イミダクロプリドで選抜したトビイロウンカにおける寿命の短命化および産卵数の減少
要約 同一のトビイロウンカ個体群からイミダクロプリドで選抜した系統では、アセトンで選抜した系統に比べて、イミダクロプリドに対する感受性が低下し、短命、少卵となる。トビイロウンカではイミダクロプリド抵...
トマト黄化葉巻病抵抗性遺伝子Ty-2の原因遺伝子TYNBS1
要約 トマトのTYNBS1遺伝子はトマト黄化葉巻病抵抗性遺伝子Ty-2の原因遺伝子である。TYNBS1はcoiled-coil domainをN末端に有するNB-LRRタンパク質をコードする。 キーワード トマト黄...
要約 トマト切断シュートを、Tomato yellow leaf curl virus(TYLCV)の感染性クローンを保持したアグロバクテリウムの菌懸濁液中に浸漬・減圧処理することで、簡易かつ確実にTYLCVを接種できる。接種漏れ...
現地での迅速判定可能なRIPA法によるトマト黄化葉巻病の診断法
要約 トマト黄化葉巻病の診断に血清学的診断法の1種であるRIPA法を応用する。RIPA法では発症前診断が可能であり、簡便な操作により約10分で結果が判明するため現場圃場においての迅速な診断に適している。 キーワ...
DAS-ELISA法によるウリ類退緑黄化ウイルスの簡易血清診断法
要約 ウリ類退緑黄化ウイルスに対する抗血清を用いて新規に開発したDAS-ELISA検定試薬は、メロン、キュウリ、スイカの各種罹病葉を的確に診断できる。 キーワード CCYV、クリニウイルス、DAS-ELISA、高感度検出、...
日本のタバココナジラミ集団の分布域と主要在来集団の簡易識別法
要約 従来法とバイオタイプJpLとNauruの簡易識別法を併用することで、日本に分布するタバココナジラミは、2侵入集団(バイオタイプB、バイオタイプQ)と2在来集団(バイオタイプJpL、バイオタイプNauru)の4集団が識...
タバココナジラミ幼虫が成虫まで発育できる寄主植物はバイオタイプBとQで異なる
要約 タバココナジラミは様々な植物を寄主とするが、バイオタイプBはインゲン(「ケンタッキー101」、「ナガウズラ」、「モロッコ」、「本金時」)では幼虫が羽化するまでに死亡する。しかし、バイオタイプQはこれ...
要約 タバココナジラミ(バイオタイプQ)が媒介するトマト黄化葉巻病を防除するためには、防虫ネット等による媒介虫の施設への侵入防止、発病株の除去と気門封鎖剤等を活用した媒介虫の防除、栽培終了時の蒸し込み...
タバココナジラミのバイオタイプQは同Bと同程度のTYLCV媒介能力を有する
要約 タバココナジラミのバイオタイプQがトマト黄化葉巻病罹病トマトを吸汁し、健全トマトに病原ウイルス(TYLCV)を媒介できるまで保毒するのに要する獲得吸汁時間は、バイオタイプBと同程度である。 キーワード...
要約 世界各地で重要害虫として問題になっているタバココナジラミバイオタイプQは、日本国内で少なくとも30科64種類の植物を寄主として利用する。このうち、バイオタイプBと共通するものは少なくとも19科40種類に...
オンシツコナジラミ中腸上皮細胞膜はTomato yellow leaf curl virusの侵入を阻止する
要約 トマト黄化葉巻病の病原ウイルス(TYLCV)の媒介虫タバココナジラミと非媒介虫オンシツコナジラミとでは、両者とも吸汁後2週間までTYLCVが検出される。TYLCVは、前者の中腸細胞内に侵入・循環するが、後...
抑制栽培ピーマンにおけるサバクツヤコバチによるタバココナジラミの防除
要約 抑制栽培ピーマンにおいて、サバクツヤコバチを定植2~3週間後から1週間間隔で3回程度放飼することにより、タバココナジラミの密度を抑制できる。 キーワード ピーマン、タバココナジラミ、サバクツヤコ...
抑制栽培における高温期の防虫網全面被覆によるトマト黄化葉巻病防除法
要約 抑制トマト栽培の高温期(定植~10月中旬)にポリプロピレン素材0.4mm目合い防虫網をハウス全面に被覆すると、タバココナジラミのハウス内への侵入が抑制され、トマト黄化葉巻病の発病が減少する。この場合...
マルチプレックスPCR法によるタバココナジラミバイオタイプの簡易識別法
要約 コナジラミ類のミトコンドリアCOI領域と16SリボソームRNA領域遺伝子に特異的なプライマーを利用してPCR法を行い、その断片長を比較することにより、薬剤感受性が異なるタバココナジラミバイオタイプB、Qとオ...
タバココナジラミバイオタイプB、QによるTYLCVの感染拡大能力の比較
要約 施設トマト栽培におけるタバココナジラミバイオタイプBおよびQの短距離移動分散能力はほぼ同等であり、それらが媒介するトマト黄化葉巻病(TYLCV)の空間的感染拡大能力もほぼ同等である。 背景・ねらい タ...
タバココナジラミのバイオタイプQをLAMP法により迅速に識別できる
要約 タバココナジラミ虫体1頭の磨砕液をサンプルとして、バイオタイプQのDNAに特異的なLAMPプライマーによるLAMP反応を行い、60分後に反応液の白濁を確認することでバイオタイプQをバイオタイプBと識別できる。...
要約 国内で確認されるピリプロキシフェンやネオニコチノイド系の薬剤感受性が低いタバココナジラミバイオタイプQは、PCR-RFLP法により簡便に他のバイオタイプと識別できる。 キーワード タバココナジラミ、バイ...
長崎県におけるタバココナジラミバイオタイプQの卵期薬剤処理での殺虫効果
要約 長崎県内2カ所で採集したタバココナジラミバイオタイプQの卵期薬剤処理では、ピリダベンフロアブルの補正死虫率が最も高く、次いでエマメクチン安息香酸塩乳剤、フェンピロキシメートフロアブル、ジノテフラ...
要約 トマト栽培終了時のタバココナジラミ逃亡防止に0.4mm目合い防虫網は有効であるが、タバココナジラミ高密度条件下でハウス密閉処理前に抜根をする場合には効果が不十分となる キーワード タバココナジラミ、...
タバココナジラミのバイオタイプQをLAMP法により迅速に識別できる
要約 タバココナジラミ虫体1頭の磨砕液をサンプルとして、バイオタイプQのDNAに特異的なLAMPプライマーによるLAMP反応を行い、60分後に反応液の白濁を確認することでバイオタイプQをバイオタイプBと識別できる。...