経営面積拡大と所得拡大が両立できる中山間田畑複合経営モデルと技術的成立条件
要約 食用米生産・粗飼料用コーン作・白ネギ作を組み合わせた中山間複合経営モデルであり、経営面積202ha、専従者所得885万円/年/人が期待できる。その成立には高付加価値化と圃場内外作業の省力化(食用米)、水田...
大規模温暖地水田作経営における長ネギの機械化栽培体系の導入効果
要約 大規模温暖地水田作経営における長ネギ栽培に、機械化による規模拡大および複数品種の栽培による出荷期間の延長を組み合わせた機械化栽培体系を導入することで、長ネギ部門の労働生産性が向上し、労働報酬の...
要約 雇用確保を図る集落営農では、機械化を通じた省力化・生産性向上が可能な野菜作導入による収益性向上と併せて、省力化により組織関与が低下した構成員の組織参加が可能となる分業体制の採用が重要である。 ...
要約 「ふゆわらべ」は、葉身および葉鞘が短く、肥大が旺盛で、軟らかく辛味の少ない食味特性を有するネギの合成品種である。 キーワード ネギ、短葉性、食味、省力、合成品種 背景・ねらい ネギは通常、軟白した...
全面水耕栽培での低棟ハウスの形状と棟高がハウス内気温とネギの生育に及ぼす影響
要約 水耕ネギ栽培において、施設内全面を水耕栽培ベッドとした棟高の低いハウス(以下、低棟ハウス)は、形状が片屋根型、棟高が2mの場合、慣行の棟高3.8mのアーチ型ハウスに比べて、盛夏季のハウス内気温、培養...
要約 短葉性を示すネギの新品種「砺波No.5」及び「砺波No.9」を育成した。両品種はいずれも葉身が短く、葉鞘の太さを確保しやすく、辛みが少なくて葉鞘・葉身ともにやわらかく良食味である。 キーワード ネギ、新...
水耕ネギ栽培の発泡レンガ粒とトレイを用いた新栽培方式でのトレイ断面の形状
要約 水耕ネギ栽培で、発泡レンガ粒とトレイを用いた新栽培方式のトレイ断面を底面から14mmの位置から 上面に約60度に広げたY型の形状にすると、トレイからネギを引き抜く力が小さくなる。 キーワード ネギ、水...
イチゴ品種「さちのか」の長崎型高設栽培における主要害虫の発生特性
要約 イチゴ品種「さちのか」の長崎型高設栽培においては、アブラムシ類とハダニ類が地床栽培に比べて発生が多い。一方、ハスモンヨトウは10月下旬以降になると地床栽培より少なくなる傾向にあり、アザミウマ類は...
要約 ネギの全自動機械移植に適する苗とは、葉の開きが小さく直立する、苗開度の小さい苗である。機械移植への適性は品種で異なり、順化により高まる。 キーワード ネギ、全自動機械移植、苗開度、順化 背景・ね...
葉ネギの潅水同時施肥(養液土耕)栽培における適正な養水分管理
要約 砂丘未熟土における葉ネギの養液土耕栽培では、播種後約20日目から約30日間NPK濃度を各45mg/lで1日1回、その後収穫時までの濃度を320mg/lとして3~4日に1回の間隔で施肥することにより、慣行栽培の半量以下...
要約 砂丘未熟土における葉ショウガの養液土耕栽培では、定植40日後から約25日間NPK濃度を各120mg/l、その後収穫までの約25日間各160mg/lの点滴施肥を行うことにより、現地慣行(約50kg/10a)より大幅に少ない施肥...
要約 クローラ管理機およびネギ掘取りアタッチを改良した曲がりネギ軟白作業機を開発した。この機械で作業することにより手作業に比べ1/3以下の作業時間で、作業姿勢の改善,および身体への負担が軽減される。 キ...
主穀作大規模経営体へのネギ栽培導入は経営の安定化に有効である
要約 圃場管理作業にハイクリアランス型トラクタを活用するとともに、調製作業間にベルトコンベアを導入し効率的な人員配置による調製を行う、ネギ省力・低コスト生産体系を主穀作大規模経営体に複合経営作物とし...
要約 448穴セルに1粒まきで直置き育苗したセル成型苗を用いる新しいネギ平床二条穴開け移植機の利用により、90%以上の適正植付け率を確保できる。また、慣行平床手植えに比べ、移植作業時間が20%程度と大幅に...
要約 ネギ平床二条穴開け移植機は、手植えに比べ4~5倍の能率が得られ、植付け損失は18%近く生じたが、オペレータは走行操作しながら補植可能で、収量は手植えと同等である。 キーワード ネギ、移植機、穴植え栽...
ネギのセルトレイ育苗における出芽揃いの要因解析と収穫物への影響
要約 ネギのセルトレイ育苗では、出芽が不揃いだと個体間に生じた生育差は収穫時まで影響し、特に同一セル内での不揃いの影響が大きい。播種後6日時点の出芽率には温度、土壌水分、播種深度、種子の大きさが有意...
要約 ペーパーポット苗を用いた根深ネギの全量基肥栽培において、定植直前に肥効調節型窒素肥料(細粒品)の育苗箱施用及び本圃のリン酸増肥により、定植後初期生育が向上する。 キーワード 根深ネギ、全量基肥栽...
要約 乾田土中早期湛水直播栽培を行うことで畑地化が促進され、エダマメは転作2年目まで増収し、ネギは転作2年目で連作畑並の収量が確保される。乗用管理機体系は歩行型体系に比べ作業時間が少なく省力化となり、...
要約 施設栽培のアスパラガスにおいて、ネギアザミウマによる被害許容水準である被害若茎率5%以下にするためには、虫見板による擬葉払い落とし成幼虫数が平均0.8頭になる前に防除する必要がある。 キーワード 施...
春まき夏秋どりネギの窒素吸収パターンに合わせた全量基肥施用技術
要約 窒素吸収パターンに合った被覆尿素肥料の育苗箱施用や本圃の条施用で、9、10月どりネギの全量基肥栽培が可能である。本技術により、慣行栽培に比較して、育苗箱施用で約70%、条施用で50%の窒素成分が...