要約 養豚における飼料用米と酒粕の利用により、肥育豚の低コスト生産が可能となり、特色ある豚肉を生産することで高付加価値化が可能となる。また、トコトリエノールを多く含む飼料用米「オオナリ」の給与で、脂...
4種の必須アミノ酸を強化した飼料による暑熱環境下の肥育後期豚の飼養成績改善
要約 32℃の暑熱環境において給与飼料に必須アミノ酸であるリジン、トレオニン、メチオニンおよびトリプトファンを添加して要求量の150%とすることで飼養成績が改善する。4種のアミノ酸に加えて油脂を添加して飼料...
要約 米1kgあたり0.15Lの水しか必要としない超節水型洗米機を用いる無洗米製造工程から排出される濃厚洗米排水に、ギ酸を0.6%添加すると保存性が改善される。乾物あたりの可消化養分総量(TDN)は97.2%と高く、養豚...
カンショ焼酎粕濃縮液を含む発酵TMRは泌乳牛の飼料として利用できる
要約 カンショ焼酎粕濃縮液を添加して調製した発酵TMRは発酵品質に問題はなく、乳量および牛乳の風味に影響を及ぼさず、泌乳牛用飼料として利用可能である。 キーワード カンショ焼酎粕濃縮液、発酵TMR、泌乳牛、...
トウモロコシ乾燥蒸留かす(DDGS)は採卵鶏飼料に40%配合できる
要約 DDGSを採卵鶏飼料のエネルギー源としてトウモロコシの約1/3量と、タンパク源として大豆かす等の2/3量を代替しても、生産性や鶏卵品質には悪影響はないことから40%を配合することが可能である。 キーワード ...
要約 稲発酵粗飼料(イネWCS)を収穫圃場周囲で冬季に、電気牧柵を利用して牛の採食行動を制限して給与することにより、残飼は10%程度に抑えられ、イネWCSを牛舎へ運搬給与する場合と比べて経費は約50%削減さ...
要約 乳脂肪中の共役リノール酸割合の増加に効果のある脂肪酸カルシウムを乳牛に効率的に給与するには、 大豆粉と組合せたペレット化が有効である。 キーワード 乳牛、ペレット化、脂肪酸カルシウム、共役リノー...
蒸気乾燥トウフ粕の飼料成分値および人工消化法による第一胃内消化特性
要約 蒸気乾燥トウフ粕の飼料成分値はDM97%・TDN94%、CP27%程度であり、密封状態で保存すると3ヵ月経過しても変化しない。また人工消化法によるDM・CPの消失率は大豆粕・加熱大豆と比べて低く、牛にとってルーメ...
要約 食品製造副産物を高泌乳牛にTMRとして給与する場合、粗脂肪、NDF、NFCなどの飼料成分に留意して、飼料設計を組み立てることにより、乳生産を損なわずに低コスト生産が可能である。 キーワード 高泌...
パン屑とトウフ粕を主原料とした低コストで付加価値の高い肉豚用飼料
要約 パン屑とトウフ粕を主原料とし、不足するアミノ酸を添加したリサイクル飼料は、肉豚生産費を8%低減させ、肉豚の枝肉中脂肪酸組成におけるω-6/ω-3比を20.0から11.2(背脂肪内層)に改善する。 キーワード パ...
要約 トウモロコシ・大豆粕主体で非フィチンリン(npP)含量0.15%の採卵鶏用低npP飼料へのフィターゼ(Phy)の適正添加量は200単位/kg程度と示唆された。また、Phyを200単位/kg添加することで、市販飼料給与区並...
要約 乳用種去勢牛において8カ月齢から22カ月齢までの肥育期間中、豆腐粕・生米ぬかを濃厚飼料中に15.3%~23.4%配合、給与しても、肉質は変わらないため、これら食品製造副産物は飼料として有効利用できる。...
要約 トウモロコシと大豆粕を主体とした無機リン無添加の低有効リン飼料に、飼料添加用フィターゼを、1kg当たり1,000単位を添加して肥育豚に給与することにより、成長や骨の成分に悪影響を及ぼすことなく、リン排...
エクストルーダー処理した大豆粕の利用による子豚用前期飼料の低コスト化
要約 エクストルーダ処理した大豆粕と乾燥ホエーを蛋白質原料とした子豚用前期飼料の給与は、脱脂粉乳飼料を給与した場合に比べて、増体に差は無く、飼料コストは21%程度下がる。福岡県農総試・畜産研究所・中小...