野生イネ遺伝子の活用によって雑草の生育を抑制する新たな草型のイネ
要約 野生イネ遺伝子を活用して新たに作出したイネは、玄米品質や収量を変えることなく、雑草の生育を抑制する新たな草型(開張型)を有する。本成果は、水稲栽培における除草剤使用量の削減に貢献し、生産者にも環...
ダイズ作における化学的、耕種的防除手段を組み合わせたマルバアメリカアサガオ防除技術
要約 ダイズ狭畦栽培において不耕起管理と除草剤の体系処理によりマルバアメリカアサガオを対照区比で最大94%防除できる。フルチアセットメチル乳剤およびベンタゾン液剤の体系処理の防除効果は処理時期によって...
順序尺度データと推移行列モデルを利用した難防除雑草カラスムギの発生予測と管理効果の評価
要約 ムギ作難防除雑草カラスムギについて、過去に蓄積された順序尺度による発生記録と、順序ロジット回帰を用いた推移行列モデルを利用することで、IWMに関連する農地管理の雑草抑制効果を評価・予測する。管理...
漏生イネ対策のためのHIS1破壊によるゲノム編集除草剤感受性系統の作出
要約 塩基置換技術を用いたゲノム編集によって、元のイネが有する除草剤抵抗性遺伝子であるHIS1を働かないようにすることができる。これにより、漏生イネ対策に資する除草剤感受性の飼料用イネ系統を、HIS1上のピ...
要約 本システムは、水稲乾田直播栽培においてノビエの適期防除を支援するために、簡易な操作で指定日のノビエの最大葉齢を推定して表示するシステムである。圃場毎に入力した播種日や防除日を起点として、日平均...
要約 日本海側砂丘畑地のパン用小麦栽培では低タンパク質含有率になるため追肥量・回数を増やす必要がある。追肥体系の見直しおよび液肥による同時葉面散布による省力作業により作業回数を従来の4/7に削減でき、...
要約 市販の芝刈ロボットは、モモ、スモモ、ナシ、ブドウ、オウトウ、リンゴ、ブルーベリー、カキの果樹園の下草管理に利用でき、その際、走行の障害は簡易な方法で対策ができる。また、休耕圃場への適用では、面...
麦作難防除雑草カラスムギの出芽パターンには地域内で明瞭な変異がある
要約 麦作難防除雑草カラスムギの出芽パターンは集団間で変異があり、種子生産年内に概ね出芽を完了するタイプや、当年の出芽は少なく、2年目以降に出芽ピークが存在するタイプ等もある。出芽の早晩と土中での種...
要約 空知型4年4作(移植水稲-大豆-小麦-乾田直播水稲)の水田輪作栽培体系において、移植水稲では無代かきの疎植栽培等、乾田直播水稲では前年整地等の技術を導入すると、省力化や大豆収量向上により、大規模経営...
要約 休耕地の畦畔や法面での雑草管理に使える抑草剤・除草剤、急速緑化、防草シートの各技術について、適用できる場面のほか、コストと省力性を提示する。畦畔の管理者は慣行の背負い式刈払機による除草効果とコ...
要約 大豆2~4葉期のフルチアセットメチル乳剤処理による大豆品種の初期薬害程度は温暖地では小さいが、寒冷地では強く生じることがある。初期薬害程度には品種間差異があり、また、他の農薬との混用で、初期薬害...
要約 大豆作で使用できる全面茎葉処理除草剤のフルチアセットメチル乳剤は難防除雑草のヒロハフウリンホオズキ、ホソアオゲイトウ、アレチウリ、ニシキアオイ、カロライナツユクサ、マルバツユクサ、マルバルコウ...
ヘアリーベッチを用いたリビングマルチ栽培の飼料用大豆への雑草防除効果
要約 ヘアリーベッチのリビングマルチは、飼料用大豆の雑草防除手段として有効だが、防除効果は雑草の種類により異なり、オオイヌタデやシロザが優占する圃場では効果が大きく、ホソアオゲイトウやイネ科雑草が優...
瀬戸内地域の芝生畦畔では、年3回の草刈りでシバに必要な光環境は確保できる
要約 シバの生育に必要な光環境は、5月、7月、9月の年3回草刈りで、光環境が比較的良好な4月から10月の毎月の年7回草刈り並みに確保できる。 キーワード 芝生畦畔、シバ(Zoysia japonica)、光環境、草刈り回数 背...
多収でそばかす病に強く、耐倒伏性に優れるアルファルファ品種「ウシモスキー」
要約 アルファルファ「ウシモスキー」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。「ハルワカバ」よりそばかす病罹病程度および倒伏程度は小さい。寒地・寒冷地のアルファルフの安定栽培に利...
要約 DNAマーカーHIS28DELを用いることで、新規需要米向け水稲品種「モミロマン」「ハバタキ」などに由来する4-HPPD阻害型除草剤感受性の選抜が可能となり、抵抗性と感受性を容易に判別することができる。 キーワ...
暖地で耕起栽培と同等の収量が得られるスーダングラスの不耕起栽培技術
要約 スーダングラスの不耕起栽培では播種前に除草剤を処理することで雑草を抑制でき、耕起栽培と遜色ない収量が得られる。不耕起栽培の導入により、慣行...
要約 イタリアンライグラス「九州1号」は極早生で、いもち病抵抗性が既存の抵抗性品種「さちあおば」より強い。暖地で9月播種した場合の年内草と春1番草の...
要約 長いハンドルを備え、樹冠下幹周部分も楽な姿勢で高能率に草刈作業が出来る歩行型草刈機。樹列に沿ってまっすぐ走らせるだけで樹冠下幹周部分の草刈ができ、樹冠下幹周部分の草刈作業時間を刈払機より約5割...
難防除雑草マルバルコウ防除のための大豆品種「あきまろ」狭畦晩播栽培体系
要約 マルバルコウ多発圃場でも晩播適性大豆品種「あきまろ」の30cm狭畦の晩播栽培を行い、FOEASにより苗立ちを確保し、適期に土壌処理剤、選択性茎葉処理剤の全面散布、非選択性茎葉処理剤の畦間株間散布を実施...