摘要 クロコブタケ菌の子のう胞子の懸濁液を種々の方法で接種した結果、辺材穿孔接種法が菌叢占有率および子座占有率とも最も高く、ほだ木は最も大きい被害を受けた。次いで種駒孔、木口穿孔、のみ傷および鋸傷の...
ニマイガワキン菌およびシトネタケ菌の生理・生態的性質の解明(629)
摘要 ニマイガワキン菌の子のう胞子懸濁液をほだ木に種々な方法で接種した結果、子座占有率で表した被害程度は穿孔接種が最も高く、次にのみ傷接種およびシイタケ種駒孔接種であった。木口穿孔接種は低い値を示し...
摘要 食用きのこの施設栽培下で発生するダニ類について、生態、発生経過、病菌伝播機構等を解明する。各年度とも被害のデータ収集と、野外における食菌性ダニ類の採集を行なう。3~4年度にダニの生態を解明し、...
摘要 きのこ類の菌床栽培の環境は害菌にも好条件となるのでその被害の防止が重要である。真菌類の害菌について、分離・同定、病原力、感染経路等を検討し、その生態を解明して、早期発見に役立つ診断方法を開発す...
摘要 ■ヒポクレア・ニグリカンスなどの病原菌を4月、8月に接種して再現試験を行った結果、供試木を8月に伏せ込んだ山浦試験地AのH1区において高い発現率を示した。また、4月に伏せ込んだA・B区で、ムラ...
摘要 材線虫病のシミュレーションモデルを作成するため、マツノマダラカミキリの飼育実験と、現在までに発表されている論文のデータベース化を行なった。飼育は小径丸太を用い、成虫の行動の観察も同時に行なった...
リーフディスク法によるリンゴへのリンゴさび果ウイロイドのアンチセンスRNA遺伝子の導入
摘要 遺伝子工学的手法により,リンゴさび果病抵抗性遺伝子をリンゴ細胞へ導入し,導入遺伝子の形質発現を確認する。4~8年までの5年間でリンゴさび果ウイロイドのアンチセンスRNA遺伝子を形質発現用ベクタ...
摘要 矢部営林署向原国有林の試験地で前年に引続き、気温と風速を測定した。成虫発生期にスギ4品種(アヤスギ、ヤブクグリ、イワオ、ヒノデ)の苗を向原国有林で林冠部に設置し、1か月後に回収して幼虫の成育状...
摘要 幼虫1頭の食害量を調べるために幼虫を越冬期の前後に時期をずらしてスギ試験木に接種した。その結果、1頭当りの食害箇所数は1~6箇所、樹幹部での食害面積は11月接種の場合で3.5平方センチで、この...
摘要 ライトトラップで成虫の発生消長調査を行っているスギ林で、くん煙剤を散布し、ライトトラップで捕獲される成虫が林分内にいる成虫のどれだけの割合を占めるかを調べ、その結果からライトへの誘引効果を推測...
摘要 スギザイノタマバエの成虫及び幼虫の密度は、それぞれ羽化トラップ、粗皮サンプルからの抽出により推定した。その結果、今年度のスギザイノタマバエ幼虫及び成虫発生数には昨年度と比較して差が認められなか...
摘要 スギザイノタマバエ3齢幼虫の体液をウサギに注射して血清を得、抗血清法により天敵類の評価を行なった。重層法により、吉無田試験地のスギ樹幹から得られた捕食性昆虫類の反応を調べたところ、クモ、ゴミム...
摘要 イヌマキにしばしば壊滅的被害を与えるキオビエダシャクについて、初年度は音声による振動を使った駆除についてのデータを収集し、被害林分の食害を調査し、食害量を推定する。次年度は導入可能天敵の検索を...
摘要 四国管内・四万十川流域においてスギ・ヒノキ幼齢林分及びシイタケ生産地の原木に対する鳥獣類の加害が顕著となり,林業従事者や行政担当者から苦情が大きくなっている。そのため,加害者の特定とその習性及...
摘要 被害診断依頼件数は、病害26件、虫害18件、獣害7件で昨年度まで減少傾向のマツ激害型枯損が増加した。ヒノキ暗色枝枯れ病が高知県、ヒノキならたけ病が香川県で発生した。カメムシ類などスギ・ヒノキ球...
摘要 長期間にわたって天敵微生物類を散布した森林総合研究所四国支所構内のマツ林に生息するマツノマダラカミキリ個体群に及ぼす影響を,枯損木から脱出した成虫を用いて調査した。調査枯損木での材内幼虫死亡率...
ヒノキ漏脂性病害の漏脂原因の解明及び被害地の環境解析(579)
摘要 管内国有林、各県林業関係者に被害情報の提供を求めつつ進めた。1)愛媛県松山市久谷の被害林は、樹脂流出が幹部の地上2~3mに認められ、激しいものは腐朽または奇形して明らかに漏脂病と診断される被害...
摘要 1).香川県、当支所構内の試料から分離したセリジュウム菌を使って、15℃、20℃、の定温器で15日間培養しそれぞれの菌の生長を調査した。香川県から分離した菌が当支所構内で分離した菌に比べ良好な成...
摘要 最近各地で、特用広葉樹の栽培が盛んになるにつれて、これに寄生する昆虫による被害が顕在化しつつあるが、これらの生態はほとんどわかっていない。その栽培面積は今後ますます増えていくことが予想される。...
摘要 スギ・ヒノキ材質劣化害虫であるキバチ類やスギノアカネトラカミキリなどの昆虫は,外観から被害の状況が見分けにくいため,生息・分布・被害実態がはっきりしない。このため,防除対策などが立てにくいのが...