマヌカカ,シナノヌカカ,ナミヌカカ等15種のヌカカ類が採集され,そのうち6種はウシから吸血している。ミヤマヌカカは牛舎周辺の牛糞が混入した土壌から,マキバヌカカは放牧地裸...
要約 屠殺後の牛肉の熟成に関与しているウシカテプシンDのcDNA配列を決定した。多型解析によりcDNAの8部位で変異を検出した。 背景・ねらい カテプシン類はライソゾームに局在する酸性プロテアーゼの総称であり、...
要約 淘汰前の産卵鶏を4日間絶食し、その後肥育用飼料を8日間給与することにより、もも肉を主体に肉量を増加できる。 背景・ねらい 産卵鶏の廃鶏肉はテーブルミートとしてはほとんど利用されていない。しかし、...
要約 本病汚染土壌にフスマまたは米糠を1t/10a混和し、100~150㎜の潅水と土壌表面被覆・ハウス密閉により、ほ場容水量以上の水分と平均30℃以上の地温を維持する。これにより土壌の酸化還元電位が低下し、20日間...
要約 産卵率が5%に達した翌日から25%の体重減少を目標とした絶食は、50%産卵日齢を約16日遅らせるが、産卵ピーク後の産卵率及び二黄卵発生比率を2~10ポイント高く推移させ、450日齢までの累計で二黄卵発生比率を...
水稲の中山間地における黒色再生紙を活用した有機質肥料の施用による栽培法
要約 移植時に低温となる中山間地においては、除草に黒色再生紙マルチを用い、基肥にコシヒカリの場合なたね油粕80kg/10a施用し、本田病害虫防除2回で慣行栽培に近い生育・収量が得られる。 背景・ねらい 化学...