要約 カキで使用する主な農薬の内、殺菌剤、BT剤、IGR系殺虫剤はフジコナカイガラクロバチ成虫にほとんど悪影響をおよぼさないが、有機リン系、合成ピレスロイド系およびネオニコチノイド系殺虫剤は常用濃度で強...
セイヨウコナガチビアメバチのキャベツの総合的害虫管理への利用
要約 北東北地域の夏どりキャベツのコナガ幼虫密度は、セイヨウコナガチビアメバチ既交尾雌成虫の株あたり合計約0.1頭放飼と、天敵類に悪影響の少ない選択性殺虫剤等の利用によって慣行防除並みに抑制できる。 キ...
要約 性フェロモン剤と顆粒病ウイルス剤の利用と土着天敵の保護活用、および二番茶摘採後のせん枝処理よる病害伝染源の除去を組み入れた茶の病害虫防除体系は、化学合成農薬の使用を半減以下にすることが可能であ...
要約 静岡県の茶園には、クワシロカイガラムシの土着天敵として、チビトビコバチ、サルメンツヤコバチ(仮称)、ナナセツトビコバチ、クロマルカイガラトビコバチ、タマバエ類、ハレヤヒメテントウなどが生息して...
要約 ブロッコリー畑に生息するクモ等の捕食性天敵類に影響が少ない選択性殺虫剤を使用することで、これらの天敵を温存し、コナガ等の発生を低く抑えることができる。 キーワード ブロッコリー、コナガ、クモ、捕...
要約 カンキツ園ではミカンハダニの土着天敵として、ケシハネカクシ類が有効に働いている。三重県東紀州地域では冬期にもカンキツ園で多数確認され、年間を通じて活動している。カンキツで使用される殺菌剤は影響...
土着寄生蜂の活動を活かした半促成トマトのマメハモグリバエ防除
要約 マメハモグリバエの土着寄生蜂は、奈良県平坦部田園地帯では5月下旬から7月及び9月上旬に活発に活動している。半促成トマトでは、早春に生物農薬を少量放飼し、5月下旬以降は土着寄生蜂の活動を活かす体系で...
要約 防虫ネットによる開口部被覆、定植時粒剤処理、天敵としてタイリクヒメハナカメムシ、導入寄生蜂(イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ)の放飼およびこれらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み合わ...
土着天敵ケナガカブリダニへの薬剤抵抗性と非休眠性の導入と維持
要約 ハダニ類の土着天敵であるケナガカブリダニの薬剤抵抗性系統と非休眠性系統を交雑し、薬剤淘汰と18℃短日条件下での飼育を組み合わせることにより薬剤抵抗性と非休眠性を導入することができる。また、薬剤抵...
マメハモグリバエの3種幼虫寄生蜂の産卵能力および寄主体液摂取能力
要約 マメハモグリバエ幼虫寄生蜂の産卵能力および寄主体液摂取能力はイサエアヒメコバチで最も高く、ハモグリミドリヒメコバチ産雌性単為生殖系統、同産雄性単為生殖系統およびChrysocharis pentheusの順で低く...
マメハモグリバエの土着寄生蜂Neochrysocharisokazakiiの大量増殖法
要約 マメハモグリバエの土着寄生蜂の一種であるNeochrysocharis okazakiiの発育零点は雄摂氏11.5度、雌摂氏11.3度、有効積算温度は雄157.2日度、雌169.2日度である。この結果を基に、既に確立しているマメハモグ...
防風用ソルゴー及び土着天敵を利用した露地ナスのミナミキイロアザミウマ防除
要約 露地栽培ナスの圃場の周囲に防風用ソルゴーを栽培すると,ソルゴーが障壁となって圃場外からのミナミキイロアザミウマの飛び込みが阻止でき、さらに選択的殺虫剤を用い天敵ヒメハナカメムシ類を温存すると防...
土着天敵ケナガカブリダニへの薬剤抵抗性と非休眠性の導入と維持
要約 〔要約〕ハダニ類の土着天敵であるケナガカブリダニの薬剤抵抗性系統と非休眠性系統を交雑し、薬剤淘汰と18℃短日条件下での飼育を組み合わせることにより薬剤抵抗性と非休眠性を導入することができる。また...
要約 複合交信攪乱剤を利用し、天敵保護を考慮した害虫防除体系により、ハダニ類の天敵であるカブリダニ類が保護される。優占種はケナガカブリダニで、その捕食によりナミハダニの生息密度抑制効果が認められ、殺...
愛媛県におけるマメハモグリバエとナモグリバエの寄生蜂の種構成の比較 愛媛農試
要約 愛媛県下でマメハモグリバエの寄生蜂として3科13種、ナモグルバエの寄生蜂として3科11種を確認した。両種の寄生蜂種構成はほぼ一致する。愛媛県農業試験場・生産環境室 背景・ねらい 愛媛県におけるマメハモ...
要約 鹿児島県本土におけるマメハモグリバエの寄生性天敵相として、コマユバチ科1種、コガネコバチ科2種、ヒメコバチ科8種の計11種が確認され、その中で優占種はヒメコバチ科のChrysocharis pentheus (Walker)、H...
要約 ツマグロヨコバイの卵寄生蜂6種の内、優占種はParacentrobia andoiとGonatocerus spp.であり、イネ苗トラップ法では春と秋に多数捕獲できる。越冬期にはメヒシバ、イヌビエ、スズメノカタビラ、オヒシバ等の...