低温メタン発酵消化液を施用した水田土壌における窒素無機化特性
要約 低温メタン発酵消化液を水田で液肥利用する場合、消化液に含まれる有機態窒素の無機化に伴うアンモニア態窒素の増加割合は3~13%と少ない。そのため、有機態窒素の無機化を考慮せずに、消化液のアンモニア態...
伏流式人工湿地ろ過システムは有機排水を冬期も含め長期間安定して浄化できる
要約 伏流式人工湿地ろ過システムは、酪農施設、養豚場、養鶏場などからの排水に含まれる有機物や窒素、リン、大腸菌などを冬期も含めて5~10年間にわたり安定して浄化できる。運転費用は一般的な活性汚泥処理の5...
畜産農家とサトウキビ栽培農家の連携による地域バイオマスの利活用推進
要約 豚尿のメタン発酵処理や農業集落排水汚泥の堆肥化プロセスを地域バイオマスフローに導入し地域資源利用を促進することで、養豚農家では3.2~4.0千円/頭/年の排せつ物処理経費の軽減、サトウキビ農家では7.9...
メタン発酵消化液の脱水ろ液中のアンモニア性窒素の抽出ならびに濃縮
要約 メタン発酵消化液の脱水ろ液を全還流蒸留することで、同液中のアンモニア性窒素を効率的に抽出でき、二酸化炭素ガスと反応させることでアンモニア性窒素を大幅に濃縮できる。 キーワード メタン発酵消化液、...
畑作酪農地帯における乾式メタン発酵の施設導入場面と利用可能原料
要約 ガレージ方式の乾式メタン発酵施設は、畑作酪農地帯において堆肥センターでの利用が想定される。肉牛ふん尿は乾式メタン発酵の原料となり、農産残渣や生ごみ等の添加によりガス発生量は増加する。 キーワー...
要約 飼料イネに対して乳用牛ふん尿を主体とした高温メタン発酵施設より排出された消化液を基肥と追肥に施用したところ、消化液は液肥として活用でき、基肥の窒素量を1.5倍とすると慣行を上回る乾物収量が得られ...
要約 メタン発酵消化液にポリ硫酸第2鉄溶液と0.5%MP184(高分子凝集剤)溶液を加えて強く混合すると、容易に透明な処理液を分離できる。この処理液を用いてユーグレナが培養・増殖可能で、乾燥品を用いたヒナの...
畜産ふん尿・食品残さ由来膜分離消化液を追肥として施用した場合のチャへの影響
要約 膜分離消化液を茶樹へ追肥として施用したところ、収量、品質とも慣行施肥と同等のものが得られる。 土壌中のカリウムと塩素含有率が多くなるが、生育障害はなく、荒茶への消化液の臭気の影響も認められない...
キーワード ブロッコリー、生ごみ、メタン発酵消化液、根量、初期生育、セル苗 背景・ねらい 埼玉県比企郡小川町では、試験的にメタン発酵バイオマスプラントを設置し、生ごみの循環資源化事業に取り組んでいる。...
要約 家畜尿汚水処理過程において、沈殿処理で排出される沈殿汚泥は、pH7.5~7.7と中性であるが、C/N比4.0~5.5とメタン発酵を行うには低い条件化である。しかし、滞留日数60日で発酵処理を行うことで、発酵槽内...