耐病性が強く、強稈・多収で、ブレンドに適したパン用小麦新品種「ハルイブキ」
要約 小麦「ハルイブキ」は耐倒伏性・耐病性が強く、多収で、製粉性がやや優れる。製パン適性はやや高く、他品種とのブレンドにより製パン適性の向上が期待できる。また、「白神こだま酵母」の使用により、優れた...
要約 エンドウつる枯細菌病保菌種子に対して、次亜塩素酸ナトリウム液の浸漬処理に比べ、乾熱処理は殺菌効果が高い。55℃1~2日の乾熱処理による種子消毒は種子発芽に対する影響が少なく、殺菌効果が優れる。 キー...
フィプロニル粒剤(1%)の播種時覆土前処理および床土混和処理によるイネシンガレセンチュウの防除
要約 イネシンガレセンチュウに対して、フィプロニル粒剤(1%)の播種時覆土前処理および床土混和処理(50g/箱)はベンフラカルブ粒剤(5%)の移植当日の育苗箱施用(60g/箱)とほぼ同程度の防除効果が得られる。...
要約 Acidovorax avenae subsp. citrulliによるスイカ果実汚斑細菌病の防除には、30分間以上の0.5M~1.0Mの酢酸溶液処理と80℃で7日間以上または85℃で5日間以上の乾熱処理の組み合わせ処理による種子消毒が有効で...
微生物農薬と化学農薬を組み合わせた細菌性苗立枯症の体系防除技術
要約 細菌性苗立枯症を総合的に防除するには、銅剤で種子消毒したのち微生物農薬シュードモナスCAB-02水和剤の100倍液を播種後覆土前に箱当たり100ml散布することが効果的である。 キーワード もみ枯細菌病、褐条...
要約 水稲ロングマット水耕育苗において、あらかじめ種子消毒してある購入種子を用いた場合でも、育苗装置に土壌フィルターを取り付けることにより、根の伸長阻害を軽減し、巻取り可能な苗マットを作ることができ...
要約 オオムギの出穂期にプロピコナゾール乳剤の散布を行うことによって、収穫期の網斑病の発生はかなり抑えられる。その種子を次作に播種すると、斑葉病と網斑病の発生が少なく、これらの種子伝染性病害に有効で...
要約 矮化剤をイネに処理すると,無病苗の草丈は抑制されるが,イネばか苗病罹病苗は徒長する。イネが徒長する日照不足等の条件下でも罹病苗を容易に区別できることから,温室で周年を通して本病の検定が可能になる...
要約 水稲の播種直後~緑化期におけるケイ酸カリウム試薬10~20倍溶液の0.5L/育苗箱灌注処理は、苗いもちの発病抑制効果が高い。 背景・ねらい 近年、いもち病罹病性品種の作付け増加、育苗期の管理の不備など...
要約 CAB-02水和剤とトリフルミゾール、ペフラゾエート、チウラム・ベノミル水和剤を併用しても、もみ枯細菌病、苗立枯細菌病に対するCAB-02水和剤の防除効果および、ばか苗病に対する種子消毒剤の防除効果は維持...
要約 種子の玄米は登熟全期間中いもち病菌により感染する。成熟期近くに感染した場合、塩水選、種子消毒を行っても除去は困難であり、苗いもちの重要な発生源となる。 背景・ねらい いもち病の主要な伝染経路とし...
要約 温湯浸法(58度C-20分間、60度C-10分間浸漬)による種子消毒は、イネ種子伝染性病害に対して化学薬剤による種子消毒と同等の効果があり、環境保全型農業技術として有効である。 背景・ねらい 地域環境保全に配...
要約 オオムギ網斑病の種子伝染による発病を防止するには、薬剤による種子消毒が有効である。また、発病後の病勢進展を防止するには、出穂期以降の薬剤の茎葉散布が有効である。 背景・ねらい 近年、オオムギ網...
オゾン水による水稲もみ枯細菌病およびトリコデルマ苗立枯病菌汚染種子の殺菌効果
要約 水稲もみ枯細菌およびトリコデルマ属菌による苗立枯病に対する高濃度オゾン水(5ppm:15分間かけ流し処理)による種子消毒の効果について調査したところ、いずれも人工接種もみで発病が防止され、防除効果...
モロヘイヤ黒星病菌(Cercospora corchori Sawada)汚染種子の乾熱処理による種子消毒法
要約 モロヘイヤ黒星病菌(Cercospora corchori )による汚染種子を、通風式恒温器を用いて40℃で1日間予備乾燥し、続いて87.5℃で6日間乾熱処理する方法は、種子消毒法 として有効である。 背景・ねらい 1992...
トバモウイルスで汚染されたピーマン種子の非破壊簡易検出法(直接免疫染色法)
要約 ピーマンの種子におけるトバモウイルスの汚染を非破壊的に検定する技術を開発し、直接免疫染色法(DISA)と名付けた。DISA処理した種子は無処理種子と同等の発芽力を保持している。また、DISAの検出精度はEL...
要約 オオムギ斑葉病菌(Pyrenophora graminea)に対して、二条大麦の品種間で抵抗性に大きな差が認められ、「きぬゆたか」は抵抗性が高く、「にらさき二条」は低い。福岡県農業総合試験場・病害虫部・普通作病害...
籾から苗、葉、穂へ至るいもち病菌伝染過程の分子マーカーによる証明
要約 AFLP(増幅断片長多型)法によっていもち病菌を追跡すると,イネの全生育期間を通して同一の電気泳動パターンを示す菌株が存在する。このことから、籾や苗の菌が、葉いもちおよび穂いもちの伝染源となること...
要約 シソ斑点病の最も重要な第一次伝染源は土壌に混入した被害残渣であり、二次伝染源は主として罹病落葉上に形成される分生子である。土壌全面マルチは土壌表面からの分生子の飛散を妨げ、発病抑制効果がある。...
要約 催芽器を改良した温湯処理器による温湯浸漬処理(60℃、10~15分間)は、いもち病、もみ枯細菌病、イネシンガレセンチュウ防除に有効である。 背景・ねらい 化学農薬による水稲の種子消毒は、一部の病害に対...